【2026年版】動物を操作するゲームおすすめ10選|動物目線のゲーム体験が最高すぎる

動物が主人公のゲーム
  • URLをコピーしました!
※小説やコミックの発売巻数や既刊などの情報は記事が書かれた当時のものとなります。

ゲームの主人公といえば人間が当たり前――そんな常識を軽やかに飛び越えて、猫や狼、キツネやフクロモモンガが冒険の主役を務める作品が、ここ数年で驚くほど増えた。しかもそのどれもが、単なる「動物を操作するだけのゲーム」ではない。動物の目線で世界を見ることで初めて感じられる驚き、切なさ、おかしさがある。人間のキャラクターでは決して描けなかった物語がそこにある。

この記事では、PS5・Switch(Switch2含む)・Steamのいずれかで遊べる「動物らしい動物が主人公のゲーム」を10作品紹介する。サイバーパンクの街を駆ける猫から、滅びゆく世界を生きる母狐まで。まだ出会っていない「四つ足の物語」を、ぜひ見つけてほしい。

目次

Stray

開発:BlueTwelve Studio / 発売:Annapurna Interactive / 2022年 対応:PS5/PS4/Nintendo Switch/Steam ジャンル:アクションアドベンチャー

Stray

ネオンの街を、四本の脚で駆け抜ける

家族とはぐれた一匹の猫が、ロボットだけが暮らすサイバーシティに迷い込む。相棒となる小型ドローン「B-12」とともに、この閉ざされた世界からの脱出を目指す物語である。

このゲームの何がすごいかといえば、猫の動きへの執念だ。開発したBlueTwelve Studioは「スタッフより猫の数が多いスタジオ」として知られ、爪とぎ、段ボール箱への飛び込み、棚の上のものを落とす行為まで、猫の所作が徹底的に再現されている。PS5のDualSenseコントローラーでは猫の喉のゴロゴロが振動として伝わってくるという芸の細かさ。

しかしStrayは「猫がかわいいだけのゲーム」ではない。ロボットたちの社会、地下世界に封じ込められた都市の秘密、そしてB-12の正体。猫の目を通して見る世界には、人間への静かな問いかけが込められている。The Game Awards 2022で最優秀インディーゲームと最優秀デビューインディーゲームの2冠を達成した、猫ゲームの金字塔である。

Little Kitty, Big City(リトルキティ・ビッグシティ)

開発:Double Dagger Studio / 発売:Double Dagger Studio(海外)、セガ(日本パッケージ版)
2024年(Switch・Steam・Xbox ダウンロード版)/ 2025年(PS5・PS4版)
対応:PS5/PS4/Nintendo Switch/Steam
ジャンル:アクションアドベンチャー

※日本語パッケージ版(Switch)は2026年6月18日発売予定(セガ/Fangamer)。ダウンロード版は各プラットフォームで発売中。

Little Kitty, Big City

マンションから落ちた黒猫の、気ままな帰り道

高層マンションの窓辺でお昼寝していたら、うっかり地上に落ちてしまった。ここはどこ? お家はどっち? ――プレイヤーは一匹の黒猫となり、日本の住宅街をモチーフにした街を自由に歩き回りながら、自分の部屋への帰り道を探す。

前述のStrayが哲学的なSF冒険譚だとすれば、本作は「猫の日常」そのものだ。日当たりのいい場所を見つけてお昼寝する。魚屋から魚をくすねる。車の上に乗ってくつろぐ。通行人の足元をすり抜ける。「やることリスト」はあるが、急ぐ理由はどこにもない。猫なのだから。

街にはカラス、アヒル、タヌキなどさまざまな動物が暮らしていて、彼らとの交流がサブクエストとして用意されている。集めた「光るもの」で帽子をアンロックし、猫に被せることもできる。元Valveのベテラン開発者が手がけた本作は、Steamで「圧倒的に好評」(96%が好評)を獲得。2025年にはPS5/PS4版もリリースされ、無料大型アップデートで猫の見た目カスタマイズ機能も追加された。短めのプレイ時間ながら、猫好きならずとも心がほどける一本である。

大神 絶景版

開発:クローバースタジオ(オリジナル)/ ヘックスドライブ(HDリマスター) 発売:カプコン / オリジナル2006年・絶景版2017年 対応:PS4(PS5互換対応)/Nintendo Switch/Steam ジャンル:アクションアドベンチャー

大神 絶景版

筆で描く、神の狼の物語

日本神話をベースに、白狼の姿をした太陽神アマテラスが妖怪に蝕まれた世界を救う旅に出る。全編が水墨画・浮世絵タッチで描かれ、アマテラスが走り抜けるだけで花が咲き、枯れた大地に緑が蘇る。

プレイヤーは「筆しらべ」という独自のシステムを使い、画面上に筆で記号を描くことで風を起こし、太陽を呼び、爆弾を出現させる。アクションとパズルが融合したこの仕組みが、まさに「神の力で世界を塗り替える」感覚を生む。

