【PS5対応】ストーリーが最高に面白いおすすめゲーム

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※小説やコミックの発売巻数や既刊などの情報は記事が書かれた当時のものとなります。

映画を観終わったあとのような余韻。小説を閉じたときの放心。そんな感覚を、コントローラーを握ったまま味わったことはあるだろうか。

PS5の世代になって、グラフィックだけでなく「物語を体験する」という意味でのゲームの力は飛躍的に進化した。自分の選択で物語が分岐する緊張感、操作するからこそ伝わるキャラクターの痛み、何十時間もかけて歩いた世界だからこそ胸に迫るエンディング――これは他のメディアでは決して得られない体験だ。

今回は、PS5対応タイトルの中から「シナリオが素晴らしい」と自信を持っておすすめできる作品を厳選して紹介する。アクション、RPG、アドベンチャーとジャンルはさまざまだが、共通しているのは「この物語に出会えてよかった」と思えること。まだ見ぬ物語への扉を、ここから開いてほしい。

目次

The Last of Us Part I

開発:Naughty Dog / 発売:ソニー・インタラクティブエンタテインメント / ジャンル:アクション・アドベンチャー

The Last of Us Part I

世界が終わったあとに残ったのは、ひとりの少女を守るという約束だった

謎の寄生菌によって文明が崩壊したアメリカ。密輸業者のジョエルは、ある組織の依頼で14歳の少女エリーを目的地まで送り届けることになる。過酷な旅路の中で、心を閉ざしていた男と無邪気さを失わない少女の間に、不器用な絆が芽生えていく。

PS5でフルリメイクされた本作は、もはやゲームという枠を超えた人間ドラマだ。ジョエルとエリーの会話ひとつひとつに血が通っており、操作しているからこそ、彼らの選択の重さが自分自身の胸にのしかかってくる。物語のラスト、コントローラーを置いたあとの沈黙は、きっと長い間忘れられないものになる。

ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク

開発:Santa Monica Studio / 発売:ソニー・インタラクティブエンタテインメント / ジャンル:アクションRPG

ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク

神殺しの戦士が最後に守りたかったのは、息子の未来だった

北欧神話の終末「ラグナロク」が迫る中、クレイトスと成長した息子アトレウスはそれぞれの運命と向き合うことになる。父は息子を守ろうとし、息子は自分自身の道を見つけようとする。神々との壮絶な戦いの裏にあるのは、どこまでも人間的な親子の葛藤だ。

前作から引き継がれる父と子の物語が、本作で見事な結実を迎える。圧倒的なスケールの戦闘やビジュアルに目を奪われがちだが、このゲームの本当の核は「子供の成長を見守る親の物語」だ。クレイトスの不器用な愛情表現に、思わず自分自身の親としての姿を重ねてしまう人も多いだろう。

ファイナルファンタジーXVI

開発・発売:スクウェア・エニックス / ジャンル:アクションRPG

Final Fantasy XVI

召喚獣に呪われた世界で、それでも人として生きることを選んだ男の物語

クリスタルの恩恵が薄れゆく世界ヴァリスゼア。召喚獣の力を宿す「ドミナント」として生まれた主人公クライヴは、幼き日の悲劇をきっかけに復讐の旅に身を投じる。だがその道程で彼が見つけるのは、憎しみの先にある「人が人として生きられる世界」への希望だった。

FFシリーズの中でも屈指のダークファンタジーであり、大河ドラマのような重厚な政治劇と個人の感情が見事に交差する。召喚獣同士のバトルは映像体験として圧巻だが、物語の真の魅力はクライヴの変化にある。復讐者から解放者へ、彼の覚悟が変わっていく過程に胸が熱くなる。

ファイナルファンタジーVII リバース

開発・発売:スクウェア・エニックス / ジャンル:アクションRPG

「知っているはずの物語」が、まったく新しい衝撃に変わる瞬間がある

ミッドガルを脱出したクラウドたちは、セフィロスを追って広大な世界へと旅立つ。原作を知るプレイヤーにとっても「この先どうなるのか」が本当にわからない――リメイクプロジェクトだからこそ実現した、記憶と期待を揺さぶる物語体験が待っている。

