ロマンス満載!オススメ海外の恋愛小説13選

2022年3月29日

オススメの海外恋愛小説

海外の著者によるオススメのラブロマンス小説。甘く切ない少女の恋物語から、熱い大人の恋愛、そしてファンタジーやBL作品など多彩な作品をご用意いたしました。
愛は普遍的なテーマでありながら、その表現は文化や地域によって無限のバリエーションを持っています。愛の表現には、時として切なさや苦悩、喜びや希望が込められており、それらが織り成す豊かな物語は、読む者の心に深い響きを与えます。
異国の地で紡がれる愛の物語に心を寄せてみませんか? 恋愛小説の新たな扉を開く鍵となり、あなたの読書ライフに豊かな色彩を加えることを願っています。

ガールズ・イン・ラブ

作者:ジャクリーン ウィルソン

ガールズ・イン・ラブ

<あらすじ>
エリー、マグダ、ナディーンの3人は中学のクラスメート。そしていま一番の関心は、誰に最初にカレシができるのか。ライバル心に燃えながらも、友人を思いやる気持を忘れない3人組を描く、イギリスで人気の青春ストーリー。

恋愛もコンプレックスも、友情パワーで乗り切ってこ!

多感な思春期に読むにはぴったりの作品。
主人公はちょっとぽっちゃり体型の14歳の女の子エリー。恋愛に興味も縁もなかったのに、嫌々行った家族旅行先で出会った男の子ダンに熱烈にアピールされてしまう。だんだんとダンに惹かれていくエリーは、自分の外見のこと、自分の家族のことについて思い悩むようになっていく……

恋愛は相手のことだけでなく、自分の事を振り返るキッカケになるという点でとてもリアル。同時に、エリーと仲良しグループのナディーンとマグダにも恋愛面で急展開。今まで奥手だったナディーンに積極的な彼氏ができたことに嫉妬したマグダがむりやり彼氏を作って、二人は冷ややかな空気を漂わせるように。つまり、エリーは自分の恋だけでなく、親友たちの恋、そして友情の両立に立ち向かっていくことに。
思春期って、恋って、人生って、本当にやる事や悩むことが多い!それでもやらなくちゃ、大切な友達と自分のために、という勇気をくれる一冊。

林檎の樹

作者:ゴールズワージー

林檎の樹

<あらすじ>
徒歩旅行の途中、果樹園のある農場に宿を求めたロンドンの学生アシャースト。彼はそこに暮らす可憐な少女、ミーガンに心を奪われる。月の夜、白い花を咲かせる林檎の樹の下でお互いの愛を確かめ合った二人は、結婚の約束をする。だが旅立ちの準備で町へ出たアシ ャーストを待っていた運命は─。自然の美と神秘、恋の陶酔と歓び、そして青春の残酷さが流麗な文章で綴られる永遠のラブストーリー。

青春の叶わぬ恋の香り高い物語

19世紀イギリス小説で、著者はイギリスのノーベル文学賞作家。
ロンドンに住む上流階級の青年が旅行先の田舎で出会った純朴な娘と恋に落ちる。両者は互いに惹かれあうが、二人の間には上流階級と田舎の娘という根強い階級社会の壁が立ちはだかる。若さゆえに高まる心と、ずっと一緒にいたいという強い思いを交わしながらも、最終的に階級社会格差を超えることができずに青年は娘の元から逃げ去ってしまう。

それから月日が流れ、初老になった青年は銀婚式の旅行でかつて自分が田舎娘と恋に落ちた場所に立ち寄った。かつての思い出が鮮明に浮かび、甘く切ない気持ちに溺れそうになる初老になった青年。その旅先で、思いも寄らなかった恋の結末を知ることになる。階級を隔てた恋の切なくも甘い物語に魅了され、階級社会の弊害により自分の恋を選択し切れずに晩年になって知る結果に、なんとも言えない切なさの余韻を残す青春と愛の小説です。

きみに読む物語

作者:ニコラス・スパークス

きみに読む物語

<あらすじ>
わたしは、ありふれた男だ。でも、わたしには全身全霊をかたむけて愛する女性がいる。いつでも、それだけで十分だった。10代の夏にアリーと恋に落ちたときから、彼女と離れて暮らしていた辛い日々も、その後の長く幸福な結婚生活の間も、いつでも彼女だけを愛しつづけてきた。その気持ちは、彼女が病気になって記憶を失ってしまった今でも変わることはない。だから、二人の愛をアリーが思いだすまで、毎日わたしは、その軌跡を綴ったノートを彼女に読みきかせる…永遠に一人の女性を愛する男性の姿を、詩的な筆致で綴った究極の純愛小説。

熟年夫婦が読み聞かせる恋愛物語

記憶喪失の老婦人のもとへ訪問する男性の読み聞かせる物語の内容が恋愛小説です。
まるで男性は、老婦人の主人であったかのような過去の思い出話をしているかのように思いますが、お話の中では別の恋愛小説となっているところが、ハマってしまう部分で、最後の結果まで早く読みきってしまいたくなる気持ちになります。老婦人は、いつも同じお話ばかり聞いているようですが、記憶喪失なのにそれに対する返事があるようで、そちらも興味深いです。

