読むとポジティブな気持ちになってくる小説11選

2022年4月3日

ポジティブになれるオススメ小説

元気がないとき、落ち込んでいるとき、そんなときに読んで欲しい、ポジティブな気持ちになってくるオススメの小説をご紹介します

「さいはての彼女」原田マハ

さいはての彼女
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仕事ばかりの女性社長がバイクと少女を通じて生まれ変わる物語

短編小説集ですが、特に文庫名にもなっている「さいはての彼女」が特に読んだときに明るい気持ちになることができます。
主人公は敏腕の若手女性社長ですが仕事中心の生活をしてきた結果、周りの人への優しさなどを忘れていました。バイクを乗りこなす女の子ナギと出会い、主人公は全く新しい世界に仕事を忘れて接し、生まれ変わったように明るくなります。そんな主人公の変化やナギの性格から、読者も晴れ晴れとした気分になれると思います。また二人がバイクに乗って風を切る様子を想像して爽やかな気持ちになります。
物語からも、またその舞台の情景からも明るい気持ちになれる、美しいお話です。(20代女性)

「もういちど、生まれる」朝井リョウ

もいちど、生まれる
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人生はきっと自分次第で何度でもやり直せる

短編小説でないにも関わらず、章ごとに主人公が変わり、その主人公の視点へと移り変わることで、次々と光景が変わっていく。言葉はとても軽く、読んでいると爽快な気持ちになる。
大学生たちの日常が描かれた作品だけど、恋があり、友情があり、親子、兄妹への想いがあり、最後にはどこか勇気づけられ、また頑張ろうと思える。そして、大切なものを探したくなる作品だった。(30代女性)

「阪急電車」有川浩

阪急電車
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電車内、乗客が起こした奇跡

実在する阪急電鉄の今津線の8つの駅と車内が舞台です。
それぞれの乗客に起こった出来事が16話綴られています。それぞれに起こる出来事はどれもその人にとってアンハッピーなことで、ゆえにどの人も心を痛めたり人知れず悩んでいます。しかし、車内や駅で偶然出会った他人との触れ合いにより、ある人は気持ちにケリをつけて強くしなやかになり、ある人は自己否定ばかりしていた性格から人との交流を持てるようになったり、それぞれの人が前向きに進み始めます。
身近な人でなくても人が寄り添いあっていくと化学変化みたいに、新しいパワーが生まれるところ読み応えがあります。私も電車内でちょっと困っているような人がいたら、さりげなく声をかけてみようと思わせてくれた小説です。(50代女性)

「夜のピクニック」恩田陸

夜のピクニック
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多感な時期にある若者の心理をしっかり描くもの

重大の若者はとにかく悩みの中にあり、周りを気にしては落ち込むこともありで精神的に大変な想いをすることもあります。そんな点が描かれいてる事に共感でき、説得性も感じることが出来るものでした。
複雑な家庭環境にある男女主人公が登場しますが、悩みに押し潰されること無く最後はしっかりと一歩を踏み出して人生を歩んていくことになります。そのシーンには、頑張る気持ちをもらえました。(30代男性)

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「優しい死神の飼い方」知念 実希人

優しい死神の飼い方
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犬と看護師のバディ物語

この小説は、知念 実希人さんが書かれている感動小説になります。優しい死神の飼い方と書いていますがタイトルからいってどこが感動するんだと思うでしょうが、なかなかさわやかな爽快感のある小説です。
犬に乗り移った死神が倒れていたところを看護師に助けられます。看護師が勤めている病院はホスピスで残り少ない人生を穏やかに暮らしていこうとする院長のもとに患者が集まってきます。この病院にはいろいろ秘密がありそして看護師も何か重要な秘密を抱えている。後は読んでみて確かめてください。(40代男性)

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「山女日記」湊かなえ

山女日記
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いろいろな方の人生を感じられる

仕事や恋愛、結婚、家族関係のことなど色んな悩みを抱えながら登山をする女性たちの物語です。
主人公が一歩一歩歩みを進めるのと同時に、前向きな気持ちになっていく様子が、読み終わった後すがすがしい気持ちになります。
物語ごとに登場する山が違って、景色の描写がリアルで想像力が掻き立てられます。
登山の経験は一度もありませんが、挑戦してみたくなりました。

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「夢をかなえるゾウ」水野敬也

夢をかなえるゾウ
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神様と平凡会社員の漫才自己啓発本

いわゆる自己啓発小説ですが、主人公に教えを授けてくれるのは大富豪でも著名人でも政治家でもなく関西弁のポップな神様。そんな神様から容赦なく紡がれる数々の痛快なダメ出しにクスッと笑いながら反省しつつ、何故だか頷いてしまう的確なアドバイスに、気づけばポジティブな気持ちで神様の教えを実践しようとしている自分がいます。(30代女性)

「サラバ!」西加奈子

サラバ!
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人の人生に寄り添うことができる一冊

主人公の歩は優等生で個性的な姉などに振り回されるが、人生順風満帆。だが、ある転機をきっかけにどこか他責的な性格となりどんどん落ちてしまうことに。姉から主人公への「芯が無く揺れている。常に他人と比較している」と核心的な指摘を受けた主人公と同じ気持ちになった読者も多いはず。
人生に悩みがある、人の目を気にしすぎている人に勇気を与える一冊と思います。(30代男性)

「ルンルンを買っておうちに帰ろう」林真理子

ルンルンを買っておうちに帰ろう
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全ての女性の本音が詰まった話

主人公がなかなかリアルな世界では言えないけど、みんなが思ってるであろう本音をはっきり言っているところが、みんなが思ってることを代わりに言ってくれている気がしてポジティブになります。
思っているのは自分だけではなく、みんなこんな考えなんだと安心もします。女性の偽りのない気持ちを全てさらけ出しているので、ポジティブな気持ちになれます。(20代女性)

「助手席のチェット」スペンサー・クイン

助手席のチェット
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元気をくれる犬目線のミステリー

元刑事で探偵稼業をしているバーニーと、試験に落ちて警察犬になれなかった相棒のチェットが女子高生失踪事件を追いかけるミステリー。
視点が犬のチェットとなっているユニークな小説で、なにか大事なことが起きていても他のことに気を取られて分からなかった、と人間だったら反省しそうなことでもチェットは一切気にしない。
それどころか楽しいことや美味しい食べ物のことばかり考えている。そういう語りを読んでいると、起きてしまったことを後悔してクヨクヨしているのがバカらしくなってしまい、チェットの脳天気さに元気がもらえてポジティブになれる。(30代女性)

「かがみの孤城」辻村深月

かがみの孤城
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鏡に中のお城に集まった7人の少年少女たちのハートフルファンタジー

年頃が近い中学生の男女7人が、ある日突然、鏡の中にある不思議なお城に行き来できるようになるのですが、みなそれぞれ「不登校」などの問題を抱えていています。
「いじめ」なども話のなかに含まれますが、そんなに暗い展開にはなりませんので安心して読めます。とてもスラスラと読める文章ですので、上下巻の本ですが一気に読めました。
なぜ突然鏡のお城にいけるようになったのか?この7人の関係性は?
物語の謎がとける頃には、心温まる展開に、生きていく元気が貰えます。(40代女性)