【スリル満点】傑作サスペンス映画17選【洋画編】

ハラハラドキドキが止まらない!洋画の傑作サスペンス映画をご紹介します。
予想出来ない展開、そしてどんでん返し。サスペンスの醍醐味を存分に楽しめるおすすめの17作品。
L.A.コンフィデンシャル

50年代のロサンゼルス。ダウンタウンのカフェで元刑事を含む6人の男女が惨殺される事件が発生した。ロス市警のダドリー・スミス警部の指揮のもと、刑事たちは捜査に動き出す。殺された刑事の元相棒バドは殺された女と一緒にいた謎の高級娼婦、リンに接近する。華やかなスター刑事のジャック、野心家の若手刑事エドも参戦、事件は解決したかに見えたが三人は予想もしなかった巨大な陰謀に巻き込まれていく……
それぞれの正義の物語
50年代のロサンゼルスを舞台にしたクライムサスペンスです。性格や生き方が異なる3人の警察官が、一つの不可解な事件を解決しようとそれぞれ違うアプローチで真相に迫っていきます。物語の展開も二転三転し、全編に渡り非常に見ごたえがあります。
その中で私が一番印象に残ったのは、登場人物たちのキャラクター性です。3人とも一般の我々が考えるようなまともな警察官では決してないのですが、それでも視聴しているとそれぞれの譲れない正義が見えてきます。
悩み、足掻き、知恵を振り絞り行動し、そして彼ら自身の良心や誇り、意地をかけて解決に突き進む姿がとても美しく見えました。悪役も含め登場人物がとても魅力的なので、50年代アメリカの雰囲気を感じながらぜひ見て頂きたい作品です。また原作小説の方とは展開が異なるので、そちらの方も後で読んでみるとさらに楽しめると思います。(40代男性)
パラサイト 半地下の家族

貧困に負けないで真っ当に生きることを教えている
貧困な家族の中で育った息子や娘が特別な才能を発揮して、お金持ちの家に侵入していくというサスペンスなのですが、その詐欺の手法が実にすごくて呆気に取られます。もちろん悪事はうまくはいきません。強烈などんでん返しがあります。父親の放つ至言が胸を打ちます。「与えられた人生を生き切ることが大事だ」。それはまさに家族に対してブーメランのように帰ってくる言葉でした。貧困であれ真面目に生きることが大切だと監督は言っているようです。(60代男性)
韓国の実態が仔細に描かれている
貧困であったり差別であったり、果てには格差問題という看過できないものまで、日本に暮らしている限り実感するのが難しい韓国の実態が生々しく描かれているため、考えさせられるポイントが極めて多い印象を受けます。また、その中で先の読めない手に汗握るハラハラな演出を盛り込んでくる巧みさに圧倒されるのも良かったです。(20代女性)
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アイデンティティー

嵐により一軒のモーテルに閉じ込められた11人。極限の状況下、一人、また一人と惨殺され始める。残された誰もが疑心暗鬼になる中、彼らにある共通点があったことが判明する。一方、時を同じくして死刑を直前に控えた猟奇殺人鬼の再審理が行われていた。その彼にも同じ共通点が・・・。二つの事件が一つに繋がった時、想像を絶する衝撃のラストが待っていた!
陸の孤島と化したモーテルで殺人鬼と対峙する話
悪天候により、寂れた田舎のモーテルに留まることを余儀なくされた男女11人。それぞれ偶然居合わせただけの関係だったが、宿泊客の1人が惨殺されたのを皮切りに、ひとり、またひとりと死んでいく。犯人は誰なのか?殺害の目的は?息もつかせぬサスペンススリラー。
ハードルが上がってしまうことを敢えて書きますが、とてつもなく面白いです。ラストの大どんでん返しが本当に衝撃的な映画でした。有名俳優が出ていたりすると、『この人どうせ最後まで残るか犯人なんでしょ?』と思いながら見てしまいますが、そこまで有名な俳優が出演していないので映画の内容に集中できるのもプラスポイントです。(30代女性)
羊たちの沈黙

“アカデミー賞主要5部門独占受賞。映画史に刻まれるサイコ・スリラーの金字塔! 女性を誘拐し、皮を剥いで殺害する連続殺人事件の捜査を任命されたFBI訓練生のクラリス。彼女に与えられた任務は9人の患者を惨殺して食べた獄中の天才精神科医レクター博士に協力を求め、心理的な面から犯人に迫ることだった。レクター博士は捜査に協力する代償に、彼女自身の過去を語らせる。息詰まる心理戦の果てに導き出された答えとは──?"
サイコパスさの見える奥深いサスペンス
若い女性が襲われて皮膚を剥がれるという残酷な怪奇事件が街を震撼させます。捜査官達が必死に捜査する刑事ドラマパートは迫力があって楽しめますが、異質かつ面白みな点は、捜査協力者であるレクター教授の存在です。高い知識、そして戦闘力も秘めた怪人物のレクターの先の読めない言動にハラハラする展開がとても良かったです。(30代男性)
セブン

