懐かしくて面白い1990年代のおすすめマンガ

1990年代は平成初期の年代。昭和が終わり新しい息吹を感じ始める年代。
今も続く大ヒット漫画『ONE PIECE』は1997年にスタートしました。1990年代は「少年ジャンプ」の黄金期とよ呼ばれ、1995年に最高653万部を記録しています。
ここで紹介している以外にも『HUNTER×HUNTER』(1998年)、『るろうに剣心』(1994年)、『NARUTO -ナルト-』(1999年)などなど、少年ジャンプ作品だけでも挙げれば切りがないほどたくさんの人気漫画はありますが、その中でもおすすめの、1990年代に連載開始された漫画15作品をご紹介します。
- 2023/3/13 「ヒカルの碁」の追加
「SLAM DUNK」(1990年 – 1996年)

中学時代、50人の女の子にフラれた桜木花道。そんな男が、進学した湘北高校で赤木晴子に一目惚れ! 「バスケットは…お好きですか?」。この一言が、ワルで名高い花道の高校生活を変えることに!!
熱いバスケットプレイ
スポーツあり笑いあり恋ありでおもしろいです。登場人物も各高校で魅力的なバスケットボールのプレイをする選手が多くて見る人によっても応援したくなる選手が違うのかなと思います。登場人物の背景も描かれているので過去からどうして現在のプレイスタイルになったのかがわかり、登場人物の魅力につながってます。各監督の名言も見逃せないです。(30代女性)
ヤンキーバスケ初心者の成長漫画
高校からバスケットボールを始めた桜木花道が、たくさんの仲間たちと共に選手として活躍して成長していく様子がとてもおもしろかったです。女子の私もはまってしまうほどいい漫画でした。
バスケットボールってこんなに面白いんだと改めて思った記憶があります。主人公桜木花道のキャラクターもよかったです。一度見ると面白くてはまってしまうこと間違いなしです!(40代女性)
「うしおととら」(1990年 – 1996年)

蔵の中に、500年も閉じこめられていた妖怪。ヤツはその昔、人を食い、悪業の限りを尽くしていた。ひょんなことからヤツを解き放ったのが、蒼月潮(あおつきうしお)。うしおはヤツにとらと名づけた……。うしおととらの伝説が、いま、幕を開ける!
妖怪と人間の熱い戦い
「うしおととら」は、寺の息子のうしおが獣の槍と呼ばれる妖怪を滅ぼす槍を抜いたことから始まる妖怪冒険活劇です。妖怪であるとらとバディを組んで、様々な妖怪や人間と戦ったり手を組んだりしながら、仇敵である白面の者に挑むのですが、これがまた熱い作品です。特にラストの戦いは何度読んでも涙なしには見られないので、沢山の人に読んでもらいたいマンガです。(30代男性)
人間と妖怪の絆の物語
最初は妖怪が怖くてどきどきしながら読み進めていました。しかし、読み始めるとすぐに主人公うしおと妖怪とらのコンビが大好きに。コミカルで笑える場面も多いので、妖怪に恐怖心を感じている心に休息を与えてくれます。
なにより泣けるシーンの多さにどんどん惹かれていきます。敵の妖怪にもそれぞれ物語があったり切なさ満載です。(30代女性)
「うしおととら」の関連テーマ
「遊☆戯☆王」(1996年 – 2004年)

今世紀初頭の発見以来、誰も完成させる事ができなかった『千年パズル』。いじめられっ子の遊戯がそれを解いた時、もう一つの人格が現れ、少年はゲームの達人となった。世にはびこる悪を裁く『闇のゲーム』が今、始まる!
もう1人の遊戯と歩む遊戯の成長物語
いじめられっ子だった主人公遊戯がもう1人の遊戯と出会った事でゲームを通して世界が広がる物語。最初はもう1人の遊戯はただ怖いばかりの存在でしたが次第に2人は分かち合い助け合う事でかけがえのない存在になって行く所が心が温かくなります。
物語で繰り広げられるゲームバトルはどれも見応えのある死闘で特に最後の遊戯対アテムの戦いは涙無しでは見れないものでした。ゲームを通じて一回りも二回りも成長する遊戯に頼もしさを覚える物語です。(30代女性)
「行け!稲中卓球部」(1993年 – 1996年)

