マンガで読むビジネス書のおすすめ|「積ん読」のあの名著、マンガなら今日から読める

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※小説やコミックの発売巻数や既刊などの情報は記事が書かれた当時のものとなります。

「あのビジネス書、いつか読もうと思ってたんだけどな……」

本棚の隅で静かにホコリをかぶっている名著、ありませんか? 分厚くて、文字がぎっしりで、「よし、今度の休みに!」と思いながらもう何年も経っている──そんな一冊が、きっとあるはずです。

でも安心してください。その名著、マンガになっています。

「マンガだと内容が薄いんじゃ?」と思う方もいるかもしれません。ところがどっこい、最近のマンガ版ビジネス書は侮れません。ストーリー仕立てで感情移入しやすく、図解やシーンの力で「あ、そういうことか!」と腹落ちする瞬間が何度もやってきます。むしろマンガだからこそ伝わるものがある。

今回は、原著の良さをしっかり活かしながら「マンガとしても面白い」作品を厳選してお届けします。ビジネス書の入門としても、読み直しとしても、きっと新しい発見がありますよ。

目次

まんがでわかる 7つの習慣

原著:スティーブン・R・コヴィー / 監修:フランクリン・コヴィー・ジャパン / 出版:宝島社

まんがでわかる 7つの習慣

「人生を変える習慣」は、バーテンダーの物語から始まった

亡き父のバーを継いだ主人公・歩が、様々なお客さんとの出会いを通じて「7つの習慣」を一つずつ学んでいく物語です。

原著は世界で4,000万部以上売れた超ベストセラーですが、正直なところ分厚くて挫折した方も多いはず。このマンガ版は、バーという日常的な舞台に落とし込むことで「主体的であること」「終わりを思い描くこと」といった抽象的な概念がスッと入ってきます。1巻完結ではなくシリーズ化されているので、気になる習慣から手に取れるのもうれしいところです。

マンガでやさしくわかる アドラー心理学

著:岩井俊憲 / 作画:星井博文、深森あき / 出版:日本能率協会マネジメントセンター

マンガでやさしくわかる アドラー心理学

「嫌われる勇気」の前に、まずはここから

老舗洋菓子チェーンに勤める主人公が、職場の人間関係に悩みながらアドラー心理学と出会い、自分自身を変えていくストーリーです。

『嫌われる勇気』でアドラーブームが来ましたが、「課題の分離」「目的論」「共同体感覚」といった概念は文章だけだと掴みにくいもの。このマンガ版は、上司との軋轢や後輩指導といったリアルな職場シーンを通じて「ああ、こういうことか」と体感させてくれます。ビジネスだけでなく、日常の人間関係にもそのまま使える知恵が詰まっています。

まんがでわかる 伝え方が9割

著:佐々木圭一 / 作画:星井博文、大舞キリコ / 出版:ダイヤモンド社

まんがでわかる 伝え方が9割

同じ内容でも、伝え方ひとつで結果は変わる

編集者の主人公が、仕事で結果を出せず悩む中、「伝え方」の技術に出会い、プレゼンや交渉、日常会話まで劇的に変えていきます。

原著は130万部超のベストセラー。「ノー」を「イエス」に変える技術、「強いコトバ」をつくる技術など、すぐに使えるメソッドが満載です。マンガ版の良いところは、ビフォー・アフターが絵で見えること。「こう言ったらダメ」「こう変えたらOK」が一目瞭然で、読んだその日から試したくなります。

コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法

原作:永井孝尚 / 作画:阿部花次郎 / 出版:KADOKAWA

コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法

マーケティングって、こんなに面白かったのか

会計ソフト会社の商品企画部に異動した主人公・宮前久美が、値下げ競争に巻き込まれる中で「バリューセリング(価値で売る)」という考え方に目覚めていきます。

タイトルのインパクトが秀逸ですが、中身もしっかりしています。「顧客が本当に求めているもの」「市場志向と製品志向の違い」「ブルーオーシャン戦略」など、MBAレベルのマーケティング理論がストーリーに自然に織り込まれています。マーケティングに縁がないと思っている方にこそ読んでほしい一冊です。

マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング

著:赤羽雄二 / 作画:大舞キリコ、星井博文 / 出版:宝島社

マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング

「考える」を、考え直す

桃子は会議で自分の意見をうまく伝えられず落ち込む日々。そんな彼女がロジカルシンキングの技術と出会い、仕事も人間関係も変えていきます。

「A4メモ書き」で有名な赤羽雄二氏の思考法をマンガ化した作品。ロジカルシンキングと聞くと堅苦しいイメージがありますが、このマンガでは「なぜ自分の話が伝わらないのか?」という身近な悩みからスタートするので、取っつきやすさが段違いです。フレームワークの使い方も具体例つきで、すぐに実践に移せます。

マンガ 最高の戦略教科書 孫子

著:守屋淳 / 作画:バラエティ・アートワークス / 出版:日本経済新聞出版

マンガ 最高の戦略教科書 孫子

2,500年前の兵法書が、今日の会議で使える理由

孫子の兵法を、現代のビジネスシーンに置き換えて展開するストーリー。新規事業の立ち上げ、競合との戦い、社内政治……古典がこんなにもリアルに響きます。

「戦わずして勝つ」「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」──聞いたことはあるけれど、実際のビジネスでどう活かすのか。この作品はそこを具体的に見せてくれます。孫子の原文解説もついているので、古典への入り口としても優秀。経営者やリーダーだけでなく、すべての働く人に刺さる普遍的な知恵です。

まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」

原著:D・カーネギー / 作画:nev / 出版:宝島社

まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」

人間関係の「古典中の古典」を、今こそマンガで

老舗のメーカーを舞台に、主人公がカーネギーの教えを実践しながら、周囲との関係を変えていく物語です。

1936年の初版以来、全世界で1,500万部以上読まれ続けている超ロングセラー。「人の名前を覚える」「相手の立場で考える」「誠実な関心を寄せる」──書いてあることは当たり前のようでいて、実行できている人はほとんどいない。マンガ版では、主人公が失敗しながら少しずつ変わっていく姿に自分を重ねられるのが良いところ。何歳になっても読み返す価値がある一冊です。

マンガでわかる トヨタの片づけ

著:(株)OJTソリューションズ / 作画:つだゆみ / 出版:KADOKAWA

マンガでわかる トヨタの片づけ

片づけは「スキル」である。トヨタがそう教えてくれた

片づけが苦手な主人公が、トヨタ式の「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」を通じて、仕事の生産性を劇的に向上させていきます。

「片づけ」というテーマを甘く見てはいけません。トヨタの現場では「ムダを見つけて排除する」ことが徹底されており、その根幹にあるのが整理整頓です。デスクの上からメールの管理、仕事の段取りまで──「片づけ」を通して仕事の本質が見えてくる一冊。読後にまず机を片づけたくなること請け合いです。

まんがでわかる LIFE SHIFT──100年時代の人生戦略

原著:リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット / 作画:星井博文 / 出版:東洋経済新報社

まんがでわかる LIFE SHIFT

「教育→仕事→引退」の3ステージは、もう終わった

人生100年時代。従来の「学校を出て、働いて、引退する」という3ステージの人生モデルはもう通用しない──。世代の異なる3人の登場人物を通じて、新しい人生設計の考え方を描きます。

原著はビジネス書大賞を受賞した話題作。「有形資産」だけでなく「無形資産(スキル、人脈、健康)」の大切さ、マルチステージの生き方など、これからのキャリアを考える上で避けて通れないテーマを扱っています。特に40代以降の方にとっては、後半の人生設計を見直すきっかけになるかもしれません。

マンガでわかる! 稲盛和夫の経営哲学 アメーバ経営

著:稲盛和夫 / 作画:きたがわ翔 / 出版:宝島社

マンガでわかる! 稲盛和夫の経営哲学 アメーバ経営

「全員経営」という革命を、マンガで体感する

京セラ・KDDIを創業し、JALを再建した稲盛和夫氏。その独自の経営手法「アメーバ経営」を、一人の若手社員の視点から描きます。

「組織を小さな単位に分けて、全員が経営者意識を持つ」──言葉にするとシンプルですが、その実践がいかに深いかを物語が教えてくれます。作画がきたがわ翔氏(『B.B.フィッシュ』等で知られる)という点も注目。ビジネスマンガとしては画力が際立っており、読み応えがあります。

まんがでわかる ランチェスター戦略

著:名和田竜、福永雅文 / 作画:深夜ジュン / 出版:PHP研究所

まんがでわかる ランチェスター戦略

小さな会社が大企業に勝つための「弱者の兵法」

老舗の和菓子店を継いだ主人公が、大手チェーンの進出に対抗するため、ランチェスター戦略を学び、小さいからこそできる戦い方を見つけていきます。

ランチェスター戦略は「弱者の戦略」と「強者の戦略」を明確に分ける点がユニークで、中小企業の経営者やフリーランスにとっては特に心強い理論です。「一点集中」「局地戦」「接近戦」といった考え方は、個人のキャリア戦略にも応用できます。マイナーな印象があるかもしれませんが、知る人ぞ知る実践派の名著です。

マンガでわかる エッセンシャル思考

原著:グレッグ・マキューン / 作画:星井博文、サノマリナ / 出版:かんき出版

マンガでわかる エッセンシャル思考

「より少なく、しかしより良く」──忙しいあなたに一番必要な本

何でも引き受けてしまう主人公が、「本当に大事なことだけを選ぶ」というエッセンシャル思考に出会い、仕事も人生も整理していきます。

「全部やろうとして、全部中途半端になる」──働く人なら誰でも経験があるはず。この作品は「何をやるか」ではなく「何をやらないか」を決めることの大切さを教えてくれます。マンガ版は主人公の「断れない性格」がリアルに描かれていて、共感しながら読めるのが強み。タスクに追われている方ほど、胸に刺さるはずです。

まんがでわかる ピーター・ドラッカーのマネジメント

原著:ピーター・ドラッカー / 監修:藤屋伸二 / 出版:宝島社

まんがでわかる ピーター・ドラッカーのマネジメント

「もしドラ」とは違うアプローチで読むドラッカー

カフェの雇われ店長を務める主人公が、ドラッカーの「マネジメント」を通じて、チームづくり、顧客の定義、イノベーションの本質に向き合います。

ドラッカーのマンガ版といえば『もしドラ』が有名ですが、こちらはよりストレートにドラッカーの理論と向き合う構成です。「われわれの事業は何か」「顧客は誰か」「成果とは何か」──マネジメントの基本問いをカフェ経営に落とし込むことで、管理職でなくても自分ごととして読めます。ドラッカー入門としても、再入門としてもおすすめです。

マンガで読むビジネス書の魅力は、「わかったつもり」を「本当にわかった」に変えてくれるところにあります。

文字だけでは伝わりにくい概念が、キャラクターの表情や場面の流れで一気に腹落ちする。通勤電車の中で、寝る前のベッドの中で、カフェの片隅で──気軽に手に取れるのもマンガならではの良さです。

原著を読んだことがある方は「復習」として、まだ読んだことがない方は「最強の入門書」として。どちらの方にも、きっと新しい気づきがあるはず。

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