Switch 2で遊べるSFアドベンチャー11選【2026年版】

Switch 2で遊べるSFアドベンチャー
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※小説やコミックの発売巻数や既刊などの情報は記事が書かれた当時のものとなります。

未知の惑星、無機質な施設、意地の悪いAI、言葉のない世界。SFアドベンチャーの醍醐味は、現実から少しだけ離れた場所へ連れ去られ、その世界のルールを自分の手で読み解いていく感覚にある。相棒と連携して進む作品もあれば、たった一人で広大な宇宙を旅する作品もある。

Nintendo Switch 2では、従来のSwitch向けの名作に加え、『サイバーパンク2077』のような重量級タイトルまで携帯モードで持ち運べるようになった。今回は、Switch 2で楽しめるSFアドベンチャーを、話題の新作からやや名の知れていない良作まで11本集めてみた。近未来、宇宙、ディストピア、そして人と機械の関係。それぞれ趣の異なる世界へ、順に案内していく。

目次

プラグマタ

カプコン開発・発売、2026年、Nintendo Switch 2ほか、SFアクションアドベンチャー

プラグマタ

月面に取り残された男と、少女の姿をしたアンドロイド

管理AI「イドゥス」に支配された近未来の月面施設。システム監査員のヒュー・ウィリアムズは、アンドロイドの少女ディアナとともに、災害の起きた月から地球への帰還を目指す。宇宙服の男と、ルナフィラメント製の躯体を持つ少女。友人のようであり親子のようでもある奇妙な二人の冒険が、静かに動き出す。

本作の核にあるのは、ディアナの「ハッキング」とヒューの「射撃」を融合させた戦闘システムだ。ディアナが敵の回路を一筆書きでつなげて装甲を解除し、その隙にヒューが弱点を撃ち抜く。パズル的な思考とアクションを同時に走らせる、いわば左右の脳をフル回転させる感覚が独特の手応えを生む。無重力に近い月面施設を漂うように探索する浮遊感、そして二人の会話が少しずつ積み重なっていくドラマ。カプコンの完全新規IPとして生まれた、新感覚の一作である。

ASTRAL CHAIN

プラチナゲームズ開発/任天堂発売、2019年、Nintendo Switch(Switch 2で動作)、デュアルアクション

ASTRAL CHAIN

鎖でつながれた相棒と、二人で一つの体になる

隕石の落下によって異界とつながってしまった近未来。人類は巨大な人工島「アーク」に逃れ、ゲートから現れる異形の生物「キメラ」の脅威にさらされている。プレイヤーは特殊部隊「ネウロン」の捜査官となり、使役生命体「レギオン」を鎖でつなぎながら、二者一体となって捜査と戦闘に挑んでいく。

本作の面白さは、自分自身とレギオンという二つの存在を同時に操るところにある。鎖を活かして敵を絡めとったり、相棒を先行させて仕掛けを解いたりと、連携の妙がそのまま遊びの核になっている。SFの重厚なビジュアル、事件現場を調べる捜査パートの手触り、そして人とパートナーの間に少しずつ育っていく信頼。歯ごたえのあるアクションの奥に、静かなドラマが流れている。『ニーア オートマタ』のゲームデザイナー田浦貴久がディレクションを務め、神谷英樹が監修に加わった一作である。

Lanaの惑星 II(プラネット・オブ・ラーナ II)

Wishfully Studios開発/Thunderful発売、2026年、Nintendo Switch 2ほか、シネマティック・パズルアドベンチャー

Lanaの惑星 II

言葉のない星で、小さな相棒とだけ心を通わせる

機械が現れたあとの世界。少女ラナと、彼女に寄り添う小さな相棒ムイが、故郷に残るぬくもりを守るために旅立つ。凍てつく山、深い海、忘れられた遺跡。手描きの美しい世界を、二人は手を取り合って越えていく。セリフはなく、物語は風景と音楽、そしてプレイヤー自身の操作によって静かに紡がれる。

物語の核にあるのは、人と小さな存在の絆だ。ムイに指示を出して仕掛けを解き、ラナが道を切り開く。この協力の呼吸がそのままパズルになっている。宮崎駿作品への敬愛を公言するアートスタイルは、幻想的でありながらどこか懐かしい。シリーズ初体験でも問題なく楽しめる作りになっており、100万人以上がプレイした前作『Planet of Lana』から入るのもよい。

