懐かしさと感動が詰まった2000年代アニメ15選

2000年代(2000年~2009年)に公開開始されたアニメのおすすめ作品を集めてみました。
個人的なイメージですが、2000年代くらいからライトノベルやゲームを原作としたアニメや秋葉原オタク系アニメが増えてきた印象で、2000年過ぎあたりからアニメ制作本数もグッと増えてきた印象があります。
原作ラノベも大ヒットした「涼宮ハルヒの憂鬱」は2006年と2009年、女子校生の音楽活動を描いた「けいおん!」は2009年、アダルトゲームがヒットした「AIR」は2005年、同人ゲームから始まった「ひぐらしのなく頃に」は2006年、大学生オタクサークルを描いた漫画「げんしけん」のアニメは2004年、などなど
このように2000年代はアニメ化される作品の幅がグッと広がっていった年代です。
その2000年代公開アニメの中からおすすめのアニメ15作品ご紹介します。
夏目友人帳(2008年~)

<あらすじ>
「妖怪が見える」という秘密を抱えた孤独な少年・夏目。強力な妖力を持っていた祖母・レイコの遺品である「友人帳」を手にして以来、妖怪たちから追われる羽目に!! 祖母が妖怪たちと交わした「契約」をめぐって、用心棒・ニャンコ先生とともに忙しい日々を送ることになった夏目は…!? あやかし契約奇談!
不思議な世界を堪能できます
妖怪の世界観がオドロオドロしくなく見ていけるのが最初に気に入った点です。
主人公・夏目貴志が妖怪を見る能力があり、亡くなった祖母レイコが残した「友人帳」に載っている妖怪たちに名前を返してゆく物語が独特で楽しく観れました。彼と行動を共にするニャンコ先生の本来の姿のカッコ良さと、普段のコロッとした可愛い姿のギャップも面白いです。(50代男性)
「夏目友人帳」の関連テーマ
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST(2009年~)

<あらすじ>
「等価交換」の原則のもと、物質を理解、分解、再構築する最先端の科学「錬金術」。「鋼の錬金術師」の名を背負う兄、エドワード・エルリックと巨大な鎧に魂を定着された弟、アルフォンス・エルリックは失ったものを取り戻すため、「賢者の石」を探す旅に出る。そして兄弟は、大きな陰謀の渦中へと突き進んでいく…。
弱いからこそ強くなる努力をしていく物語
とにかく主人公が素敵で魅力的です。強くてかっこよくて、という主人公ではなく、弱い部分も多いしかっこ悪い部分もたくさんみせてくれる姿が、とっても人間味があり、その人間くささについ魅了されている感じです。
ほかのキャラクターも良くて、お互いが悪い部分や弱い部分を助け合っているような姿がグッときます。人間というものがいかに弱くて、ほかの人に支えてもらいながら生きているか、そんな事まで考えてしまうくらい、実は深めなアニメです。大好きです。(40代女性)
過去の過ちを超え、真実を求めて進む天才兄弟の物語
本作のアニメ作品は2種類あありますが、「FULLMETAL ALCHEMIST」をお勧めします。
2003年の鋼の錬金術師は、アニメオリジナルのストーリーです。一方、FULLMETAL ALCHEMISTの方は、原作の流れに忠実です。
鋼の錬金術師の独特の世界観やバトルシーンや錬金術の迫力等、アニメ化の醍醐味を楽しめる作品です。
ケロロ軍曹(2004年~)

<あらすじ>
地球侵略のため、隠密行動中だったケロン星人のケロロ軍曹は、日向冬樹と日向夏美に捕まってしまう。本隊の一時撤退により、地球に取り残されてしまったケロロは、そのまま日向家の居候することに…。そんなケロロのもとに集まったケロロ小隊の仲間とともに、ケロロは地球侵略を企む。彼らの作戦は果たして成功するのか…?
ゆる~い地球侵略物語
地球を侵略しにきたカエルのような宇宙人と、地球人との交流を描いたアニメです。
ベースはお笑いで、基本は1話完結スタイルなので、途中を見逃してもストーリーが繋がらない心配はありません。
たまにシリアスストーリーを展開するので、緩急があり楽しめます。
また、声優さんのスキルが存分に発揮されている点も見どころです。(30代女性)
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(2002年~)

<あらすじ>
西暦2030年、日本。情報ネットワーク化が進む中、犯罪を一掃する攻性組織が設立された。内務省直属独立部隊、公安9課。通称「攻殻機動隊」だ。彼らの任務は、電脳犯罪への対処、要人警護、政治家の汚職摘発など多岐に渡る。“少佐”と呼ばれるサイボーグ・草薙素子を中心に、9課はネットに潜む犯罪に立ち向かう!
技術の進歩によって生まれる問題を鋭く描いたSFアニメ
このアニメは美麗なグラフィックス、効果的で耳に残って離れない音楽、魅力的なキャラクター、複雑なプロットなどの特長があり、多くのファンから高い評価を受けています。
また、サイボーグとか人工知能や技術の進歩によって生まれる問題、倫理的な問題、社会的な問題に焦点を当て、視聴者に深い思考を促す内容もあって見ていて飽きません。(40代女性)
「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の関連テーマ
機動戦士ガンダムSEED DESTINY(2004年~)

