何度見ても面白い1990年代のおすすめ映画21選【洋画編】

2022年7月12日

1990年代の映画【洋画編】

1990年代に公開された名作映画を集めてみました。
1990年代は、世界的には湾岸戦争が勃発し、ソビエト連邦が崩壊した年代で、世界が大きく変化した時代でした。
生活面ではパソコンが一般的に普及し始め、携帯はPHSがブームとなり、そして90年代後半の99年にDoCoMoのiモードが開始された時代でした。
みんなが同じ物を見ていた最後の年代、とも言われているようです。

映画の洋画では「タイタニック」「フォレスト・ガンプ/一期一会」など記録に残る大ヒットした映画から「ダイ・ハード2」「ターミネーター2」「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」など、大人気映画のシリーズ続編も多かった感じがしますね。

そんな1990年代の、今見ても面白い名作映画21作品をご紹介します。

ライフ・イズ・ビューティフル (1997年)

ライフ・イズ・ビューティフル

<あらすじ>
愛嬌たっぷりだがドジばかりしているウェイター、グイドには多彩な想像力と人を引き付けるユーモアのセンスがあった。そんな天性の才能でグイドは愛する女性の心を射止め、できたてほやほやの家族のために美しき人生を作ってきた。
だが、そんな人生が第二次世界大戦によって脅かされる。グイドはその天賦の才を使って、愛する妻と息子を想像もできない過酷な運命から救わねばならない!

どんな時もユーモアを忘れない、生きることの素晴らしさを与えてくれる!

ユダヤ人の差別・戦争をテーマにした映画で、内容は胸が苦しくなるほど重いが、その中でもユーモアを忘れず、家族を大切にする主人公がとても愛おしく、
人生で一回は見るべき映画!コメディアン出身の映画監督ならではの、悲しい内容の中にコミカルな演出があって、そこに救われた感じがした。
見終わった後に、人それぞれのこの映画への見解がかなり違うため、その意見交換をするのも楽しみの一つである。(30代女性)

マスク (1994年)

マスク

<あらすじ>
銀行員スタンリー・イプキスは引っ込み思案。そんな彼でも『マスク』をかぶれば、ゼロからヒーローへと大変身。謎の仮面の力でティナを口説いたり悪者をやっつけたり、普段のスタンリーには不可能なことが何でもできちゃう。そして笑いとドタバタの陰には映画の真のテーマが。マスクがないとスタンリーは、本当にステキにはなれないの?

冴えない男が緑の仮面で大変身!?

冴えない銀行員のスタンリーは、美貌の歌手・ティナに一目惚れをするが、何もアタックできずに終わる。その日の帰宅途中に拾った緑色のマスクを何気なく顔に持って行くと、マスクが顔にピッタリと張り付いてしまう。
実はこのマスク、付けた人の潜在的な欲望を表に出すマスクだったのだ。途端に陽気になったスタンリーは、自身の働く銀行に金を盗みに行ったり、ティナを口説きにクラブへ繰り出す等、夜の街で暴れまくる─。

ジム・キャリーの出世作となった今作。いま見てもCGが全く不自然ではなく、当時の技術の高さに驚かされます。ジム・キャリーの表情の変わりようがあまりにもスゴかったために、顔に使うCGの出番が減ったという逸話があります。コロコロ変わる彼の表情に是非注目してほしいです。
スタンリーの愛犬マイロも可愛いですし、ティナ役のキャメロン・ディアスも当時21歳とは思えないほどの色気を出していて目の保養になります。とても明るくてパワーのある作品なので、元気になりたいときにオススメの映画です。(30代女性)

「マスク」関連のテーマ

ターミネーター2 (1991年)

ターミネーター2

《あらすじ》
スカイネットはジョン・コナーを殺すためにT-1000型ターミネーターを送り込んだ。人類存亡の最後の希望を守るべく、未来から別のターミネーターが少年を守るために送り込まれた。