グレート・ギャッツビー

作者:フィッツジェラルド

グレート・ギャッツビー

<あらすじ>
絢爛豪華な邸宅に贅沢な車を持ち、夜ごと盛大なパーティを開く男、ギャッツビーがここまで富を築き上げてきたのは、すべて、かつての恋人を取り戻すためだった。だが、異常なまでのその一途な愛は、やがて悲劇を招く。過去は取り返せる―そう信じて夢に砕けた男の物語

滅びゆくものの美しさと巨万の富

巨万の富を築き、豪邸で毎夜豪華なパーティを催すギャッツビーが主人公である。舞台は、第一次世界大戦後のニューヨーク。行き違いになった恋人との情熱的な悲恋を描き、絢爛たる栄華を極めたギャッツビーの悲劇的な生涯を描いた不朽の名作。滅びゆくものの美しさと栄華を極めた富にため息つく豪華を描いた小説。幾度となく映画化されている。

マディソン郡の橋

作者:ロバート・ジェームス・ウォラー

マディソン郡の橋

<あらすじ>
屋根付きの橋を撮るため、アイオワ州の片田舎を訪れた写真家ロバート・キンケイドは、農家の主婦フランチェスカと出会う。漂泊の男と定住する女との4日間だけの恋。時間にしばられ、逆に時間を超えて成就した奇蹟的な愛―じわじわと感動の輪を広げ、シンプルで純粋、涙なくしては読めないと絶賛された不朽のベストセラー。

《あらすじ》を見る

大ヒットラブロマンス!

クリントイーストウッド主演・監督の同名の映画でも有名な作品。
アイオワ州の片田舎での不倫の恋の物語である。橋の写真を撮りに来た写真家ロバート・キンケイドと近くの農家の主婦フランチェスカ・ジョンソンとの運命的な出会い。たった4日間。短い4日の間の深すぎる恋の様相を描いている。涙なくして読み進められない感動ラブロマンスである。発売当時、空前のベストセラーとして話題になった。

高慢と偏見

作者:ジェイン・オースティン

高慢と偏見

<あらすじ>
経済的理由で好きでもない人と結婚していいものだろうか。いつの時代も幸福な結婚を考える女性の悩みは変わらない。エリザベスとダーシーの誤解からはじまるラブロマンスは、いつ読んでも瑞々しく、オースティンの細やかな心理描写は、ときおり毒もはらむがユーモラスで、読後は幸せな気持ちにさせてくれる。

時代を感じる恋愛事情

イギリスを舞台に描かれた本作。時代や考え方の違いが顕著になっているため、現代の恋愛事情とは大きく異なっているところが見所となっています。
独身なんてもってのほか、結婚することが女性として課せられたノルマとも言え、必然的に結婚に漕ぎつけるために躍起になる姿が描かれます。紆余曲折とトラブルが尽きない、それ故に目が離せなくなること間違いありません。

はつ恋

作者:ツルゲーネフ

はつ恋

《あらすじ》
16歳のウラジミールは、別荘で零落した公爵家の年上の令嬢ジナイーダと出会い、初めての恋に気も狂わんばかりの日々を過ごす。だが、ある夜、彼女のもとへ忍んで行く男を目撃、正体を知って驚愕する……

恋をしながら成長していく。

少女を大人へと変える甘美的かつ哀愁漂う恋模様。恋情がもたらすものは、1口に表現できるような簡単なものではありません。様々な感情が生まれ、甘くとろけるような瞬間もあれば切なさから身を捩りたくなる瞬間もあり、それらが混在するからこそ、恋情の扱いは極めて難しいのです。誰もが経験した覚えがある想い故に、自己投影するかの如く少女と重ね合わせて読めます。

ザリガニの鳴くところ

作者:ディーリア・オーエンズ

ザリガニの鳴くところ

<あらすじ>
ノースカロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアはたったひとりで生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女を置いて去ってゆく。

《あらすじ》を見る

一人の女性の自立の物語

1950年頃のノースカロライナ州の湿地で暮らす「湿地の少女」カイアの物語。
貧困な家庭に生まれ、母親が家を出、兄弟も父親も彼女を置いて家を出てしまう。6歳で一人でたくましく湿地の生き物と暮らすカイアは、読み書きを教えてくれた少年テイトに恋をする。だが、彼は彼女を置いて大学へ進学してしまい、カイアは殺人事件に巻き込まれて行く。

春にして君を離れ

作者:アガサ・クリスティー

春にして君を離れ

<あらすじ>
優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバクダードからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる……女の愛の迷いを冷たく見すえ、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。

