《青春》おすすめ【文化系】部活の漫画15選

読めば入部したくなるような文化系部活の漫画を集めてみました。
スポーツ系部活顔負けの、ライバルとの熱い戦いを繰り広げる文化部もあれば、ノンビリと活動を楽しむ部活もあります。
そんな多彩な文化系部活がテーマとなっているおすすめ漫画15作品をご紹介。
- 2023/4/18 「ちはやふる」の追加
<箏曲部>「この音とまれ!」アミュー

《あらすじ》
先輩が卒業して箏曲部ただ一人の部員になってしまった武蔵。四月になり新入部員の勧誘に励むのだが、部の存在自体を知らない人も居る状態。そんな彼の前に現れた、見るからに不良で箏とは縁の無さそうな新入生が入部したいと言い出して!?
箏を通して繋がった部員達の成長物語
「この音とまれ!」は、筝曲部で出会った不器用で個性的な部員達が、ぶつかり合いながらも箏に真剣に向き合うことを通して互いを理解し、成長していく学園物語です。
箏について馴染みがなくても、読み進めていくうちに、繊細な箏の音やダイナミックな箏の音が、まるで本当に聞こえてくるような印象を受ける作品です。
見どころとしては、それぞれが持つ悩み、1人では超えることができなかった問題を、他の部員達が不器用であっても真剣に真っ直ぐに受け止めることで、共に乗り越えていく姿です。
友情、信頼関係、一生懸命に取り組むことの素晴らしさを教えてくれるような素敵な作品です。(40代女性)
心が洗われるような綺麗な物語
主人公のチカが一見不良ぽいのに、実はとても優しい子で真摯に箏に向き合う姿に惹かれます。漫画であっても、チカの弾く箏の音色はきっと澄んでいて、心まで洗い流されるような気がしてきます。また、箏曲部は紆余曲折ありながらもどんどん部員が増えていきます。そんな部員達と心を合わせて箏を奏でていく部活動で、読む人の心も奮わせることのできる作品です。(20代女性)
「この音とまれ!」の関連テーマ
<美術部>「ブルーピリオド」山口つばさ

成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!
自分も何か始めたくなる漫画
テレビアニメ化にもなっていて、最初は全然内容を知らずにアニメの方を観だしたんですが、美大に入るため色々な葛藤の中で苦しんだり楽しんだり、額にこそ汗はしないけれども、若い人たちの情熱がこの漫画には描かれていると思います。特に、主人公の美術熱と才能の開花が目まぐるしいので、見ていて羨ましく眩しい感じが好きでした。(40代女性)
<文芸部>「響~小説家になる方法~」柳本光晴

とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。
編集部員の花井は、応募条件を満たさず、ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。
封を開けると、これまで出会ったことのない革新的な内容の小説であった。
作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない・・・
信念を貫く天才小説家の成長譚
主人公《鮎喰 響》が高校入学を機に入った文芸部は、名前だけの部活で不良のたまり場と化していました。響は我を通す喧嘩っ早い性格のため、すぐに不良たちと喧嘩。幼馴染でストッパー役の椿涼太郎や、有名小説家二世の祖父江凛夏たちとともに文芸部を再生します。
二世ならではの悩みを持って小説を書く凛夏と、期待の新人小説家の正体である天才型の響の小説家として、そして人間としての成長を楽しめる青春漫画です。(30代男性)
天才、というもの
主人公の響(ひびき)はまさに小説家の「天才」といってもいいキャラクターです。
ただ、作中では、天才ならではの苦悩とか、どういう努力をしてきたのか、などには全く触れていません。響は最初から最後まで「天才」で、その響が巻き起こす奇天烈な行動に周りの人達が、あたふたするという感じです。響の暴力的行為に賛否はありますが、空気を一切読まずに、あくまで「自分」を貫き通すその姿勢はカッコよくすら思えました。(40代男性)
<オーケストラ部>「青のオーケストラ」阿久井真

《あらすじ》
とある理由でヴァイオリンを弾くのを辞めた元・天才少年、青野 一(あおのはじめ)。
中学3年の秋、一人の少女と高校のオーケストラ部と出会い、止まっていた彼の時間が動き出す――
音と音、心と心が繋がっていくアンサンブル青春ドラマ、開幕。
音楽に青春を捧げる高校生の物語
高校のオーケストラ部の物語です。
主人公の中学生時代から物語は始まります。両親の離婚をきっかけにバイオリンから離れていた主人公が、同級生にバイオリンを教えることになり、演奏の喜びを再認識してオーケストラ部のある高校に入学します。初心者から経験者まで集まるオーケストラ部で、ぶつかり合いながらも成長していく部員たちの姿がまさに青春です。
音楽の解釈について話し合う様子などは、体育会系の部活を描いた漫画では見られない場面です。演奏会やコンクールでの表現は、漫画で伝わってこないはずの音が聞こえてくるように感じます。
クラシック音楽についての勉強にもなります。(30代女性)
<奇術部>「手品先輩」アズ