原作への深い愛情とリスペクトを土台にしながら、大胆な再構成によって「知っている物語なのに先が読めない」という稀有な体験を生み出している。仲間たちとの旅路は楽しく、温かく、そして時に残酷だ。キャラクター同士の関係性の描き方が非常に丁寧で、数十時間の冒険が終わる頃には、彼らが本当の仲間のように感じられるはずだ。

Ghost of Tsushima Director’s Cut

開発:Sucker Punch Productions / 発売:ソニー・インタラクティブエンタテインメント / ジャンル:オープンワールド・アクション

ゴースト・オブ・ツシマ ディレクターズカット

武士の誉れを捨ててでも、民を守る道を選んだ男がいた

文永の役、蒙古軍が対馬に襲来。武士として正々堂々と戦うも壊滅的な敗北を喫した境井仁は、民を救うために武士の道に反する「冥人」の戦い方を選ぶことになる。誉れと現実の間で揺れる仁の葛藤が、物語の軸となっていく。

海外スタジオが作った「日本の物語」でありながら、日本人の心に深く響く作品だ。美しい対馬の風景の中で繰り広げられる戦いは、時代劇の醍醐味そのもの。だが最も胸を打つのは、仁が「正しさ」と「必要なこと」の間で苦悩する姿だろう。黒澤モードでプレイすれば、まるで一本の時代劇映画の中に入り込んだような没入感を味わえる。

十三機兵防衛圏

開発:ヴァニラウェア / 発売:アトラス / ジャンル:アドベンチャー+リアルタイムストラテジー

十三機兵防衛圏

13人の少年少女が見た「世界の真実」は、すべての常識を覆す

1980年代の日本を舞台に、13人の少年少女がそれぞれの視点で巨大ロボット「機兵」に乗り込み、怪獣と戦う運命に巻き込まれていく。時間、記憶、世界そのものが複雑に絡み合うSFミステリーが、プレイヤーの前にゆっくりと姿を現す。

「シナリオが面白いゲーム」の話題で真っ先に名前が挙がるべき傑作だ。13人の物語が少しずつ繋がり、やがて驚愕の真相へと収束していく構成は圧巻の一言。伏線回収の快感は全メディアの物語作品の中でもトップクラスと言っていい。PS4タイトルだがPS5でもプレイ可能。見た目の派手さはないが、物語の衝撃度では本記事随一かもしれない。

Detroit: Become Human

開発:Quantic Dream / 発売:ソニー・インタラクティブエンタテインメント / ジャンル:アドベンチャー

Detroit: Become Human

あなたの選択が、アンドロイドたちの「命」を左右する

2038年のデトロイト。人間そっくりのアンドロイドが社会に浸透した世界で、3体のアンドロイドが自我に目覚めていく。家庭内暴力から少女を救おうとするカーラ、犯罪捜査を担うコナー、アンドロイドの権利を求めるマーカス。3つの物語は、プレイヤーの選択によって劇的に変化する。

「選択で物語が変わるゲーム」の最高峰と言っても過言ではない。些細な判断がキャラクターの生死を分け、世界の結末を変える。一周目のプレイ後にフローチャートを見て、自分が選ばなかった無数の可能性に驚くはずだ。PS4タイトルだがPS5で快適にプレイでき、物語の分岐量を考えれば何周しても新しい発見がある。

ニーア オートマタ ジ エンド オブ ヨルハ エディション

開発:プラチナゲームズ / 発売:スクウェア・エニックス / ジャンル:アクションRPG

ニーア オートマタ ジ エンド オブ ヨルハ エディション

「命」とは何かを問い続けた果てに、あなたは最後にある選択を迫られる

エイリアンに侵略され、人類が月へ逃れた遠い未来。人類に代わって戦うアンドロイド兵士2Bと9Sは、機械生命体との終わりなき戦いに身を投じる。だが戦いの中で彼らが知る「真実」は、存在の意味そのものを揺るがすものだった。

ヨコオタロウ監督の真骨頂。1周目のエンディングは序章に過ぎず、2周目、3周目と進むごとに物語の意味がまったく変わっていく。ゲームというメディアだからこそ可能な仕掛けが随所に施されており、最後の最後に訪れる「あの選択」は、多くのプレイヤーの涙を誘った。未体験の人は、とにかくEエンディングまで到達してほしい。