猟奇殺人事件を追う凸凹バディ
舞台は犯罪が横行する都市。退職まであと1週間を切ったベテラン刑事のサマセットは、新人刑事で血気盛んなミルズとバディを組むこととなる。連続猟奇殺人事件の捜査にあたるうちに、犯人がキリスト教の「七つの大罪」をモチーフとしていることが発覚する。
ラストシーンを見た時は、突然頭を殴られたかのような衝撃がありました。題材が題材だけに残虐な描写が多々あるので、見る人を選ぶ映画だとは思いますが、物凄く脚本の練られた面白い映画です。モーガン・フリーマンとブラッド・ピットのバディも最高でしたし、奥さん役のグヴィネス・パルトローが可愛くて完璧な配役でした。(30代女性)
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フライトプラン

《あらすじ》
映画.COM
夫を不慮の事故で失い、その遺体を故郷のニューヨークに還すため、自身が設計した最新鋭旅客機に搭乗した飛行機設計士のカイルだが、フライト中に居眠りをした隙にひとり娘が姿を消してしまう。乗員や乗客は誰も娘を目撃していないというが……。
高度一万メートルでの探索と攻防
主人公であるカイルが娘を連れ、事故死した夫と共に飛行機へと乗る、その始まりは何か起きるというワクワク感で一杯です。しかも搭乗した飛行機はカイルが設計したもので、いかにもという流れ。
カイルが仮眠から目を覚ますと娘がいない展開に、やはり起きたかと、見る側の推理が始まります。色々なことを考えられる状態にドキドキしつつ、真実を早く知りたい欲求を高まっていきます。是非ともその目で結末と、それに至るまでの展開を楽しんでください。(40代男性)
インフェルノ

記憶喪失状態でフィレンツェの病院で目覚めたロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)は何者かに命を狙われるも、医師のシエナ・ブルックス(フェリシティ・ジョーンズ)の手引きで事なきを得る。やがて二人は、人口増加を危惧する生化学者バートランド・ゾブリスト(ベン・フォスター)が人類の半数を滅ぼすウイルス拡散をたくらんでいることを知る。彼らは邪悪な陰謀を阻止すべく、ゾブリストがダンテの叙事詩「神曲」の「地獄篇」に隠した謎の解明に挑むが……。
記憶喪失によってスリル満載
トム・ハンクス主演のシリーズ3作品目ですが、前作とはちがった始まり方をしています。
主人公がいきなり記憶喪失状態から始まるので、冒頭からスリル満載です。
判断をミスすると死んでしまう、極限の選択状態が描かれています。
ただ真犯人を見つけ出すだけではなく、美術品や舞台となった街の歴史が関わってくるので、見るだけでちょっとした勉強や観光気分も味わえます。(30代女性)
ソウ

《あらすじ》
猟奇殺人鬼が命の大切さを学ばせようと、命を粗末にしている二人を拉致する。二人は生き残りをかけたゲームに参加させられ、助かるためには戦うか、さもなくば殺されてしまうという…。
低予算で最高クオリティー
まずSAWの何が凄いって明らかに予算があまり無いんだろうなと感じ取れるレベルのスタジオでものすごいクオリティーの化け物映画に仕立てたって事ですよね。
内容は以降のSAWシリーズよりグロテスクな内容が控えめでサスペンスに焦点を当てた感じです。
そして真犯人のサイコパスぶりと普通じゃ考えられない仕組みに度肝を抜かれました。
恐らくあのラストを超えるサスペンス映画はあまり無いと私は思います。(20代男性)
ノーカントリー

荒野で狩をしていたベトナム帰還兵のモスは、偶然ギャングたちの死体と麻薬絡みの大金200万ドルを発見。 その金を奪ったモスは逃走するが、ギャングに雇われた殺し屋シガーは、邪魔者を次々と殺しながら執拗に彼の行方を追う。事件の発覚後、保安官のベルは二人の行方を探るが、彼らの運命は予測もしない衝撃の結末を迎え・・・。
不気味な雰囲気と緊張感のある映画
非常に世界観が素晴らしいですし、サスペンス映画としての不気味さを掻き立てるような雰囲気や緊張感など、最初のシーンだけでも一気に引き込まれていきます。また、BGMを使われていない映画なので静けさがあり尚更集中して見入ってしまいますし、常に緊張感を味わえる映画なので、サスペンスとしては非常におすすめです。
悪の法則