アマテラスは言葉を話さない。だが、尻尾を振る仕草、走り方の力強さ、人々と触れ合うときの温かさが、どんなセリフよりも雄弁にこの神の心を伝えてくる。発売から20年近く経った今もなお「もっと多くの人に遊んでほしい」と語り継がれる名作。絶景版ではHDリマスターにより水墨画の美しさがさらに際立つ。

Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜

開発:House House / 発売:Panic Inc. / 2019年 対応:PS4(PS5互換対応)/Nintendo Switch/Steam ジャンル:ステルスパズル

Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜

今日も平和な村に、とんでもないガチョウが来た

のどかなイギリスの村。庭師が丹精込めて育てた畑、少年が大事にしているおもちゃ、おじさんの帽子。それらをひとつ残らず台無しにするのが、あなた――つまり一羽のガチョウの仕事である。

ゲームの目的は「ToDoリスト」に書かれたいたずらを達成すること。庭師のラジオを池に投げ込む、少年の帽子をかぶって追いかけさせる、パブの客のビールを遠くへ運ぶ。すべてが「ガァッ!」と鳴く専用ボタンとともに繰り広げられる。

絵本のようなアートワーク、ドビュッシーのピアノ曲を使ったリアクティブなBGM、そしてガチョウという生き物が持つ「憎めない厚かましさ」。この組み合わせが生む笑いは世界共通だった。D.I.C.E.アワードとゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワードでゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞。2人プレイモードも追加され、友達とガチョウ2羽でさらなるカオスを楽しめる。

Endling: Extinction is Forever

開発:Herobeat Studios / 発売:HandyGames / 2022年 対応:PS5/PS4/Nintendo Switch/Steam ジャンル:サバイバルアドベンチャー

Endling: Extinction is Forever

地球最後の母狐が、子どもたちを守り抜く

人間の開発と環境破壊によって荒廃した世界。プレイヤーは「地球最後の母狐」として、幼い子狐たちを連れて夜の荒野を生き延びていく。

ゲームの構造はシンプルだ。夜になると巣を出て食料を探し、危険を避け、子狐たちを無事に連れ帰る。だが日を追うごとに環境は悪化し、森は切り倒され、工場が建ち、捕食者の脅威は増していく。子狐たちにはそれぞれ個性があり、恐怖心や好奇心が行動に表れる。そして序盤で一匹が人間にさらわれる――この子を取り戻すことが、物語のもうひとつの軸になる。

2023年のBAFTAアワードを受賞した本作は、「環境問題」というテーマを説教臭くなく、しかし鋭く突きつけてくる。プレイ時間は4時間ほどと短いが、母狐の視点で味わう緊張と愛情は、長くプレイヤーの記憶に残るだろう。

ANIMAL WELL

開発:Billy Basso(Shared Memory) / 発売:Bigmode / 2024年 対応:PS5/Nintendo Switch/Steam ジャンル:メトロイドヴァニア・パズルプラットフォーマー

ANIMAL WELL

動物たちの迷宮に潜む、底なしの謎

※本作の主人公は透明なスライム状の生き物だが、迷宮の主役は動物たちである。

暗闇に包まれた巨大な地下迷宮。その中を支配しているのは、ダチョウ、フラミンゴ、犬、猫、クラゲ――不気味で、美しく、時に凶暴な動物たちだ。プレイヤーは非力なスライム状の存在として、武器ではなく「道具の工夫」で彼らの領域を切り抜けていく。

開発者Billy Bassoがたった一人で7年かけて作り上げたこの作品は、「見えている以上のものが常にある」ゲームだ。一度クリアしても秘密の層がさらにその下に広がっている。Steamでは「圧倒的に好評」(95%以上が好評)、Metacriticで90点を獲得し、Eurogamerは満点を与えた。

ゲームエンジンすら自作し、PC版はわずか34MBという驚異的な軽さ。その小さな器の中に詰め込まれた謎の密度は、プレイヤーたちがコミュニティで協力して何年も解き続けるほどの深さを持っている。

Lost Ember

(ロスト・エンバー)

開発:Mooneye Studios / 発売:Mooneye Studios / 2019年 対応:PS4(PS5互換対応)/Nintendo Switch/Steam ジャンル:探索アドベンチャー

Lost Ember

あらゆる動物の目で、滅びた文明を見つめる

プレイヤーはまず一匹のオオカミとして、緑に覆われた遺跡の世界に目を覚ます。傍らには、前世を人間として生きた謎の魂が寄り添う。ふたりは古代文明が滅びた真実を求めて、広大なフィールドを旅していく。

本作最大の特徴は「魂替え」の能力だ。オオカミだけでなく、ハチドリになって空を舞い、魚になって川を泳ぎ、ウォンバットになって地中を掘り進むことができる。ひとつの風景が、動物を変えるたびにまったく違う表情を見せる。