C.E.70…。ザフトと地球連合の戦いは熾烈を極め、第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の後に停戦条約が締結された。だがこの停戦条約によってナチュラルとコーディネイターの争いの火種が消えたわけではなかった。その戦乱の中、シン・アスカは地球連合軍のオーブ侵攻に巻き込まれ、眼前で両親と妹を失う。唯一の形見、妹の携帯電話を握り締め悲しみにくれる中、頭上をこの戦争の元凶である「モビルスーツガンダム」が飛び去っていく。オーブを去った彼は、プラントへと渡る。そして、C.E.73。彼はザフトの戦士になっていた…。
戦争に翻弄された若者たち
主人公がザフト軍側にいることに驚かされましたが、物語が進むにつれてその主人公がヒールになっていく展開に戸惑いました。しかし、これまでのガンダムシリーズにはなかった展開だったので、終盤はとくに釘付けになりながら視聴していました。
登場するキャラクターそれぞれに急展開な状況に陥る場面があるので、見てる方もドキドキハラハラで最後は放心状態です。(40代男性)
機動戦士ガンダムOO(2007年~)

<あらすじ>
西暦2307年。「ユニオン」「人類革命連盟」「AEU」という超大国家群は、己の威信と繁栄のためにゼロサム・ゲームを続けていた。そんな終わりのない戦いの世界に、モビルスーツ“ガンダム”を所有する私設武装組織「ソレスタルビーイング」が現れる。彼らはガンダムをもって、『武力による戦争の根絶』を目指す!
ガンダムが巨大国家群と戦う
新たな動力源である太陽炉を装備したガンダムという発想が面白く、ガンダム対3大国家連合のモビルスーツという構造になっていて、どのモビルスーツも特徴的なデザインとなっています。後半にテクノロジー的に革命的なことが起こり、ガンダムのアドバンテージが失われていくところや、そこからの逆転を図る一手なども面白いです。(40代男性)
ひだまりスケッチ(2007年~)

女子高生のゆるい日常
美術科の高校に通う、女子高生のアパートでの日常が中心になっていって、ゆるく楽しく見られるのがポイントです。ひだまり荘の住人がみんな個性的で面白いけれど、一番はゆのの同級生の宮ちゃんが、色んな意味で変わっていて、ムードメーカー的で面白いので大好きですね。時たま見られる学校の様子も、美術のことを知れて良い。(30代女性)
ブラック・ジャック(2004年~)

<あらすじ>
裕福な家で育ち、美しい母と有能な父を持った少年、間黒男。少年の未来への道は、明るく希望に満ちていたはずだった。しかし、一発の不発弾が、一瞬にして少年の未来を打ち砕いた。爆発事故が原因で母は死亡し、家庭は崩壊、少年は身体がバラバラになるほどの重傷を負い、誰もが少年の死を確信した。それを救ったのが本間という外科医だった。本間は諦めなかった。
元祖・社会派の医療物語
放送開始当時にすでに社会人になっていましたが、大人でも楽しめるアニメでした。ブラック・ジャックの素性がなかなか見えないため、視聴者までもが深堀りしたいと思わされましたし、ストーリーが子供向けのアニメでは見かけないような社会派の内容につき、ドキドキもしました。
ブラック・ジャックが要求する手術費用に愕然としたりする一方で、ピノコの可愛らしさで心も和み…。現代の医療ドラマが好きな人にもしっくりとくるお話だと思います。(40代女性)
銀魂(2006年~)

<あらすじ>
天人(宇宙人)が来襲して、価値観が変わってしまった町、江戸。宇宙人や高層ビル、バイクなど何でもありの世界で変わらない“魂”を持った最後のサムライがいた。男の名は坂田銀時。いい加減で無鉄砲、でもキメるところはさりげなくキメたりして…。笑えて、泣けて、心温まる、銀さんと仲間たちの生き様、得とご覧あれ!
SFと歴史がミックスされたストーリー
幕末に開国を迫ってきたのは黒船ではなく、宇宙人というのが作品のオープニングです。
オリジナルキャラクターもいますが、実在の人物をモデルにしたキャラクターも登場しており、SFだけではなく歴史が好きな方にもおすすめです。基本はお笑いですが、時にはシリアスなストーリーもあり、最後まで飽きることなく見られます。(30代女性)
「銀魂」の関連テーマ
よばれてとびでて!アクビちゃん(2001年~)

<あらすじ>
魔法の国の掟によって、壷の中で百年の眠りについていたハクション大魔王たち。しかしその途中で、アクビだけが人間界に出て修業をすることになった。
個性豊かな登場人物たちが楽しめる可愛いアニメ
アクビちゃんをはじめ、登場人物たちがとてもキュートかつとても良い人たちで、見ていてついつい笑みが溢れてしまう作品でした。また全員の個性が強すぎて、予測不可能な展開やぶっとんだやり取りも面白かったです。アクビちゃんのご主人様となるころんちゃんがとても優しくておてんばなアクビちゃんと丁度いいコンビネーションでした。(30代女性)
Fate/stay night(2006年~)