すべては、“カウンセラー"と呼ばれる若く有能な弁護士がほんの出来心で裏社会のビジネスに手を染めたことから始まった。美しいフィアンセとの輝かしい未来を夢見た彼の欲望は、周囲のセレブリティたちを否応なく危険な事態に巻き込み、彼らの虚飾に満ちた日常を揺るがしていく。しかし彼らは、まだ気づいていなかった。この世の闇に渦巻く“悪の法則"に魅入られ、もはや逃れようのない戦慄の罠に絡め取られてしまったことに……。
危ない世界に軽い気持ちで踏み入った先に待つのは地獄のみ
成功しているのに、もっと贅沢に暮らしていきたいと思ったのが運のツキ。手を出してはいけない麻薬の仕事に手を出して、日常がどんどん追い詰められていく弁護士の姿が淡々と描かれていく。
今作はホラーではないのに、ものすごく怖い。それは日常と地続きにありながら、普通に生きていたら交わることのない麻薬カルテル側の世界の法則を見せつけてくるからだと思う。そこに入り込んでしまったら、一般人には手の打ちようがない絶望感。気づかないだけで、話の通じない裏社会はすぐ身近にあるのかもしれないというリアルさ。最後までなんとかなると思っていた弁護士が滑稽で哀れで、終始、苦しかった。
キャストも豪華で、みんな上手いから余計リアルさが増してた。中でもキャメロン・ディアスの壊れっぷりはゾクッとして、すごくよかった。
ラストナイト・イン・ソーホー

エロイーズはデザイン学校に入学し、ソーホー地区で一人暮らしを始めたアパートで眠りに着くと、夢の中で60年代のソーホーにいた。そこで歌手を夢見るサンディに出会うと、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。夢の中の体験が現実にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズは、タイムリープを繰り返していく。だがある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。その日から現実で謎の亡霊が現れ、徐々に精神を蝕まれる。そんな中、サンディを殺した殺人鬼が現代にも生きている可能性に気づき、たった一人で事件の真相を追いかけるのだが……。
ジャンルの定義ができない、今までになかった傑作!
サイコロジカル・ホラーに、タイムリープ要素とサスペンスが加わったジャンルの闇鍋のような映画。しかし、これが化学反応を起こし、非常に良くできた傑作となっている。視聴者は、美しき70年代のロンドン、ソーホーの街並みや音楽を楽しんでいるところに突如襲いくるホラー、サスペンスの要素に驚かされ、巧みなミスリードに騙され、最後には予想だにしない結末を見せつけられることになる!(20代男性)
Search/サーチ

忽然と姿を消した16歳の女子高生マーゴット。行方不明事件として捜査が始まる。家出なのか、誘拐なのかわからないまま37時間が経過。娘の無事を信じる父デビッドは、彼女のPCにログインしSNSにアクセスを試みる。インスタグラム、フェイスブック、ツイッター…。そこに映し出されたのは、いつも明るく活発だったはずのマーゴットとはまるで別人の、自分の知らない娘の姿があった…。
手がかりはSNSの中にある
他の映画とは異なり、画面がずっとパソコンを映しているだけなのですが、その中でSNSを駆使して行方不明になった娘を探すという珍しい表現をしている映画です。パソコンを映しているだけで面白くないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、見ているととても引き込まれていってしまう展開が次々に起こるので目が離せなくなります。
SNSだけで娘を探すだけなのですが、とてもハラハラドキドキしながら見てしまうこと間違いありません。サスペンス映画は沢山見てきましたが、この作品は本当に面白く印象に残っているので、見てない人にはかなりおすすめです。(20代女性)
パニックルーム

ニューヨーク、マンハッタンの高級住宅地 – 。離婚したばかりのメグは、娘サラを連れて、新しい引越し先の下見に出掛けた。案内されたタウンハウスは4階建て、エレベーター付き。しかしそれだけではなく、ある秘密の部屋が設置されていた。"パニック・ルーム"緊急避難用のスペースはそう呼ばれていた。ドアはひとつしかない。スプリング内蔵の自動施錠システムと赤外線センサーが装備されている。作られた目的はたったひとつ。決して誰も侵入させないこと。母子の新たな生活が始まったその晩、事件は起こった – 。
絶体絶命の密室サスペンス
自宅に強盗が押し入り、娘と二人で逃げ込んだ緊急避難室。部屋の外には見知らぬ男たち。立てこもった密室から、母娘は無事に脱出できるのか!?というストーリーです。この緊急避難室のことを表題のようにパニックルームと呼ぶそう。ただの逆立てこもりではなく、娘に持病があり、注射が必要になり、パニックルームから出て取りに行かなくてはならない、という要素も加わり、極限状態の母親が奮闘する様子にハラハラしながら鑑賞できる作品です。(30代女性)
チェイサー

