大人だからこそ読みたい、深い愛の物語。おすすめ大人向けの恋愛小説11選

2023年4月7日

大人向けの恋愛小説

30代~40代以上の大人を対象とした大人向けの恋愛小説を集めてみました。
切ない恋の物語から、昼ドラのようなドロドロ恋愛まで、大人だからこそ読みたいと思う恋愛小説です。

阪急電車

作者:有川浩

阪急電車

<あらすじ>
恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車……関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、片道わずか15分の胸キュン物語。大ベストセ ラー『図書館戦争』シリーズの著者による傑作の連作集。

阪急沿線の風景と、切なくも美しいラブストーリー

オムニバス形式になので、長い小説が苦手な人にもお勧め、飽きなく読み切れます。また、短編になっていますが、実はそれぞれの話が繋がっています。阪急沿線で起こる様々な恋愛模様が描かれているのですが、沿線の風景の細かい描写も素敵です。映画化もされており、原作を読んだ後に映画を見ると、より深く作品を楽しめるかもしれません。(40代女性)

「阪急電車」の関連テーマ

センセイの鞄

作者:川上弘美

センセイの鞄

<あらすじ>
「センセイ」は私の高校時代の古文の先生。十数年ぶりに再会したセンセイと私の、セツセツとした淡き恋の行方は? 人気女流作家のオカシくて、哀しい最新長編恋愛小説。

恋をするのに年齢は関係ない

近所の居酒屋で十数年ぶりに高校時代の先生と再会する話です。
先生とは妙に波長が合い、居酒屋だけでなく、たまに一緒に出かけたりするうちに、主人公の女性は30も年上の先生に惹かれていきます。
読んでいて、温かくて切なくて胸がキューとなります。恋愛の奥深さや年を越えた愛を感じられるとても素敵な作品でした。
年の差があるパートナーがいる方にプレゼントしたこともある本です。(20代女性)

言い寄る

作者:田辺聖子

言い寄る

<あらすじ>
160万人が愛した女主人公(ヒロイン)乃里子が帰って来た! 乃里子、31歳。フリーのデザイナー、画家。自由な1人暮らし。金持ちの色男・剛、趣味人の渋い中年男・水野など、いい男たちに言い寄られ、恋も仕事も楽しんでいる。しかし、痛いくらい愛してる五郎にだけは、どうしても言い寄れない……。乃里子フリークが続出した、田辺恋愛小説の最高傑作。

モテる女の子の切実な悩み

言い寄ってくる男の子は沢山いるけど、自分から好きな男子には言いよることができないという女の子の心の葛藤を描いた作品で乙女心のもどかしさを絶妙に描いた恋愛小説です!乃里子を取り巻く環境のもどかしさを巧みに描いておりいかに恋愛が上手くいかないのかを巧みに表現しています!よくモテる女の子にこそ見てもらいたい名作ですね!(40代男性)

風の盆恋歌

作者:高橋治

風の盆恋歌

<あらすじ>
死んでもいい。不倫という名の本当の愛を知った今は――。ぼんぼりに灯がともり、胡弓の音が流れるとき、風の盆の夜がふける。越中おわらの祭の夜に、死の予感にふるえつつ忍び逢う一組の男女。互いに心を通わせながら、離ればなれに20年の歳月を生きた男と女がたどる、あやうい恋の旅路を、金沢、パリ、八尾、白峰を舞台に美しく描き出す、直木賞受賞作家の長編恋愛小説。

純粋な愛の不倫の物語

富山八尾地方の「風の盆」を背景に、激しく悲しい大人の愛が、しかし静かに繰り広げられる小説。
人としての理性や社会的規範をかなぐり捨てることさえ厭わないほど深く、二人の人生が燃え尽きて灰に成り果てることさえ喜びとなるほどの熱を持つ愛が欲しい。
共に陥る破滅こそ二人のしあわせ。そう読み手に思わせてしまう。静けさの内に秘められた炎は風の盆そのもの。(60代男性)

吐きたいほど愛してる

作者:新堂冬樹

吐きたいほど愛してる

<あらすじ>
凍えるような二月のある夜、僕のアパートのドアの前に座り込む女性がいた。黒く長い髪。透けるような白い肌。壊れそうな細い腕。彼女の名は「まゆか」――。可憐な美少女が味わう生き地獄、迷惑な妄想逆ギレ男の勘違い愛、夫の帰りを正座して待ち続ける壊れた妻、非道の限りを尽くして虐待される寝たきり老人……。ここにあるのは、異常と狂気。でもこれも「愛」! 自己の中心で叫んだ、残酷なまでに強烈すぎる四つの過激な「愛」。

恋愛と人間の心の闇が上手く絡み合っている作品

この作品の見どころは、人間のエゴや醜い部分がどうやって恋愛に絡んでいくのかというところです。読んでいるだけでも眉間にシワが寄ってしまうくらい、人間の恐ろしい部分が露になってきます。
それでも面白く感じてしまうのは、誰しもが共感できる部分があるからです。むしろ、見ないようにしていた自分の闇を突き付けてくるからこそ、ここまで記憶に残る作品になっているのだと思いました。(20代男性)

A2Z

作者:山田詠美

A2Z

<あらすじ>
文芸編集者・夏美は、年下の郵便局員・成生と恋に落ちた。同業者の夫・一浩は恋人の存在を打ち明ける。恋と結婚、仕事への情熱。あるべき男女関係をぶち壊しているように思われるかもしれないが、今の私たちには、これが形――。AからZまでの二十六文字にこめられた、大人の恋のすべて。読売文学賞受賞作。