<あらすじ>
TYPE-MOONの人気ゲームを原作にしたTVアニメ。大災害で孤児となり、魔術師・衛宮切嗣の養子となった士郎。そして十年後、あらゆる願いを叶えると言われる聖杯を巡る「聖杯戦争」に巻き込まれた士郎は、魔術師として最強の使い魔(サーヴァント)“セイバー”と共に戦いに身を投じることとなる。
歴史も知れて恋愛要素もある物語
ドレスの様な格好に防具が付いていて見えない武器を持っている女の子が召喚されて戦うお話で、華奢で可愛い女の子が戦うのが衝撃的でした。女の子が戦うというと魔法や可愛いステッキを使って戦うのかと思っていたら剣術がめちゃくちゃ強い。聖杯戦争に巻き込まれた主人公たちは願いを叶えるために他のライバルを倒していくのだが、最初の方の戦いで治らない傷を主人公について戦うセイバーと呼ばれる女の子が負ってしまうのだが、それでも主人公たちは聖杯戦争に挑んでいく胸熱のアニメ。今はアプリや漫画、ゲームなど色んなのが出ているのでおすすめ。(20代女性)
陽だまりの樹(2000年~)

<あらすじ>
主人公の一人、手塚良庵(後の良仙)は実在の人物であり、日本医学上小石川に種痘所を創設した人物として名を残しています。そして彼は手塚治虫氏本人の曽祖父でもあります。物語は、剣の才能に恵まれ正義感が強く直情型の下級武士・伊武谷万二郎と、ちゃらんぽらんな性格で女好きだが医師として情熱に富み、優れた技術を持つ手塚良庵の二人が、幕末という日本史上最もドラマチックな時代を背景に、時には恋敵となり、時には友情を結び、また時代の強風に揉まれながらも、人間として成長していく様を丁寧に描写しています。
幕末史の意外な一面が見られる
手塚治虫の長編漫画が原作のアニメで、登場人物の中に手塚治虫の祖先である医師の手塚良仙が登場してきて、物語の重要なポイントで活躍している所が面白いと思います。幕末が舞台という事で、歴史上の人物も多く登場してきて、歴史アニメ的な要素もあると思います。幕末を違う視点から描いた物語で、新たな一面が垣間見れるアニメだと思います。(40代男性)
武装錬金(2006年~)

熱すぎる主人公と可愛すぎるヒロインと変態すぎる敵のバトル&コメディ
化物に襲われていた少女を助けようとして死亡したはずの主人公が目を覚ます所から物語が始まります。復活と共に力を得た主人公が化物と戦うというよくある話なのですが、まずヒロインである津村斗貴子がカワイイ。クールで敵に容赦ない残酷な性格、と思いきや実は短気で負けず嫌いで押しに弱くてツッコミ役もこなす。優しくて仲間思いという大事な要素もあり。敵役も魅力的なキャラばかりで見ていて飽きません。シリアスなバトルパートとコメディ全開な日常パートの両方楽しめる良い作品です。(40代男性)
グラップラー刃牙(2001年~)

<あらすじ>
主人公の範馬刃牙(13才)は、ケンカでは向かうところ敵なしの中学生。今日も100人相手の喧嘩に挑む。 刃牙が求めているのは、地上最強と呼ばれる父・勇次郎に近づくこと、すなわち強い男との実践なのだ!
最強を目指す男たちの戦いに目が離せなくなる作品
様々な格闘スタイルを持ったキャラクター同士が戦い、現実離れした技の数々を見られるのがこのアニメの面白いところです。明らかに見た目が弱そうなキャラクターが凄いテクニックを持っていて、自分よりでかい相手を倒していく姿はまさに痛快です。主人公のバキは常に強さを求めていて、自分が負けてもひたすら強い相手に挑戦をしていくのが良かったです。(20代男性)
キャプテン翼(2001年~)

ブラジルでスーパースターとなった翼は、新たにヨーロッパ進出を目指していた。異国の地ブラジルで自分に送られる大声援。負けを許されない大事なゲームにいどむ翼の脳裏には、サッカー人生の原点となった少年時代のことがよみがえってきた。子どもの頃も、プロになってからも、試合に勝ちたい、ゴールを決めたいというサッカーへの情熱は少しも変わっていない。若林、日向、岬、そしてロベルトとの出会いが、翼にとってサッカーを単なるスポーツではなく人生を賭けるべきものに変えたのだ……。
サッカーで世界一を目指す少年たちの物語
中田英寿さんがセリエAに移籍して、ようやくワールドカップ以外の世界各国のサッカーが見れるようになった時代でしたが、本作では全画面をフィールド上に見立てて、翼くんたちがこのまま走って画面から飛び出してくるんじゃないかと思えるほど、臨場感あふれる描写が多かったので、より一体感とリアリティーを感じられたと共に、現実では不可能だと思われるアクロバティックなシュートシーンにも大興奮していました。(50代女性)