《あらすじ》
「ボクは出会ってしまった…、カワイイけど“ヘンな”先輩に!」手品好きなのに、アガリ症のせいで失敗率100%の先輩の姿は時にカワイくて、時にちょっとエッチで、目が離せないんです。連載開始以来、各所で話題沸騰の面白くって、いろいろあやうい手品ショートGAGついに単行本化! 文化部系最終兵器ヒロイン、ここに誕生!!
ドジっ子属性に萌えてしまう作品
部員がたった1人である奇術部に所属している先輩(本名不明)が、主人公(同じく本名不明)を勧誘し、主人公は嫌々ながら奇術部に入部をして、先輩の助手を務めることとなります。
この漫画では先輩がことあるごとに自身で考えた手品を披露するものの、基本的には何らかのドジを踏んで失敗するという光景が定番であり、そこが面白いです。
その状況に主人公がツッコミを入れていくため、まるでコントのような状況に見えてきます。
こんな先輩が実際にいたら、学校生活は非常に楽しそうだなと思えてきます。(30代男性)
<茶道部>「お茶にごす。」西森博之

《あらすじ》
「平和な心と生活を手に入れたい」と願い、茶道部に入部した最強の不良・デビルまークン! 彼は暴力の連鎖から逃れ、優しさの道を極めることが出来るのか…?
不良が茶道部に入ることによって少しずつ内面が変化していく物語
この漫画の面白いところは、主人公が暴力にまみれた生活を送っている不良であり、茶道部とは全く正反対のキャラクターをしているところです。そんな彼が茶道部にはいることによって、様々なトラブルが発生したり、茶道部ならではの良さに気が付いていくという展開もあります。
茶道部のメンバー達もみんな個性豊かで、主人公と少しずつ良い関係を結んでいくところも心があたたまります。(20代男性)
「お茶にごす。」の関連テーマ
<料理研究部>「ギャルごはん」太陽まりい

《あらすじ》
ヤングアニマル本誌でアンケート常に上位の、大人気ギャルラブコメ!!冴えない家庭科教師・矢部真司は、ひょんなことから学校一のギャル・岡崎みく と「2人っきり」の料理研究部をつくることに…?ギャルと先生の美味しいラブ コメ、召し上がれ!
家庭科教師×ギャルの料理部漫画
家庭科の先生と校内一のギャルがあることをきっかけに立ち上げた「料理研究部」。
ギャルらしさが全面に出た漫画ながらも、最初は料理が全く出来なかったギャルが成長していく姿が見られます。
2人でスタートした部活なので先生と生徒(ギャル)の関係性にも注目の漫画です。THEギャルという話し方で明るいテンションで進んでいくので、サクサク読めます。(30代女性)
<かるた部>「ちはやふる」末次由紀

まだ“情熱”って言葉さえ知らない、小学校6年生の千早(ちはや)。そんな彼女が出会ったのは、福井からやってきた転校生・新(あらた)。おとなしくて無口な新だったが、彼には意外な特技があった。それは、小倉百人一首競技かるた。千早は、誰よりも速く誰よりも夢中に札を払う新の姿に衝撃を受ける。しかし、そんな新を釘付けにしたのは千早のずば抜けた「才能」だった……。
かるたで夢を目指した女の子
ちはやちゃんが純粋で可愛いだけでなく、かるたへの向き合い方もすごく真摯で努力を続けることの難しさや大切さをこの作品で学べると思います。
ちはやちゃんの少し変わった考え方や人への接し方を見ていると、毎日を大切に過ごしているように感じて見ごたえも凄くありました。学生の時に部活動や習い事など、打ち込めるものがあった方は特に感動したり共感したり出来るのではないかなと思います。(20代女性)
<書道部>「とめはねっ! 鈴里高校書道部」河合克敏