それは本当に真実なのか、自分を見つめ直す物語

アガサ・クリスティー作品ですが、血は流れません。当初は、メアリ・ウエストマコットという別名義で正体を隠して出版されました。
良き妻・母として頑張ってきたと自負するジョーン。遠い国に嫁いだ娘を訪ねた帰路、長雨のため砂漠で立ち往生を余儀なくされます。
退屈な日々の中色々考えを巡らせるうち、夫や子供との関係に疑問が生じ、自分を見つめ直します。
既婚者との恋愛、犯罪者の夫を持つ妻、気持ちがないのに婚姻関係を続ける夫、ジョーンやその夫の独白を通じて他の人生も垣間見ることができます。
彼女は良き妻・母だったのか、愛や幸せとは何なのか、この小説は他人事で済ませられるのか、考えさせられることの多い作品です。

恋が始まるウィークエンド

作者:ジュリー・ジェームズ

恋が始まるウィークエンド

<あらすじ>
大富豪の娘ジョーダンは、FBIの依頼で、高級レストランで行われるパーティーに捜査官ニックを連れていくことになる。
パーティーの主催者エックハルトの犯罪の証拠をつかみ、その見返りに、ハッキング罪で逮捕された弟を釈放してもらえる約束だったのだ。
だがエックハルトが強引にジョーダンを口説きはじめ、彼女を守るため、ニックは恋人のふりをするはめになる。
会ったときからジョーダンをわがまま娘と決めつけていたニックだが、送り届けた自宅前でキスまですることになり……

恋人のふりから始まった2人のラブコメディ

主人公のジョーダンは有名大企業の一族の娘で、自身もワイン店を成功させている経営者。気の強い美人のジョーダンは、ネット犯罪で刑務所に入った弟の仮釈放を条件に別の事件を追うFBIの捜査に協力することになります。
事件の証拠を探るために、その担当捜査官であるニックと恋人のふりをすることになったジョーダン。最初は性格の合わない同士で反発しあうも、恋人のふりをする中で、次第に2人は惹かれあっていく。

あしながおじさん

作者:ジーン・ウェブスター

あしながおじさん

<あらすじ>
孤児院で育ったジュディの人生に、とびきりのチャンスと幸せが舞い込んできた。名を名乗らない裕福な紳士が、奨学金を出して彼女を大学に通わせてくれるという。ただし条件がひとつ。毎月、手紙を書いて送ること。ジュディは謎の紳士を「あしながおじさん」と呼び、持ち前のユーモアがあふれた手紙を書き続けるのだが――。最高に素敵なハッピーエンドが待ち受ける、エバーグリーンな名作。

孤児の支援を後押しする物語

孤児院で暮らすジルーシャが、「あしながおじさん」と出会い、手紙を書くことで奨学金を受けて、大学生活を謳歌するストーリーです。日本でいうところの「キャンディキャンディ」でしょうか。
2人は目に見えない絆で結ばれて行きます。返事は来ないけれど、ジルーシャ改めジュディとなった彼女に、イベントごとにプレゼントが届いたりします。とてもロマンティックですね。(40代女性)

トワイライト

作者:ステファニー・メイヤー

トワイライト

<あらすじ>
「きみは自分のことがぜんぜん見えていない。きみはこれまで会った誰とも違うんだ」ハチミツ色の瞳、シルクのような声、彫刻のような横顔…雨と霧の街フォークスで出会った美少年エドワードは、他とは違う空気をまとっていた。なぜかベラだけをにらみつけ、避けようとするエドワード。そこには、彼にしかわからない秘密が隠されていた。土地に伝わる“冷人族”の伝説、狼を守り神とするインディアンの掟…。禁断の恋におちたベラとエドワードの切なく甘い運命が動きはじめる。

一途なヴァンパイアとの恋

ヴァンパイアの話はよくありますが、バァンパイアと人間が恋をする話の中で映画化されている一つです。
ヴァンパイアとの恋には色々な障害があり、その障害を乗り越えていく話。
前半は人狼とヴァンヌパイアの関係や、三角関係などの見どころのある恋物語で構成されています。シリーズ後半になると登場するバァンパイアの数も増え、多くのヴァンパイアが二人のことを応援し、守ろうとするのが見どころです。

魔道祖師

作者:墨香銅臭

魔道祖師

<あらすじ>
【時を超えた、運命の再会。】
かつて「悪の道に堕ちた」と人々から恐れられた魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は、すべてを失い非業の死を遂げた。しかし、それは自らの信念を貫いた証だった。
それから13年後――別人の体に召喚され、思いがけず現世に蘇る。

《あらすじ》を見る

激重宿命持ち歳の差ラブロマンス

中国のBL小説。アニメもヒット。
自らの正義と信念を貫いた結果、人々に「悪の道(魔道)に堕ちた」と恐れられ悲惨な最期を迎えた魏無羨は、その死後13年後に別人の身体に召喚され、現世に蘇った。
召喚された身体の持ち主は生前の魏無羨と瓜二つだったため、正体と過去を隠していたのに少年期の頃から共に文武を競い合っていた藍忘機と思いがけぬ再開を果たした。
二人は同い年なのに、魏無羨が亡くなってしまって別の人物の身体に入ったため歳の差が生まれているのが魅力。亡くなった魏無羨をずっと十年以上想い続けていた藍忘機の重い感情が圧し掛かってきます。