戦闘やゲームオーバーは一切ない。ただ走り、飛び、泳ぎ、世界を味わう。日本語フルボイスに対応しており、語りかけてくる魂の声に耳を傾けながら旅を進める体験は、まるで自然ドキュメンタリーの中に入り込んだかのよう。プレイ時間は4〜5時間ほどと短めだが、息を呑むほど美しい風景の連続が、その時間を特別なものにしてくれる。

Spirit of the North 2

開発:Infuse Studio / 発売:Silver Lining Interactive / 2025年
対応:PS5/Steam/Xbox Series X|S
ジャンル:オープンワールドアクションアドベンチャー

Spirit of the North 2

もふもふのキツネと相棒のカラスが、神秘の北欧世界を駆ける

2019年に発売された前作『Spirit of the North』は、アイスランドの大地に着想を得た幻想的な世界をキツネが旅する作品として高い評価を受けた。その続編となる本作は、Unreal Engine 5の採用でグラフィックが劇的に進化し、チャプター式だった構成がオープンワールドへと生まれ変わっている。

プレイヤーはアカギツネとなり、新たな相棒である知恵深いカラスとともに、北欧の伝承に満ちた広大な島々を旅する。苔むす峡谷、氷河、溶岩台地――多彩なバイオームを駆け抜けながら、闇のシャーマン「グリムニール」に囚われた伝説の守護者たちを解放し、故郷への帰還を目指す物語だ。

前作と同じく言葉による説明は最小限。世界の秘密は風景や遺跡から読み取っていく。だがゲームとしての手応えは大きく向上した。カラスとの協力アクション、守護者を「浄化」するパズル要素のボス戦、ルーンによる能力カスタマイズなど、遊びの幅が格段に広がっている。そしてUE5で描かれるキツネの毛並みは、前作以上にもふもふだ。前作の粗さが丁寧に改善された、正統進化の続編である。

アウェイ:サバイバルシリーズ

開発:Breaking Walls / 発売:ハピネット(日本版) / 2021年(海外)/ 2023年(日本版) 対応:PS5/PS4/Steam ジャンル:サバイバルアクションアドベンチャー

アウェイ:サバイバルシリーズ

フクロモモンガとして生きる、ドキュメンタリーの中の冒険

人類が姿を消した未来の地球。プレイヤーは一匹のフクロモモンガとなり、さらわれた家族を救うために広大な自然の中を旅する。

本作がユニークなのは、自然ドキュメンタリー番組を模した演出だ。太い声のナレーションがモモンガの行動を実況し、BBCの「Planet Earth II」に携わった作曲家によるオーケストラBGMが冒険を彩る。食料のキノコや昆虫を狩り、タカやヘビなどの天敵からは滑空で逃げ、夜の森を駆け抜ける。小動物の視点から見る世界のスケール感が、ほかのゲームにはない独特の緊張感を生む。

「探索モード」ではチョウ、ネズミ、カエル、カニ、カマキリなど20種以上の生き物に憑依して自由に島を歩き回れる。カタツムリの移動速度に絶望し、チョウで風に乗る爽快感を味わい、すべての生き物が「自分の世界」を持っていることを体感できる。

Back to the Dawn 〜ブレイク・ザ・アニマル・プリズン〜

開発:Metal Head Games / 発売:クラウディッドレパードエンタテインメント(コンソール版) 2023年(Steam早期アクセス)/ 2025年(Steam正式版)/ 2026年3月5日(Switch・Switch2版発売) 対応:PS5(2026年予定)/Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/Steam ジャンル:サスペンス脱獄RPG

Back to the Dawn 〜ブレイク・ザ・アニマル・プリズン〜

動物たちの刑務所から、知恵と人脈で脱出せよ

キツネのトーマスとパンサーのボブ。無実の罪で投獄されたふたりの動物が、腐敗した刑務所からの脱出を目指すサスペンスRPGだ。

※キャラクターは動物の姿で描かれるが、服を着て会話をする擬人化寄りのデザインである。ただし、そのビジュアルは動物の特徴を色濃く残しており、「動物たちの社会」として独自の世界を構築している。

刑務所内での生活は自由度が高い。囚人たちと関係を築き、派閥を利用し、看守の目を盗んで脱出計画を練る。選択によってストーリーが分岐し、誰を信じ誰を裏切るかがすべてを左右する。Steam版はMetacriticで84点を獲得し、レビューの93%が好評という高い支持を受けている。

PS5・Switch・Switch2版では日本語ボイスが新たに収録され、キツネのトーマスは仲村宗悟、パンサーのボブは間宮康弘が担当する。動物たちが繰り広げる権謀術数の世界は、見た目のかわいさとは裏腹にずっしり重い。

※Switch・Switch2版は2026年3月5日に発売済み。PS5版は2026年内リリース予定。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次