感動できる小説・泣ける小説9選(大人向け)

感動して泣ける小説

30代以上の大人が読んで感動で泣ける小説を集めてみました。
色々な人生を経験して大人になったからこそ感じ取れる感動、また、若い頃に読んだ本も大人になって読み返すと、そのときとは違う感動を味わえたり。
成熟した大人の人におすすめしたい感動して泣ける小説9作品をご紹介します。

「その日のまえに」重松清

その日のまえに
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つれあいを亡くすということ。

ネタバレを書かないで感想を書くのが大変難しい小説です。もともと「涙なしでは読めない」と言われていて、一組の夫婦のお話です。そしてこれぐらいは書いてもいいかもしれないと思って書きますが「その日」とはどちらかが亡くなってしまう日のことです。亡くなる前、亡くなったあともとても繊細な描写が続き、心からじわじわと感じ入って読みました。(50代女性)

「永遠の0」百田尚樹

永遠の0
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生きるとは、祖父の託した想い

主人公が自分の本当の祖父がどのようにして第二次世界大戦で亡くなったのかを、当時祖父に関わった人たちを順番に訪ねていくストーリーなのですが、徐々に鮮明となっていく祖父の姿に読み終わった後、涙が止まりませんでした。戦争の戦闘シーンから登場人物たちの感情まで生々しく書かれており、そこから戦争の残酷さ、生きるということがとても大変で尊いことであることを改めて教えられた気がして胸を打たれました。

「ツナグ」辻村深月

ツナグ
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後悔しない生き方とは何かを考えさせられる一冊

死んだ相手にもう一度だけ会って話がしたいと願う人々が、死者に会うことで様々な感情を露わにする場面です。死んでしまった相手に会いたいと願う人々には、それぞれに理由があり、その背景を知った後にいざ再会の場面を読むと、つい感情移入してしまいます。
死者と依頼者との面会の場を設ける「ツナグ」の役目をする少年・歩美が、その仕事の中で自身の過去にも向き合い、心を成長させていく様子も心を熱くします。(30代女性)

「西の魔女が死んだ」梨木香歩

西の魔女が死んだ
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祖母から学ぶ清い人生の送りかたが分かる

主人公はまだ若い学生の少女です。もう独りのキーパーソンは、主人公少女の優しくも偉大な祖母です。この祖母の言動にほっこりする要素を感じます。実際に人間は、大きなるたびにおばあちゃんとの思い出を愛しく感じるようになるはずです。本作には、優しいおばあちゃんと親しむ孫という気持ちのよい風景が見える点に良さがありました。(30代男性)

「落日」湊かなえ

落日
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ある女性監督に関わる一連の事件の真相がここに!

ある女性映画監督、その近所に住んでいたある家族の幼少期にあった出来事についてです。女性映画監督は、そのことがずっと引っかかっていて、それを映画にするために、現在になって調査を進めていきます。そして、その出来ごとに関わる事件が徐々に明らかになっていきます。幼少期と現在の描写が交互に描かれており、最後まで読むのが止まらなくなります。(30代男性)

「手紙」東野圭吾

手紙
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兄の罪、弟の罰。砕けた兄弟の絆。

弟のために犯罪を犯してしまった兄と、犯罪者の弟との関係です。
手紙で兄は、弟のことを知ろうとしますが、回数を重ねるうちにやりとりは遠のいていき、弟は完全に兄をいないものように扱います。
それでも、兄は獄中から必死に手紙を送ります。兄にとっては唯一の肉親である弟しかいないのです。ここの兄弟の乖離が、悲しく、涙を誘います。
ラストシーンで感動し、ページを濡らしたのを覚えています。(20代男性)

「恋」小池真理子

恋
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普通の恋心に留まらない想い

「恋」というタイトルなので、普通の恋愛小説を思い浮かべる場合が多いと思うのですが、この作品は普通の恋心に留まらない、人間としての深い精神性が表現されていると思います。主人公の女性が抱いた男性とそのパートナーへの思いに、誰もが心の奥速に待っている、少し歪みながらも純粋なものを感じ、ラストの描写で涙しました。(50代女性)

直木賞受賞作のテーマ

「黄泉がえり」梶尾真治

黄泉がえり
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生と死における人間模様

人々の、もう亡くなってしまった人たちへの思いや後悔、伝えたかった言葉や感謝、やってあげたかったことなど…生きていたらきっと誰しもが思う気持ちや願いなどからくる人間模様が本当に気持ちがえぐられるほどに共感してしまって涙が流れてきます。また、亡くなってしまった人たち側の気持ちや大切な人を残してしまった申し訳なさなども本当に感動で涙が溢れてきます。ぜったいおススメの1冊です。(30代女性)

「カラフル」森絵都

カラフル
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悪いことはいつかは終わる、人生はカラフル

初読は中学生の時で、当時は「へー文体も捏ねてなくて読みやすいな」と思っていた程度だったのですが、改めて最近読み直して、大人になると自分はこういう人間だ、と決めつけて生きているなと痛感しました。
自分の考え方、捉え方で人生は大きくカラフルに変わるんだなと思いました。自分の行動で周りがどう感じるか、改めて意識しながら生きたいと思いました。(30代女性)

「カラフル」の関連テーマ

「容疑者Xの献身」東野圭吾

容疑者Xの献身
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何が何でも愛した女性とその家族を守りゆく一人の男の献身過ぎる愛の形

天才数学者の主人公石神が、毎日通うお弁当屋さんの女性の従業員に淡い恋心をいだきながら生きていますがその女性が仕方がなかったとはいえ犯罪を犯してしまいます。
感動した部分はその女性と子供を守るためにありとあらゆる方法を構築して警察に挑んでいきますが、誰しもが考え付かないような方法でその女性と子供を守る為の献身的な愛の形が最後に読み手に押し寄せるところです。(40代男性)