40~50代の男性におすすめ漫画12選

40~50代の男性におすすめしたい漫画を集めました。
企業漫画の代表作「課長 島耕作」や人間の暗い部分が見える「闇金ウシジマくん」、夢や希望にむかって努力する中年のおじさん「宇宙兄弟」。ちょっと懐かしい「ROOKIES」などは大人になって読み返すとまた違った視点で見られて面白いです。
40~50代の男性に楽しんでもらえそうな漫画12作品をご紹介します。
「宇宙兄弟」小山宙哉

2025年。兄は、もう一度だけ自分を信じた。筑波経由火星行きの物語がはじまる! 本格兄弟宇宙漫画発進! 幼少時代、星空を眺めながら約束を交わした兄・六太と弟・日々人。2025年、弟は約束どおり宇宙飛行士となり、月面の第1次長期滞在クルーの一員となっていた。一方、会社をクビになり、無職の兄・六太。弟からの1通のメールで、兄は再び宇宙を目指しはじめる!
宇宙に憧れた兄弟の物語
宇宙好きな兄弟は、宇宙飛行士になることを夢見ていた。しかし、一途に夢に向かって努力していた弟と違って、兄は現実を見ていつしか宇宙飛行士になることを諦めていた。そして現在、弟は夢を叶えついに月面にたった。兄はそのことに触発され、もう一度宇宙飛行士になる夢を追い始めるという物語です。
この作品のおすすめする点は魅力あるキャラクターの心打つ台詞です。名言集が本として出版されています。本にまとめられるほどの名言を、是非漫画で読んでみてください!(20代男性)
「宇宙兄弟」の関連テーマ
「闇金ウシジマくん」真鍋昌平

丑嶋のもとを毎朝9時に訪れる「奴隷くん」と呼ばれる人々。それはパチンコ依存症の主婦たちのことで、丑嶋は彼女らに3万円の現金と引き換えに5万円の借用書にサインさせる。あらかじめ金利・手数料2万円を引いた上、1日3割もの暴利を課しているにも拘わらず、今日も彼の会社には哀れな訪問者が引きも切らない。
人間の汚さがよく出ている物語
4~50代になりますと、ジャンプなどの少年マンガはあまり面白く感じず少しヒネリがあるマンガが面白く感じます。ですので、闇金ウシジマくんは普通では見られないような底辺の世界を見せながら、人間の一番汚い部分をメインに押し出してストーリーを展開していくので大人が読んでいても飽きさせず楽しめるマンガですね。
ストーリーは丑嶋馨(うしじまかおる)の金融業を軸に物語が進んでいきますが、いろんな話があり、どの話も興味深く読めるので始めから最終巻まで全てにおいてオススメです。(50代男性)
「村上海賊の娘」作画:吉田史朗 原作:和田竜

敵は、最強の戦国武将・織田信長!! 単身挑む海賊の美姫の運命は…!?
長の娘・景の破天荒ぶりと海賊衆との死闘
主人公は海賊の長の娘なのですが、腕っぷしも強く度胸も満点なので、各所での海賊衆などとのかけひきや戦いのシーンもたっぷりとあり、骨太なストーリー展開で男性には特に読みごたえがあると思いました。また、毛利元就の一族や信長・村上水軍や泉州の沼間家など、歴史上の人物も沢山出てくるのも歴史書を読んでいる様で面白かったです。しかし何といっても最後の、村上海賊らに伝わる「鬼手」が動き出してからの大阪湾での壮大な一騎打ちが大迫力で展開されるのが良かったです。(50代男性)
「課長 島耕作」弘兼憲史

島耕作、34歳。肩書き、課長。出世にあくせくする気もないが、新しい椅子の座り心地はなかなか悪くない。島の所属する宣伝部の情報が、ライバル会社に漏れていた。調査を進めるうち、派閥絡みの社内政略にも発展し、島は渦中の発端にいる自分を知る。そして、事件の一因でもある、島にかかわる魅力と才覚を秘めた女性たち。油断してつきあおうものなら、手痛いしっぺい返しが待ち受ける。島課長もご用心!
悩み多い管理職にはもってこいの企業漫画
40代といえば中間管理職の方が多いと思います。そのような方々にはこの課長島耕作はおすすめです。
中間管理職としての悩みや、家庭での夫としての振る舞いや家庭の事情、また社内外の女性との関係などの振る舞う姿、行動を参考にすることができます。
少し現実とは離れているかもしれませんが、課長島耕作のような生き方に憧れを感じます。(40代男性)
「最強伝説 黒沢」福本伸行