子供を守るために戦う母の物語

ターミネーターシリーズはたくさんの作品が制作されていますが、私は2が一番だと思っています。それは何といってもサラ・コナーの魅力にあります。1作目では守られる存在だったサラが、2では自らが戦士の様になって、今度は息子を守るのです。その姿がとても魅力的で、格好良い女性だと思いました。当時はサラのファッションを真似したり、飼い猫にサラと名付けてしまった程、はまっていました。(50代女性)

ガタカ (1997年)

ガタカ

《あらすじ》
DNA操作で生まれた“適正者”だけが優遇される近未来。
“不適正者”として自然出産で生まれた若者ビンセントは適正者になりすまして宇宙へ旅立とうとするが・・・

自分の人生は、自分だけが選ぶことができる

遺伝子の優劣により個人の人生が決まってしまう近未来が舞台の作品です。優秀ではない遺伝子と判断された主人公が、宇宙飛行士の夢を掴もうと奮闘します。
SFテイストの強い作品ですが、努力を続けていればいつかは誰かが気付いてくれる、もしかしたら報われるかもしれないというシンプルなメッセージも込められています。SFらしいスタイリッシュな映像も魅力的です。どこか無機質な建物や人々のファッションも見どころです。(20代女性)

「ガタカ」の関連テーマ

ゴースト/ニューヨークの幻 (1990年)

ゴースト/ニューヨークの幻

《あらすじ》
恋人同士のモリーとサムは一緒に暮らし始め、幸福に満ちあふれていた。そんな矢先、サムは暴漢に襲われ命を落としてしまう。だがその死が陰謀であると知ったサムはこの世にとどまり、インチキ霊媒師の力を借りて愛するモリーを守ろうとする……

大事な事を思い出せる物語

ストーリー自体は非現実的ではあるにも関わらず、非常に感情移入できますし、これほどにまで何度でも泣ける映画はなかなかないと思います。
また、恋愛としても忘れていたものを思い出させてくれるような純粋さがありますし、自分の事のように置き換えて見る事もできるので、とにかく入り込める映画で非常におすすめしたい作品です。(30代男性)

「ゴースト/ニューヨークの幻」の関連テーマ

ファイト・クラブ (1999年)

ファイトクラブ

《あらすじ》
エリート企業戦士ジャックは、ある日、出張先に向かう飛行機内で、石鹸のセールスマンと称するタイラーという男と知り合う。後日、自宅が突然の火事に見舞われ、タイラーの家にころがりこむことになったジャックは、タイラーの力強いカリスマ性に次第に惹かれていく。そして意気投合したふたりは、加入者同士が素手で殴り合う秘密組織“ファイト・クラブ”を設立する。彼らは暴力的な行為の中で、次第に自己を解放していくが…。

男たちの殴り合いと解放の映画

不眠症に悩むサラリーマンが石鹸売りの奇妙な男と出会い地下ボクシングクラブを作り、果てはテロ組織まで作っていくという話なんですが、これが奇妙な物語ながらもめちゃくちゃ面白いんですよね。
主人公はエリートサラリーマンながらこの資本主義、消費社会に疲れ不眠症を患っている。そこでタイラーダーデンという社会に縛られず自由に生きる男と出会い、殴り合いをすることで己の魂を解放していく。

この資本主義社会で、広告に煽られテレビに煽られ情報の奔流にうんざりしている現代人も多いと思います。そういった現代に苦しみを持つ人の気持ちを汲んで救ってくれる。ファイトクラブはそういう映画なんですよね。最高です。(30代男性)

「ファイト・クラブ」の関連テーマ

フォレスト・ガンプ/一期一会 (1994年)

フォレスト・ガンプ/一期一会

《あらすじ》
“人生は食べてみなければわからない、チョコレートの箱と同じ”―――アメリカの激動する歴史を駆け抜けた、トム・ハンクス演じる青年フォレストの青春を暖かい感動で描いて、アカデミー賞(R)作品賞ほか6部門を独占した映画史に残る名作。

波乱万丈の人生を行く愉快な男の物語

主人公はとにかく明るく実直な男です。走るのが得意なランナーであり、卓球選手になり、革命軍の仲間になり、兵隊にもなって波乱万丈の人生を駆け抜けます。あくまでも爽やかで前向きに人生を歩む主人公の人間性には好感が持てました。
どんな人間の人生も始めてから終えるまで何があるか分からない、だから面白い。主人公が愛した母の言葉に、映画の本質が集約されています。大人になる程味わいが濃くなる面白い一作でした。(30代男性)