熱血卓球少年竹田(巨根)率いる稲豊中学卓球部。前野は変態で井沢は『あしたのジョー』オタク。ハーフの田辺はワキガだし田中は大人しいがムッツリだ。そして稲中イチのモテモテ男である副部長・木之下。そんなキミョーでダメダメで愛すべき彼らの青春グラフィティー!
笑いあり涙なしの卓球部物語!
稲中の男子卓球部に所属している6人の部員を巡るギャグ漫画。
数ある球技の中では比較的地味な卓球ですが、この稲中の卓球部に集った部員たちは、一癖も二癖もあるあくの強すぎると言っても良いメンバーたちで、彼らの笑いに包まれた学園生活は大変微笑ましく、読者たちの中学校時代を投影しながら読み進めるとさらに感情移入することができますので、運動部だった人も、そうじゃなかった人たちがにもおすすめできる秀作です。(50代男性)
「行け!稲中卓球部」の関連テーマ
「GS美神 極楽大作戦!!」(1991年 – 1999年)

今や除霊は最先端のビジネス。もはやこの日本に幽霊を住まわせる土地などないのだ。経済活動を妨害する悪霊たちを退治する、それが「ゴーストスイーパー」の仕事である。横島忠夫は、そのゴーストスイーパーの一員だ。美神除霊事務所の所長である美神令子をサポートし、さまざまな現場に出向く――。ナイスバディーの霊能力者・美神令子は、凄腕の除霊師。今日もアコギに稼ぎます!!
美人ハンターとダメな男子高校生のオカルトハンター
美人の女性ハンター美神と性欲まみれでお姉さんが大好きな高校生の横島が悪霊退治をするオカルト作品ですが、コメディを組み合わせているのでホラーが苦手な人でも読みやすい作品です。
妖怪や悪霊の存在が認識されている世の中で民間人でありながらスイーパーとして活躍する美神がボディコンの服を着ていてバブル期を思わすような姿や助手の横島はダメな男子高校生だが、性欲が高まると異常な潜在能力を見せてつけ意外と活躍する場面が見どころです。
ストーリーを読み続けると美神の前世と横島の前世が1000年前からの因縁に繋がり美神の前世が、天界にも衝撃を与えるだけでなく天界と魔界を脅かす新しい魔王候補の存在を出現させるなど読みごたえがあります。(40代男性)
「カメレオン」(1990年 – 2000年)

ニューウエーブヤンキー登場、じゃン!!オレ、矢沢栄作、高校デビューの新米ヤンキーだ!ハッキリ言って、チビでケンカも弱(よえ)ーけど、はったりと要領を武器に、のし上がってやンぜ。まずは、名を売って有名どころの仲間入りヨ!オレのビッグなサクセスストーリー、バシッと読んでくれよナ!!
こんな友情もありなのか
ビジネスの世界ではないが、強運だけでいじめられっ子から不良のカリスマへと成り上がって行くサクセスストーリー。喧嘩はからっきしダメでハッタリだけ。どこから見てもダメ人間の主人公といったヤザワだが、強運とは末恐ろしいと思ってしまう展開が痛快です。ストーリー完結してその後のヤザワたちがとても気になる漫画ですね。(50代男性)
「カメレオン」の関連テーマ
「幽☆遊☆白書」(1990年 – 1994年)