メトロイドプライム4 ビヨンド

任天堂発売、2025年、Nintendo Switch 2 Edition(Switch版もあり)、一人称アクションアドベンチャー

メトロイドプライム4 ビヨンド

見知らぬ惑星から、たった一人で還る道を探す

バウンティハンターのサムス・アランは、任務中に起きた予期せぬ事故で、未知の惑星ビューロスへ転送されてしまう。プレイヤーはサムスの視点で、遺跡に刻まれた古代文字をスキャンし、新たな力を得ながら、元の場所へと帰還する道を探っていく。

誰もいない惑星を一人で歩く静けさ、少しずつ能力を広げて行動範囲を伸ばしていく手応え、そして一人称視点ならではの没入感。探索と戦闘がテンポよく噛み合い、未知の世界に少しずつ分け入っていく感覚がたまらない。シリーズ本編としては『メトロイドプライム3 コラプション』以来、約18年ぶりとなる完全新作でありながら、過去作を知らなくても入りやすい設計になっている。Switch 2 Editionではマウス操作にも対応し、照準を合わせる感覚がいっそう気持ちよくなった。

十三機兵防衛圏

ヴァニラウェア開発/アトラス発売、Nintendo Switch版2022年(PlayStation 4版2019年)、ドラマチックアドベンチャー

十三機兵防衛圏

13人の少年少女の記憶が、一つの真実へ収束する

1985年、隕石のように飛来した「怪獣」。13人の少年少女が「機兵」と呼ばれる巨大ロボットに乗り、時を超えて破滅の運命に立ち向かう。物語は一人の男子高校生の視点から始まり、やがてプレイできる主人公が増えていく。誰の物語から解きほぐしていくかはプレイヤー次第で、全員の断片を繋ぎ合わせたとき、世界の真相が姿を現す。

緻密なSF設定と群像劇を極限まで練り上げた一作だ。時間軸が交錯し、伏線が張り巡らされ、「記憶を消してもう一度遊びたい」と言わせる構成美がある。ヴァニラウェアの水彩画のようなビジュアルも唯一無二で、2Dでありながら奥行きのある空気を描き出す。ロボットもの、SF、そして先の読めない物語。そのすべてが一つの器に収まっている。

COCOON

Geometric Interactive開発/Annapurna Interactive発売、2023年、Nintendo Switch(Switch 2で動作)、パズルアドベンチャー

COCOON

世界を背負って、世界の中へ飛び込む

言葉による説明は一切ない。プレイヤーは小さな生き物となり、球体(オーブ)に閉じ込められた世界を背負い、その中へ飛び込みながらパズルを解いていく。異星の機械装置と、古代文明が遺した痕跡をたどるうち、宇宙の謎が少しずつ輪郭を現していく。

「頭の使い方そのものを組み替えさせる」タイプの一作である。世界の中にさらに世界がある入れ子構造という、たった一つのアイデアを徹底的に磨き上げたゲームデザインは、The Game Awards 2023でベストデビューインディーゲーム賞に選ばれた。バイオメカニカルな世界観と、言葉を使わない静かな語り口も見どころだ。『LIMBO』『INSIDE』のリードゲームプレイデザイナーを務めたジェッペ・カールセンによる、濃密な数時間が待っている。

Portal:コンパニオンコレクション

Valve発売/NVIDIA Lightspeed Studios移植、2022年、Nintendo Switch(Switch 2で動作)、一人称パズル

Portal:コンパニオンコレクション

意地の悪いAIと、頭脳だけで殴り合う

謎に満ちたアパチャー・サイエンス社の研究施設。プレイヤーは空間に二つの穴を開ける実験装置を手に、施設を管理する人工知能「GLaDOS」の試験をくぐり抜けていく。名作として名高い『Portal』と、その続編『Portal 2』を収録したコレクションである。

本作の主役は、「空間そのものを書き換える」発想の転換だ。一度その思考回路に慣れると、天井も床も入口に見えてくる。壁の向こうへ、はるか下の足場へと、ポータルを使って自在に移動する快感は唯一無二だ。そして人を食ったAI・GLaDOSの毒のある語りが、無機質な施設に忘れがたい人格を吹き込む。パズルの切れ味とブラックユーモア、その両方が高い次元で噛み合っている。

