心に響くストーリー!感動必至のマンガ16選

2023年3月2日

心に響くストーリー 感動必至のマンガ

感動して泣けるマンガを集めてみました。
「感動」と一言で言って物語にはいろいろな感動があります。仲間同士の「友情」の感動、恋愛・家族愛などの「愛情」による感動。切ない感動に、勝利での感動。
ここでは心に響くストーリーで感動して泣ける傑作マンガ、16作品をご紹介します。
様々なジャンルやテーマから是非、心に残る物語を見つけてください。

「この音とまれ!」アミュー

この音とまれ!

<あらすじ>
先輩が卒業して箏曲部ただ一人の部員になってしまった武蔵。四月になり新入部員の勧誘に励むのだが、部の存在自体を知らない人も居る状態。そんな彼の前に現れた、見るからに不良で箏とは縁の無さそうな新入生が入部したいと言い出して!?

箏曲部の高校生たちの青春物語

不良として周囲から怖がられていた久遠 愛(くどお ちか)が祖父との思い出でもあるお筝との出会いで成長していく漫画です。筝のことが分からなくても読み進められるし、出てくるキャラクターそれぞれへの作者からの愛情をそれぞれのエピソードから感じます。
人への接し方は不器用でもひたすら筝に真っ直ぐな愛に周りも心動かされ、何度も泣けるシーンが出てきます。
他の高校の生徒も魅力的なキャラ揃いです。自分も高校時代に戻って箏曲部に入りたくなる、そんな素敵な漫画です。(40代男性)

「この音とまれ!」の関連テーマ

「夏目友人帳」緑川ゆき

夏目友人帳

<あらすじ>
「妖怪が見える」という秘密を抱えた孤独な少年・夏目。強力な妖力を持っていた祖母・レイコの遺品である「友人帳」を手にして以来、妖怪たちから追われる羽目に!! 祖母が妖怪たちと交わした「契約」をめぐって、用心棒・ニャンコ先生とともに忙しい日々を送ることになった夏目は…!? あやかし契約奇談!

人間と妖怪のファンタジー&ヒューマンドラマ

「小さい頃から時々変なものを見た。他の人には見えないらしいそれらはおそらく妖怪といわれるものの類」
必ずこの言葉から始まる、妖怪と少年との関係を描いた少女マンガです。
主人公の夏目貴志は、幼い頃から妖怪にちょっかいをかけられたり怖い思いをさせられている高校生。両親は幼い時に他界し親戚中をタライ回しにされた後、優しい藤原夫妻に引き取られ田舎の高校に転入します。
舞台は緑川ゆき先生の故郷である熊本県人吉、球磨地方がモデルとなっています。

彼が持っている祖母の遺品「友人帳」には祖母が子分にした妖怪の名前が書いてあります。貴志が生涯を全うした後、譲り受けるという約束で招き猫を依り代にした妖怪「ニャンコ先生」を用心棒とし一緒に生活しています。
友人帳に名前が書いてある妖怪たちに名前を返しながら、時には心を通わせ時には傷つきながらお互いの関係について考えながら成長していくストーリーです。
基本は短編なので、必ず好きなお話がひとつは見つかります。妖怪と人間。時に心を通わせた時の感動。分かり合えないせつなさが涙を誘います。(30代女性)

「夏目友人帳」関連のテーマ

「コウノドリ」鈴ノ木ユウ

<あらすじ>
出産は病気ではない。だから、患者も家族も安全だと思い込んでいる。毎年この産院で行われる2000件の出産で、約300件の出産は命の危険と隣り合わせだ。その小さな命が助かることもあれば、助からない時もある。100%安全などあり得ない。それが出産。年間100万人の命が誕生する現場から、産科医・鴻鳥サクラの物語。

妊娠そして出産のリアルな姿

私にも出産の経験がありますが、我が子が何のトラブルもなく無事に生まれてきたことはとても幸運なことであったのだと気づかされた作品です。同時に関わってくれた医療スタッフの方々にもあらためて感謝の気持ちが生まれました。
産科医の鴻鳥サクラが仕事に取り組む姿勢、出産という大仕事に立ち向かう女性とその家族らの姿は生々しくありますが、とても感動的でもあります。(40代女性)

「医療」関連のマンガ

「宇宙兄弟」小山宙哉

宇宙兄弟

<あらすじ>
2025年。兄は、もう一度だけ自分を信じた。筑波経由火星行きの物語がはじまる! 本格兄弟宇宙漫画発進! 幼少時代、星空を眺めながら約束を交わした兄・六太と弟・日々人。2025年、弟は約束どおり宇宙飛行士となり、月面の第1次長期滞在クルーの一員となっていた。一方、会社をクビになり、無職の兄・六太。弟からの1通のメールで、兄は再び宇宙を目指しはじめる!

兄弟の熱い絆と、宇宙での作業の困難など臨場感を持って読めます

先に宇宙飛行士となった弟の日々人に対して、紆余曲折しながらも弟の後を追う様に同じ道を目指していく様子が細かく描かれていて、彼の人生を一緒に歩んで行ける気分にさせられます。だからこそバラバラだった2人の環境が、月での一緒のミッションへと繋がって行けたシーンは感動的だったし、今までの2人の苦労を思うと「やっと・・!」と涙があふれてきました。(50代女性)

「宇宙兄弟」の関連テーマ

「僕のヒーローアカデミア」堀越耕平

僕のヒーローアカデミア

<あらすじ>
多くの人間が“個性”という力を持つ。だが、それは必ずしも正義の為の力ではない。しかし、避けられぬ悪が存在する様に、そこには必ず我らヒーローがいる! ん? 私が誰かって? HA―HA―HA―HA―HA! さぁ、始まるぞ少年! 君だけの夢に突き進め! “Plus Ultra”!!