教師も手をやく不良の浦飯幽助。ある日子供を助けて事故にあい、幽霊になってしまう。予定外の死に閻魔大王は、生き返るための試練として、人の心を映す霊界獣の卵をかえすことを命じるが…!
個性的な戦士達が戦うバトル作品
異能力を持つ多くの登場人物が登場して展開するバトルもの漫画となります。主人公が霊力を操って敵を倒す展開が印象的。他の人物も各員が非常に面白いユニークな技を使って行うバトル要素が面白かったです。中盤の暗黒武術会は勝ち抜きトーナメント方式のチームバトルとなり、ここが作風が最も生きる面白いエピソードになっていました。最強の戸愚呂弟に打ち勝つために戦士達が修行して強くなっていく展開も楽しめるものでよかったです。(30代男性)
「残酷な神が支配する」(1992年 – 2001年)

友達に恵まれ、ボランティアと勉強に励む幸せな生活を送っていたジェルミの日常は、ある男との出会いで一変する。母・サンドラの婚約者で大金持ちの英国紳士・グレッグ。ジェルミの苦痛に満ちた地獄の日々が始まった
誰もが見えない傷を抱えながら生きている
自分の愛する母へできる限りのことをしようとして、自分の心身を新しい義父に傷つけられてしまう主人公が見ていてとても辛かったです。誰にも打ち明けられない痛みや悩みを抱えたまま死んだように生きて、母のためにまた酷い目に遭うという、読んでいてとても胸糞が悪くなってしまう漫画ですが、何度読み返しても人間の心の機微がうまく描かれていて名作だと思います。(30代女性)
「封神演義」(1996年 – 2000年)

紀元前11世紀の中国、殷(いん)の時代末期。崑崙山脈(こんろんさんみゃく)の仙人・太公望(たいこうぼう)は、悪しき仙人・道士を封印する「封神計画」という任務を受ける! 殷の皇帝・紂王(ちゅうおう)を誘惑して暴虐の限りを尽くす仙女・妲己(だっき)を、太公望は真っ先に封神しようとするが…!?
中国古典怪奇ファンタジー
昔めっちゃ面白くて一気に読んだ記憶がある。壮大なる中国の世界観!妖怪対仙人の壮絶なバトル!
一見抜けてるが天才策士の主人公の戦いが面白く、敵キャラの妖怪達も魅力的且つ、絶対的な強さを誇り、その戦いの壮大さと読めない展開に目が離せなくなる事間違いなし!中国戦国時代が好きでファンタジー好きには最高の1冊です(40代男性)
「天使なんかじゃない」(1991年 – 1994年)

冴島翠は新設の聖学園に通う元気な女の子。第一期生徒会の副会長になったが、会長はなんと気になっていた須藤晃に。生徒会の初仕事が学園祭に決まり楽しい毎日を送っていたが、晃にヒロコという彼女がいることを知り…?
大人になった今改めて読むべき恋愛漫画
少女時代に読み本当に憧れた恋愛漫画の1つです。大人になってから読んでも、共感出来る感情が多く何度も号泣してしまいます。
当時読んでいた頃は主人公翠の恋愛を阻む存在である、マキちゃん(主人公の先生)がすごく嫌いでしたが、大人になってから読むともうマキちゃんの恋愛がせつなくてせつなくて…昔読んでいたころより泣けるポイントが全然違くて、矢沢あい先生は本当にすごいな…と感じました。(40代女性)
「H2」(1992年- 1999年)

ライバルであり、親友でもある国見比呂と橘英雄。甲子園をめざす2人の“ヒーロー”に、ひかりと春華の想いが交錯する…。正統派スポーツ&ラブストーリー。
高校の野球部を描いた青春漫画
甲子園を目指す高校の野球部を描いた青春漫画ですが、コメディー作品のとても得意なあだち充さんだけありクスッと小さく笑える部分から、がははと思わず腹を抱えて大笑いしてしまうようなシーンもあり野球があまり詳しくなくても十分に楽しめる作品です。甲子園への目指し方も野球同好会からスタートすると言う異色の経過を辿るというのもこの作品ならではの面白さ、楽しさ、魅力です(50代男性)
「H2」の関連テーマ
「蒼天航路」(1994年 – 2005年)