デリヘルを経営する元刑事ジュンホの元から、女たちが相次いで失踪。時を同じくして、街では連続猟奇殺人事件が勃発。ジュンホは、女たちが残した携帯電話の番号から客の一人ヨンミンに辿り着く・・・。「女たちは俺が殺した。そして、最後の女はまだ生きている。」捕らえられたヨンミンはあっけなく自供するが、証拠不十分で再び街に放たれてしまう。警察すらも愚弄される中、ジュンホだけは、囚われた女の命を救うため、夜の街を猛然と走り続ける・・・。
これぞ韓国映画たる残酷さ。
決して見終わったあとにスッキリする作品ではないけれど、そもそも犯罪というものはそういう人間の闇が原因で起きていることであり、綺麗ごとではないから一度でも犯してはいけないんだと自分自身への戒めになる作品で、日本映画では物足りないと感じる人間たる残忍さや最後まで救われない所も含めて、韓国サスペンス映画の魅力であると思います。(40代女性)
天使と悪魔

新しい教皇を選出するコンクラーベと行うことになったカトリック教会の総本山ヴァチカンで、候補者である枢機卿たちが誘拐される事件が発生。ヴァチカンの依頼で調査に乗り出した宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授は、教会に迫害された科学者たちが創設したという秘密結社イルミナティが、再び現代に姿を現したのではないかと推理する。犯人はスイスの研究所から恐るべき破壊力を秘めた"反物質"を盗み出し、ヴァチカンの爆破をも計画。ラングドン教授は美人科学者ヴィットリアの協力を得て、謎に包まれたこの事件の真相に迫っていく。
犯人が怖いミステリースリラー映画
バチカン市国でコンクラーヴェが開催されているその裏で、教皇候補たちが次々と4元素になぞらえて殺害されていくのに、ハラハラドキドキしました。実行犯と犯人がそれぞれ別にいるのですが、殺害方法があまりに惨く、彼らの精神はどうなっているのかと戦慄しました。終盤でやっと犯人が分かるのですが、自分的には意外な人物が犯人だったため、人間不信になりそうでした。(20代女性)
フォーン・ブース

電話を切れば、殺される! 全米No.1ヒットに輝くリアルタイム=ノン・ストップ・サスペンス!! すべてはニューヨーク・ブロードウェイの電話ボックスから始まった。ヤリ手のコンサルタント、スチュは、コール音が鳴り響く電話ボックスの電話を思わず取ってしまった。相手は「電話を切ったらお前の命はない」と告げる。彼の胸には赤外線の標的マーク。訳も分からぬまま、街の喧騒を凍り付かせる一発の銃声が轟いた。倒れる通行人、犯人に祭り上げられるスチュ……。彼の選んだ結末とは? そして、犯人は一体何者なのか──?
公衆電話の個室から始まる全く新しいサスペンス映画
この作品の面白いところは、主人公が公衆電話の個室に入っている状態でずっと物語が進んでいくところです。これだけ聞くと地味な感じを想像すると思いますが、公衆電話の外側で予想もできないような衝撃的な出来事がずっと起こるので、全く見飽きることはありません。さらに主人公の正体もだんだん怪しく感じてきて、誰を信じたら良いのか分からなくなる感じもこの映画の魅力だと思いました。(20代男性)
氷の微笑

元ロックスターのナイトクラブ経営者がアイスピックで刺されてベッドの上で死んでいた。
サンフランシスコ市警の刑事ニックは、被害者の恋人で美人作家のキャサリンを尋問する。
彼女は数カ月前に事件とそっくりのミステリーを出版していたのだ。
彼女に翻弄されて捜査が難航する中、ニックの周囲で次々と新たな殺人事件が起きる…。
本能として備わった魔性
殺人事件の容疑者であり被害者の恋人であるミステリー作家のキャサリンを演じるシャロン・ストーンの謎めいた妖艶な魅力が最大現に表現された作品です。マイケルダグラス演じる刑事ニックが犯人を追うはずがキャサリンの美貌と怪しい魅力に引き込まれていくのは、男性ではなくても同感できるほどの美しさだと感じました。最後の最後まで結末の予想がつかない、観ている側もキャサリンに翻弄されるような作品です。(50代女性)