2002年12月、土木作業監督・黒沢(くろさわ)は、自分の人生があまりにも満ち足りていないことに焦りを覚え、「人望が欲しい・・・!」という自らの欲求に気付く。44歳の誕生日を迎え、それを機に生き方を変えようと奮闘する。「カイジ」「アカギ」「銀と金」とは、また違う福本ワールドがここにある。
おっさんの熱い日常を
平凡な、、、むしろ残念過ぎるおっさんの日々の葛藤を描いた漫画になります。そんな中だんだんと職場から仲間が増えていき、人望をえていく姿を描いている。はじめはギャグ漫画なのかなって感じで見ていたが段々と話が進むにつれて、黒沢に対してなんとも言えない応援したくなるような感情が湧いてきます。不思議な感覚になります。(30代男性)
「ROOKIES」森田まさのり

二子玉川学園高校にやってきた新任教師・川藤幸一! その熱血漢ぶりは、担任クラスでも好感を持って受け入れられる。やがて不良の巣窟となっていた野球部再建に着手するが、猛反発する部員から、川藤が前の学校で“暴力教師”として学校を辞めた事を暴露されてしまった…!!
指導者が部員を信じ切る信念の大事さを感じる作品。
高校教師が、目標を見失いつつある野球部員を心の底からやる気にさせる魂のこもった言葉を使いながら、あらゆる面で部員たちを勇気づける姿に感動します。
40代以降の男性は社会的立場が高くなり程度の差こそあれ人を使う立場に立つ事になります。
組織の責任者になり、組織を一つの目標に向かい皆の気持ちを一つにする必要性がある場面に遭遇した時、この漫画の教師が、部員たちに投げかける多くの心のこもった言葉や態度は、とても参考になると考えます。お勧めできる作品と感じます。(50代男性)
「ROOKIES」の関連テーマ
「ギャングキング」柳内大樹

子どものころ、「勝針」という凄腕の彫り師に、命を助けてもらったジミーこと大西勝也。その出来事をきっかけに、和彫りに魅せられた彼は、自らの手で自分の身体に和彫りを入れ、将来は「勝針」の元で修業し、世界一の彫り師になることを目指すようになる。薔薇十字学園高校・工業科1年のジミーの周りには、彼を慕う仲間が多く集い、漢同士の闘いを繰り広げながら、熱い毎日を送っていく!
一生物の仲間と出会えた10代
幼い頃に彫り物が入った男に助けられたことから将来彫り師になりたい主人公とその仲間が描く物語です。
10代の自分と周りとの葛藤が過去の自分と重ねられて面白いと思います。
他のヤンキー漫画と比較すると登場人物達のファッションはスタイリッシュで今見てもかっこよく感じます。90年代のファッションが好きな方は特にファッションの背景も分かり易い為キャラクター一人一人に熱中できると思います。
同作者の他の作品とのリンクもあることから様々な年代の方に楽しんでもらえます。(30代男性)
「東京卍リベンジャーズ」和久井健

ダメフリーター花垣武道は、ある日ニュースを見ていると、最凶最悪の悪党連合”東京卍會”に、中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人が殺されたことを知る。壁の薄いボロアパートに住み、レンタルショップでバイトしながら6歳年下の店長にこき使われる日々。人生のピークは確実に彼女がいた中学時代だけだった……。そんなどん底人生まっただ中のある日、突如12年前へタイムリープ!!恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始する!!
暴走族のトップに立ち、悪い暴走族を倒して世界を変える物語
僕より少し上の世代の方々にとって、ヤンキーは黄金期だったと思います。最近はヤンキーや暴走族は減っている印象がありますが、40~50代の方々が学生時代のときには沢山いました。東京卍リベンジャーズは、ヤンキー漫画の要素があるため、最近の漫画ではありますがどこか懐かしさを感じる作品であると思います。またヤンキー要素以外に、物語の結末が予想しづらくワクワクする要素が沢山あるため、ハマる方も多い作品だと考えています。(30代男性)
「第九の波濤」草場道輝