モテる既婚女子の恋愛話

結婚後の夫婦の形って一つじゃないんだな、と思いました。そして好きなもの、心を熱くするものが同じ事柄同士の男女の絆は強いんだなと。

泳ぎに行っても、結局は同じところに戻りたくなる、そんな夫婦は理想だなとも思いますが、まぁ途中は主人公の夫の身勝手な浮気理由にヘドが出そうになりましたが。何回か読み返していますが、毎回思うのはこんなにモテる主人公がとても羨ましすぎるという事です。そしてなんとなーくお洒落感を出して書ける山田詠美さん、さすが。(40代女性)

モンスター

作者:百田尚樹

モンスター

<あらすじ>
田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ扱いされる悲惨な日々。思い悩んだ末にある事件を起こし、町を追われた未帆は、整形手術に目覚め、莫大な金額をかけ完璧な美人に変身を遂げる。そのとき亡霊のように甦ってきたのは、ひとりの男への、狂おしいまでの情念だった―。

たった1人の愛する男性の為に美人になっていく

かつてモンスターとまで言われた顔の醜い女性が、初恋の相手を振り向かせる為に整形を繰り返し、絶世の美女となっていくという、小説ではあるあるなストーリーなのですが、唯一私が何度も読み返している作品です。
自慢ではないのですが、割かし周りからチヤホヤされなが生きてきた私にとって、人間心が大事だなんて口では言うけれど、結局の所みんな真っ先に見るのは外見だし、そこで興味を持たれないと心を見られる事もないよなぁと改めて実感し、共感出来る部分が多い作品でした。
また、整形してどんどん綺麗になっていく描写にとても惹かれる作品で、オススメです!(30代女性)

夜明けの街で

作者:東野圭吾

夜明けの街で

<あらすじ>
不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。ところが僕はその台詞を自分に対して発しなければならなくなる―。建設会社に勤める渡部は、派遣社員の仲西秋葉と不倫の恋に墜ちた。2人の仲は急速に深まり、渡部は彼女が抱える複雑な事情を知ることになる。15年前、父親の愛人が殺される事件が起こり、秋葉はその容疑者とされているのだ。彼女は真犯人なのか?渡部の心は揺れ動く。まもなく事件は時効を迎えようとしていた…。

進んだ先は、まさに地獄

不倫を嫌っていた主人公が、ある女性と出会って不倫関係に落ちていく。決して甘くはない恋愛なので、いろんなことを経験した大人が読むと見え方も変わっていいと思うし、更にはただのラブストーリーではなくて、ここにミステリー要素も加わっていきます。不倫プラスミステリーという、ハラハラドキドキな臨場感も味わえます。(30代女性)

劇場

作者:又吉直樹

劇場

<あらすじ>
高校卒業後、大阪から上京し劇団を旗揚げした永田と、大学生の沙希。それぞれ夢を抱いてやってきた東京で出会った。公演は酷評の嵐で劇団員にも見放され、ままならない日々を送る永田にとって、自分の才能を一心に信じてくれる、沙希の笑顔だけが救いだった――。理想と現実の狭間でもがきながら、かけがえのない誰かを思う、不器用な恋の物語。芥川賞『火花』より先に着手した著者の小説的原点。

人間味溢れる恋愛模様を描いた作品

主人公である永田と沙希の関係性にどんどんと暗雲が立ち込めていく様子がとてもリアルで、また離れたくても離れられないという妙な依存性は大人にしか理解できないところじゃないかなと思いました。
登場人物が人間味に溢れていて、感情移入しやすいです。又吉さんならではの独特の世界観も感じられて、キラキラした恋愛小説が苦手な人には特におすすめです。(30代女性)

モルヒネ

作者:安達千夏

モルヒネ

<あらすじ>
結婚間近の医師・藤原真紀の前に、7年前、黙って姿を消した恋人・倉橋克秀が現れた。オランダでピアニストとして活躍しているはずの彼が、なぜ突然?自分の心の傷をさらけ出せた唯一の存在との再会に心乱れる真紀。やがて、克秀が余命3ヶ月の末期癌であることが発覚した…

不器用にしか生きられなかった二人の物語

訪問診療医として勤務する主人公。複雑な家庭環境で育ち、幼い頃父の暴力による外傷で姉を亡くした過去がある。
ある日、元恋人のピアニストと不意に再会するが、その再会の形は決してロマンティックなものではなかった。彼はグリオーマという悪性度の高い脳腫瘍を患い、緩和ケアを受けるため日本に帰国したのだという――

海外に拠点を置きピアニストとして活動していた彼は、いまや疾患のせいで指が思うように動かず、ピアノを売り払い、破滅的な思考に陥っていた。彼への愛情がのこっていた主人公は、医師としても、ひとりの女性としても深く葛藤する。やがて二人の行き着く結末とは……。(20代女性)

ジェーン・エア

作者:シャーロット・ブロンテ

ジェーン・エア

<あらすじ>
孤児として、伯母に育てられたジェーンは、虐待され、ローウッド寄宿学校にいれられる。そこで八年を過した後、広告を出し家庭教師として赴いた先に居たのは子供と家政婦だけだった。散歩の途中助けた人物こそ、屋敷の主人ロチェスターであると知ったジェーンは、彼と名門の貴婦人とのロマンスを聞き、胸が騒ぐ。孤独と戦いながらも不屈の精神で生きぬく女性を描いた青春文学。

意志が強い女家庭教師の恋愛物語

孤児ながら家庭教師として働く主人公のジェーン・エアが、当時の身分にとらわれない自立した考えを持って、恋愛をする過程が面白かったです。財産のある主人に雇われて働く立場にありながら、ジェーンはそういう相手に対しても自分をしっかりと持っている所に好感が持てました。そうした中で、ジェーンの恋愛が上手くいくかどうかとのストーリー展開も気になりました。(30代女性)