サイバーパンク2077 アルティメットエディション

CD PROJEKT RED開発・発売、Switch 2版2025年、オープンワールド・アクションアドベンチャーRPG

サイバーパンク2077 アルティメットエディション

身体を売り、記憶を書き換える街で、自分の物語を選ぶ

身体改造が当たり前になった近未来都市ナイトシティ。プレイヤーは傭兵「V」となり、生存と成り上がりを賭けた戦いに身を投じる。拡張パック「仮初めの自由」を同梱した完全版で、寄り道まで含めれば100時間を超える密度のSF世界が広がっている。

ネオンと雨に濡れた巨大都市、選択によって分岐していく物語、頭の中に住み着いたロックスターとの奇妙な関係。どこへ行き、どう生きるかはすべてプレイヤー次第で、「テクノロジーが人間性をどう変えるのか」という問いが物語の底に流れている。発売当時は高いスペックが必要なことでも知られた重量級のタイトルだが、それが携帯モードで動くこと自体が一つの驚きだ。Joy-Con 2のマウス操作やジャイロ照準にも対応している。

No Man’s Sky(Nintendo Switch 2 Edition)

Hello Games開発・発売、Switch 2 Edition 2025年、宇宙探索アドベンチャー

No Man's Sky

誰も名前をつけていない星に、最初の足跡を残す

ほぼ無限に自動生成される宇宙。プレイヤーは一機の宇宙船で銀河へ漕ぎ出し、未知の惑星に降り立ち、資源を集め、生き延び、宇宙の中心を目指す。何を見つけ、どこへ向かうかは、すべてプレイヤーの自由に委ねられている。

「宇宙の広さそのもの」を体験させてくれる一作だ。降り立つ星ごとに異なる地形や生態系が広がり、まだ誰も足を踏み入れていない星に出会えることも多い。発売から長年にわたってアップデートを重ね、今では想像を超える密度になった。孤独に星々を巡る静けさと、時折出会う驚き。据え置きでも携帯モードでも同じ旅を続けられるほか、クロスセーブを使えば対応する別のプラットフォームにも進行を引き継げる。

INSIDE

Playdead開発・発売、Nintendo Switch版2018年(Switch 2で動作)、パズルアドベンチャー

INSIDE

説明は何もない。ただ、逃げる少年の背中だけがある

一人の少年が、薄暗いディストピアの世界に迷い込む。セリフもテキストも一切なく、警備や機械から身を隠しながら、環境に仕掛けられたパズルを解いて奥へ奥へと進んでいく。少年が最後に辿り着く先には、何が待っているのか。

何が起きているのか明示されないからこそ、プレイヤーは自分の目と直感だけで世界を読み解くことになる。管理された無機質さと、じわじわ迫る不穏さ。それを言葉をまったく使わずに描ききる手腕は圧巻だ。数時間で終わる短い体験ながら、深い余韻を残す。『LIMBO』で知られるPlaydeadが手がけた、静謐で容赦のない世界である。

Citizen Sleeper 2: Starward Vector

Jump Over the Age開発/Fellow Traveller発売、Switch 2 Edition 2026年(Switch版2025年)、ナラティブRPG

Citizen Sleeper 2: Starward Vector

賞金首のアンドロイドとなって、寄る辺ない宇宙をさすらう

人間の意識を人工の身体に移された存在「スリーパー」。製造元の企業から逃れたものの、今度は犯罪組織とそのリーダー、レインの支配下に置かれてしまう。自らを縛るコードを書き換えて再び逃亡を図るが、体は故障し、首には賞金がかけられ、過去の記憶も失っている。舞台は惑星間資本主義の残骸が漂う小惑星帯〈スターワードベルト〉。プレイヤーはスリーパーとなり、宇宙船を手に入れ、寄る辺ない乗組員を集めながら、拠点から拠点へと渡り歩き、自由に生きられる未来を探していく。

物語の核にあるのは、テーブルトークRPGを思わせるダイスシステムだ。毎サイクル、振ったダイスの出目を仕事や交渉に割り振り、時に危険な賭けに出る。無理を重ねてストレスを抱えるほど、ダイスが損傷したり、体のシステムに不具合(グリッチ)が蓄積したりする危険が高まっていく。この、何ひとつ順調にいかない手触りそのものが物語になっている。企業資本主義の底辺で生きる者たちの、白黒つかないモラルの選択、乗組員とのひりついた関係。カウボーイビバップやファイアフライのような、はみ出し者たちが宇宙船に集う物語の空気が漂う。アクションはなくテキストを読み進める比重が大きいため人を選ぶが、SFの物語をじっくり味わいたい人に向いている。2022年に高く評価された前作を遊んでいなくても、本作単体で楽しめる。

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