「フォレスト・ガンプ/一期一会」の関連テーマ

ボディガード (1992年)

ボディガード

<あらすじ>
愛のためにできること、それは命をかけて守ること。世界でも有数のボディガードであるフランクは、ある時、歌手であり女優でもあるスーパースター、レイチェルの護衛を依頼されるが・・・。

仕事にしか興味のないボディガードとワガママな歌姫との熱い恋物語

ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが人気絶頂の時の映画です。
無口なボディガードとシングルマザーである歌姫の一瞬の恋でした。でもシングルマザーとして歌手として悩んでいたホイットニー・ヒューストンが無口なボディガードに心を許して恋に落ちた瞬間、歌手として素晴らしい一面を見せます。無口な役がピッタリなケビン・コスナーと素敵な歌声を聴かせてくれたホイットニー・ヒューストンの2人がとても素敵でした。(40代女性)

マイ・ガール (1991年)

マイ・ガール

<あらすじ>
1972年、夏。ペンシルバニアの田舎町に住むベーダは、優しいパパとおばあちゃんと一緒に暮らす11才の女の子。ママはいないけれど、幼なじみのトーマスが心の支えになっていた。ある日パパの葬儀社にメーク係の女性シェリーが雇われた。思春期を迎えたベーダはパパとシェリーの間に愛が芽生えたのを知って大ショック。おまけに、憧れのビクスラー先生にも婚約者が現れてベーダの心はますます揺れる。その夏、ベーダは初めてのキスと一生忘れない悲しみを経験する…

少女の成長と淡い青春物語

10代の少女の思春期の悩みや心のトラウマや友情、ほろ苦い初恋などを1972年のアメリカ、ペンシルベニア州を背景に描かれています。この時期に感じていた思春期ならではの葛藤や初めて感じる恋心などがとても懐かしく感じます。そして大切な人を失う心の痛みから、少しずつ悲しみを乗り越えて前を向こうとする少女の成長していく物語りが好きです。(40代女性)

天使にラブソングを (1992年)

天使にラブソングを

<あらすじ>
しがないクラブ歌手のデロリスは、殺人現場を目撃したためにギャングに命を狙われている。身を隠すための意外な場所は、なんと、お堅い修道院!

歌がつなぐハチャメチャ友情

クラブ歌手が色々とあって修道院で尼僧になるというツカミからバッチリですが、コメディ部分もあり本当におもしろいです。クラブ歌手とか、尼僧って関係ある?ってくらい出演者の歌唱力が魅力的で、歌が世界観を繋げる物語です。大人気で2も出ました。
歌だけじゃなく、ストーリー性もしっかりしているので飽きることがありません。むしろ感情移入できるくらいでした。(20代女性)

「天使にラブソングを」の関連テーマ

羊たちの沈黙 (1991年)

羊たちの沈黙

<あらすじ>
アカデミー賞主要5部門独占受賞。映画史に刻まれるサイコ・スリラーの金字塔! 女性を誘拐し、皮を剥いで殺害する連続殺人事件の捜査を任命されたFBI訓練生のクラリス。彼女に与えられた任務は9人の患者を惨殺して食べた獄中の天才精神科医レクター博士に協力を求め、心理的な面から犯人に迫ることだった。レクター博士は捜査に協力する代償に、彼女自身の過去を語らせる。息詰まる心理戦の果てに導き出された答えとは──?

連続殺人犯とFBI訓練生の奇妙な交流

人を殺し食べたなどの罪で収監されている連続殺人犯のレクター博士。助言を得ようと彼を訪ねるFBI訓練生のクラリス。現実の殺人事件も絡み合い、ふたりの奇妙な交流は進みます。
果たして、レクター博士はクラリスをどうするのか?事件への助言は正しいのか?など、今見てもドキドキハラハラすること間違いなし。近年でもリメイクやドラマ版が製作される人気シリーズの始まりの物語です。(30代女性)