理想のヒーロー像に向かってひた向きに進む少年の話

持たざる者の葛藤がとにかく熱く泣ける。
「○○だから!」「○○だけど!」と読んでいて色々と考えさせられる名言も多い。一人一人のキャラクターに込められた設定も作りこまれていていい。
トップにはトップの、2番手には2番手の苦しみを上手に描いてあるので、それぞれが悩み葛藤し、努力しているのだと知ることが出来る。それがうまくハマった時の感動は他作品では味わうことができない。漫画を読みながら思わず声に出して「がんばれ!」と言ってしまいそうになる作品。(30代男性)

「地縛少年花子くん」あいだいろ

地縛少年花子くん

<あらすじ>
かもめ学園に伝わる七不思議の噂。旧校舎3階女子トイレの3番目には「花子さん」がいて、呼び出した者の願いをなんでも叶えてくれるという。自分の願いを叶えるため、八尋寧々は学校の怪談に身を委ねる…。学園の七不思議“花子くん”とオカルト少女が繰り広げるハートフル便所コメディ第1巻!

人と怪異の繋がりを描く群像劇

この作品は、ロマンチックなヒロインに憧れる主人公八尋寧々ちゃんと、トイレの花子さんならぬトイレの花子くんと名乗る地縛霊の花子くんが、学校内で次々と怒る怪異による事件や学校七不思議の謎について解き明かしていくお話です。
最初はコメディ色が強く楽しい日常のお話ですが、段々明らかになっていく花子くんの過去や、寧々ちゃんの秘密、学校や登場人物たち、怪異たちそれぞれの想いや葛藤が描かれています。

中学生や高校生、大人たちも含めて、色んな願いや考えがあり、すれ違いも起こります。少年少女たちが何を思い、青春を過ごしているのか。物語を読んでいく中でとても考えさせられ、胸が締め付けられる気持ちになります。
生きている人間と、死んでしまった人間である怪異との間にある大きな溝を埋められなくて苦しんだり、それを飛び越えて繋がったり…彼らの必死の叫びや、思いに、とても心を動かされます。気がつけば涙を零しながら読んでいるような、そんな作品です。(20代女性)

「地縛少年花子くん」の関連テーマ

「BANANA FISH」吉田秋生

BANANA FISH
《あらすじ》を見る

全く住む世界が違う2人が出会い心を通わせるまでのストーリー

奥村英二は怪我の為に陸上選手になる夢を諦め、促されるままにニューヨークのストリート・キッズの取材の為にジャーナリストの助手としてアメリカへ渡る。ダウン・タウンを縄張りにしているギャングのボスであるアッシュは、グループの仲間でさえ信用していなかったが、純粋で親身にアッシュのことを考え、守ろうとする英二に徐々に心を開いていく。アッシュが実の兄のように英二を心の頼りにするようになるにつれ、その2人にもやがて別れの時が来る。(40代女性)

「め組の大吾」曽田正人

め組の大吾
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熱い人命救助の天才の物語

消防士になった主人公が、現場のルール、慣例をぶちやぶりながら奇跡的に人を助けていく“救助の天才”を描いているのですが、無茶だったり、無謀だったり、自分が犠牲になるのを顧みない姿だったりで次々に難局を打破していくその熱さに、ついつい涙がこみ上げてきてしまいます。
何度読んでも泣いてしまう漫画の一つで「一人も犠牲者を出さない」という信念が本当に成立してしまう奇跡を、精神論だけでなく、地道な調査に裏打ちされた科学的な話も交えて描かれているのがまた凄い。(40代男性)

「うしおととら」藤田和日郎

うしおととら

<あらすじ>
蔵の中に、500年も閉じこめられていた妖怪。ヤツはその昔、人を食い、悪業の限りを尽くしていた。ひょんなことからヤツを解き放ったのが、蒼月潮(あおつきうしお)。うしおはヤツにとらと名づけた……。うしおととらの伝説が、いま、幕を開ける!

少年漫画史上最高の名作

一つ一つのエピソードにぐっとくるシーンがたくさん詰まっていて、涙なしには語れません。特に表情の描き方がうまくて、セリフ以上の感情が伝わってきます。
主人公だけでなく、名前のないモブキャラにも魅力が詰まっていて、何度も読み返したくなるほどの面白さにあふれています。
特にラスト辺りの流れは、少年漫画の歴史に残るといっても過言ではない泣けるシーンの連続です。この漫画を読まずして、少年漫画は語れないでしょう。(20代男性)

「うしおととら」の関連テーマ

「王様ランキング」十日草輔

王様ランキング
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心打たれる愛と友情の物語

耳も聞こえず、剣も握らないほど力の弱い王子ボッジが友人カゲとともに冒険する物語。
とにかく主人公のボッジがハンディキャップを背負い、王国の人間や弟にすら馬鹿にされても優しい心を失わず前を向いて生きようとする姿が健気で泣けてきます。
また、初めはボッジを馬鹿にしていたカゲがボッジの味方になろうと決意し彼に寄り添ってくれたり、典型的な意地悪継母だと思えたヒリングが実は…(ネタバレになるので詳しくは書きません)などボッジ以外のキャラクターの行動や人間性にも心打たれるシーンが多く、1巻から泣ける漫画です。(40代女性)