東京育ちの海老原湊(えびはらみなと)は、父の十七回忌で訪れた長崎で、釣り好き少女に一目惚れし、彼女を追って長崎大学・水産学部に入学する。
しかし、なんと、彼女が進学したのは水産学部は水産学部でも、「東京の」大学の水産学部。愛しの彼女はいないけど、毎朝の厳しい訓練は待っている…!
一体、何を希望にキャンパスライフを送れというのか!?
前途洋々とはいいがたい…海を学び場にする水産学部一年生の、夢と希望の大学生活は、荒波の中、いま出航!!!!
長崎で行われる新構想の漁業
科学技術を使った将来に向けての漁業を紹介する話です。
物語の序盤はクジラを養殖にして食料自給率を挙げる話ですが、物語が進むと新しい発電システムの発明として潮の流れを利用した潮流発電と洋上風力発電の紹介に加えて長崎を舞台にしているので長崎湾に生息するある魚をブランド化にして売り出すコンセプト、水産業を振興する海洋技術クラスター構想など日本の海を舞台にした新構想の漁業のあり方が見えてくると思います(40代男性)
「凡人すたいる。」まめ

インスタグラム、ブログなどで人気を集め、cakesやママスタセレクトなどのWEB連載でも常に抜群の支持を得る、まめ。
3人の子供を育てるシングルマザーにして、コミックエッセイ界の最終兵器(?)でもある彼女が描くのは、ちょっとシュールで、圧倒的にユーモラスな日常生活の数々。
仕事場の同僚、町中のおばさん、家族……日々のあれこれが、こんなにもジワジワくる…!
ストレスから解放してくれる漫画
仕事で集中しなければならないことや、通勤での混雑等のストレスから解放されたいときにおすすめの本です。緩いタッチの絵と日常を題材にしたシュールなネタで笑わせてくれます。
短編集なので長いストーリー漫画みたいに次の話を読まないと気になって寝る時間を削ってしまうことがありません。改めて読むと著者の洞察力の高さに感心します。(40代男性)
「キン肉マン」ゆでたまご

<あらすじ>
正義超人VS悪魔超人…長きにわたる闘いは終わり、正義・悪魔。完璧の各超人代表による、不可侵条約が締結された。争いのない平和な時代が訪れたと思われた矢先、"真の完璧超人"と名乗る集団が来襲し…!?
超人たちの壮大な戦い
87年に終了したキン肉マンですが、2011年からストーリーが再開しており、かつての超人たちが新たな敵と戦っています。敵キャラクターも関係性などが非常によく練られていて、旧シリーズに手がかりをうまく見つけていることも含めて非常に魅力的です。
80年代にキン肉マンを読んだ人には確実に刺さる内容となっていますが、画力やストーリーも大幅に進化しています。(40代男性)
「俺はまだ本気出してないだけ」青野春秋

<あらすじ>
「俺はマンガ家になる」と、40歳で会社を辞め、夢を追いかける生活に入った男・大黒シズオ。父親からは顔を見るたびに説教され、幼なじみからは本気で心配され、17歳の娘に温かく見守られながら、マンガ執筆とバイトとサッカーゲームの日々。そんなある日、バイト先のハンバーガー屋にちょっとした問題児が入って…
おじさんになってから本気で将来に向き合う物語
それまでしがないサラリーマンをしていたおじさんが、会社を急にやめて漫画家になると言い出すことで始まるサクセスコメディになっています。残った家族の事も考えずに退職する父の無謀な挑戦を、あくまでも明るくギャグ要素で見せているのが面白いです。
学校を出てなんとなくそのまま会社に入っただけで退屈な将来になっている、そう思う人には、今一度夢に向き合う必要性についての気付きになる作品だといえます。(30代男性)