サイバーパンク2077

開発・発売:CD Projekt RED / ジャンル:オープンワールドRPG

Cyberpunk 2077

余命わずかの体で駆け抜けるナイトシティは、残酷で、美しい

巨大企業が支配する近未来都市ナイトシティ。傭兵のVは、ある仕事をきっかけに脳内に伝説のロッカーボーイ、ジョニー・シルヴァーハンドの人格を宿してしまう。自分の体が徐々に侵食されていく中、Vは生き延びる道を必死に探し続ける。

発売時の問題はアップデートで大幅に改善され、現在のPS5版は本来あるべき姿で楽しめる。サイバーパンクの世界観に息づくサイドクエストの一つひとつが短編映画のように完成度が高く、名もなきNPCの物語にさえ胸を打たれる。DLC「仮初めの自由」も含めて、寄り道すればするほど物語が豊かになっていく作品だ。

プレイグ テイル -レクイエム-

開発:Asobo Studio / 発売:Focus Entertainment / ジャンル:アクション・アドベンチャー

弟を守るために少女が手を汚す――その覚悟が、物語を加速させる

中世フランス。弟ユーゴの体に宿る謎の力と、大量のネズミが引き起こす疫病。姉アミシアは弟を救う方法を求めて旅を続けるが、その道のりは想像を絶する過酷さに満ちている。

前作から続く姉弟の絆の物語が、より深く、より残酷に描かれる。アミシアの成長――というより「変容」と呼ぶべきだろう――は、プレイヤーの心に重くのしかかる。美しくも恐ろしい中世ヨーロッパの風景の中で繰り広げられるドラマは、大作タイトルに比べて知名度こそ低いものの、物語の感動と衝撃では全く引けを取らない。知る人ぞ知る名作だ。

バルダーズ・ゲート3

開発・発売:Larian Studios / ジャンル:RPG

Baldur's Gate 3

すべての選択が物語を変える、「自由」という名の冒険

脳に寄生虫を植え付けられた主人公は、同じ運命を背負った仲間たちとともに治療法を探す旅に出る。ダンジョンズ&ドラゴンズの世界を舞台に、プレイヤーの選択と発想によって物語が無限に分岐していく。

2023年のGame of the Year総なめの評価は伊達ではない。とにかく「自由」の幅が凄まじい。敵と戦うか、説得するか、騙すか、逃げるか。あらゆる選択に物語が用意されており、仲間との関係もプレイヤーの言動で刻々と変化する。RPGの物語体験として現時点での到達点と言っても過言ではなく、100時間を超えるプレイ時間がまったく苦にならない密度がある。

龍が如く8

開発・発売:セガ / ジャンル:RPG

龍が如く8

ドン底から何度でも立ち上がる男の物語は、笑って泣ける人間賛歌だ

前作に続き春日一番を主人公に、桐生一馬とのダブル主人公で描かれる物語。ハワイを舞台に、それぞれが過去と未来に向き合いながら巨大な陰謀に巻き込まれていく。

龍が如くシリーズの真骨頂は「おじさんたちの熱い人間ドラマ」にある。春日一番の底抜けの明るさと、桐生一馬の静かな覚悟。ふたりの対照的な生き様が交差するとき、この物語は他のどのゲームにも真似できない感動を生み出す。ミニゲームやサブストーリーで大笑いした直後に、メインストーリーで涙する。この感情のジェットコースターこそ、龍が如くの唯一無二の魅力だ。


ここまで12本の作品を紹介してきたが、どの作品にも共通しているのは「自分の手で物語を進めるからこそ、感情が揺さぶられる」ということだ。

映画なら2時間、小説なら数日で終わる物語を、ゲームでは何十時間もかけて体験する。キャラクターと同じ時間を過ごし、同じ景色を見て、時に同じ苦しみを味わう。だからこそエンディングを迎えたとき、他のメディアでは味わえない特別な余韻が胸に残る。

まだ見ぬ物語が、PS5の電源を入れたその先で待っている。あなたの次の冒険が、素晴らしいものになることを願っている。

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