“乱世の姦雄”と呼ばれ、中国史上に巨大な悪名を残した英雄・曹操孟徳。だがその破格な生き様は、天に愛された者のみが持つ輝きに満ちている。この物語は、その輝きによって照らし出される新たな「三国志」である。
曹操から見た三国志
他の三国志を描いた漫画では蜀の劉備をメインに描かれた作品が多く存在していますが、この作品では魏の曹操を主役として描かれています。他の作品では曹操は悪者のように描かれていることが多いですが、蒼天航路では権力者に媚びることもなく、出自や地位に関係なく、対等に人と付き合う性格の持ち主でいつも前向きで爽快で完璧な人物として描かれています。
他の三国志作品とは一味違った目線で楽しめると思います。(40代男性)
「蒼天航路」の関連テーマ
「ボンボン坂高校演劇部」(1992年 – 1995年)

時計坂高校一年の順菜正太郎は、入学式当日すれ違った美少女・日比野真琴に一目惚れ! しかし彼女の後ろ姿を追い、演劇部の部室へたどり着いた正太郎を待っていたのはなんと体は男で心は女、そして三頭身の部長・徳大寺ヒロミだった! 部長ヒロミに気に入られてしまった正太郎の高校生活は…波乱の予感!?
かわいそうな主人公と癖の強いギャグ漫画
高校の演劇部を舞台にしたギャグ漫画です。主人公の正太郎君と部長の徳大寺ヒロミのはちゃめちゃな日常を描いています。高橋ゆたか先生の代表作です。絵がとてもきれいで、特に女の子がめちゃくちゃ可愛いです。内容はギャグとラブコメが半々くらいですが、とにかく暗い内容がなくて、ありえないようなギャグが読むと元気になれる作品です。(30代女性)
「ボンボン坂高校演劇部」の関連テーマ
「ヒカルの碁」(1999年 – 2003年)

<あらすじ>
ある日小6のヒカルは蔵で古い碁盤を見つける。その瞬間、碁盤に宿っていた平安の天才棋士・藤原佐為の霊がヒカルの意識の中に入り込んだ。佐為の囲碁に対する一途な想いが、徐々にヒカルを囲碁の世界へと導いていく…。
天才棋士に取り憑かれた少年の成長物語
週刊少年ジャンプで連載していた作品であり、クオリティが高くアニメ化もしている。
物語は、簡単に言うと、囲碁に興味のない少年進藤ヒカルがある日祖父の家で古い碁盤をみつける。その碁盤には、血痕がありそれに気づいたヒカルは、碁盤に宿っていた天才棋士の霊に取り憑かれてしまう。その棋士に取り憑かれるとともに、主人公は囲碁と触れ合い、徐々に棋士としての力を身につけていく作品である。
この一見すると王道に進んでいく話だが、物語の面白さは後半に詰まっていると言える。主人公に取り憑いた棋士との決別とともに現れる主人公の成長。それが、この作品の真の魅力である。ぜひ、見ていない人には見てほしい作品である。(20代男性)
「ヒカルの碁」の関連テーマ
「こっちむいて!みい子」(1990年 -)

ちゃおで大人気の「みい子でーす!」がさらにパワーアップ。元気いっぱいパワフルキッズがくりひろげる笑いと、ちょっぴり感動のギャグ。待望の第1巻
明るく元気でちょっとおバカな女の子の日常を描いた作品
小学5年生のみい子が主人公なのですが、明るくて可愛くて見ているだけで元気がもらえます。おっちょこちょいでおバカさんなところが憎めません。こんなに大口をあけて笑う少女漫画の主人公は見たことがありません。
みい子を取り巻くキャラクターたちも個性豊かで、温かい人たちばかりです。みい子と同じ小学生の頃に読み始めましたが、大人になった今でも無性に読みたくなり、懐かしい気持ちにさせてくれます。(30代女性)