脅されて書道部に入部した大江縁と、だまされて書道部に入部した望月結希。一風変わった先輩たちに翻弄されて、これでいいのかと思う日々。それでも、ダイナミックでデリケートな書の世界は、かなり魅力的で… 文化系青春コメディー、It’s 書(SHOW) TIME!!
草食系主人公だけど、応援したくなる青春書道漫画
漫画にするには地味に思える『書道』。それをとても面白く、そして自然と書道の知識も教えてくれる秀逸な漫画です。こういう派手さがないテーマの漫画ですとよく、奇人変人系の面白キャラを出したり、ギャグに走ったりするのが多いですが、とめはねっ!は愉快な仲間たちはいますが、常識的範囲内の人達ですし、ギャグや恋愛話に逃げたりすることなく(多少はありますけど)、真摯に真面目に書道に取り組む高校生たちを見事に描いています。
物語に派手さはありませんが、最終刊などでは静かな感動を呼び起こしてくれる文化系漫画の傑作です。(40代男性)
<遊び人研究会>「あそびあそばせ」涼川りん

美少女×お遊戯コメディ
3人の女子中学生たちのシュールな日常コメディ漫画。放課後空き教室でぐだぐだと過ごしたり、他の部活や生徒会を巻き込んだおバカな大騒動から、複雑な恋の悩みなど内容は様々で読んでいて飽きることがありません。
漫画の綺麗で可愛い表紙からは想像できない中身なので表紙詐欺とも呼ばれています。アニメ版もオススメできます。(30代女性)
「あそびあそばせ」の関連テーマ
<吹奏楽部>「青空エール」河原和音

小学生の頃テレビで観た光景に、つばさは心を奪われた。それは甲子園のアルプススタンドで、熱い声援を送るブラスバンドの姿だった。いつか私もあの場所に――。憧れと希望を胸に入学したブラバンの名門・白翔高校。だが、つばさはブラバン初心者! 同級生の野球部員・山田くんの励ましを支えに、いま小さな一歩を踏み出す――。
吹奏楽で全国を目指す女子と甲子園を目指す男子の純粋恋愛
全国を目指す強豪吹奏楽部に入部した楽器初心者の主人公。
とにかくがんばり屋さんの主人公は、初心者ながらがんばって部活にはげみます。主人公の好きな相手は甲子園を目指す野球男子。こちらもまっすぐな好青年。二人は好き合ってるけど、部活第一でお互い励ましながら頑張って過ごします。本当に二人が微笑ましくて、しょっちゅう泣けました。(40代女性)
<ミステリ研究同好会>「じけんじゃけん!」安田剛助

《あらすじ》
部室で密室トリック!?学食で毒盛り!?離島の洋館に夏合宿!?ミステリ好きのちょっと変わった美人先輩と過ごす、事件だらけのスクールライフ♪ミステリファンもそうでない方も楽しめる、新感覚のミステリ×日常コメディ!
死ぬほどミステリを愛しているヒロインの、ミステリ愛溢れるコメディ
ミステリ好きのヒロインの、まっすぐなところが、おもしろい漫画です。ミステリ研究同好会は、ミステリを死ぬほど愛するヒロインの白銀百合子が、立ち上げた部活動です。白銀百合子は、本当にミステリが好きで、教室で密室トリックを実際に試そうとしたり、推理小説によくあるルールで行動してみようとします。さらに、ミステリ好きとして生半可な人は入部させません。人気者の百合子目当てに、入部希望者が殺到するも主人公以外は受かりませんでした。好きなことに一途なヒロインの行動が、おもしろく応援したくなります。(20代男性)
<美術部>「この美術部には問題がある!」いみぎむる

とある中学のとある美術部。そこには絵の才能に恵まれながら「理想の二次元嫁」を描くことにしか興味のない男子が一人――。 その男子を中心に少し残念な人たちが集まった美術部で今日も何かが起こる……。ヒロインの宇佐美さんの健気なかわいさが各所で話題沸騰中!
変な美術部員に振り回される。
基本的には、世間一般が認識している通りの美術部の活動を行っています。本作の見どころは、ドストレートな純情な恋愛と言うより、面白おかしさを取り入れた学園ラブコメ仕様になっている点です。
美術部の中で唯一まともな神経が通っている宇佐美みずきちゃんの苦悩が何かと面白く描かれ、彼女を取り巻く環境に笑いが込上げること請け合いです。(20代女性)
<麻雀部>「咲-Saki-」小林立

《あらすじ》
時は21世紀…。麻雀の実力が人生を左右する時代に、二人の天才女子高生が舞い降りる。毎局プラスマイナスゼロで和了(アガ)る少女・宮永咲。全国中学生麻雀大会個人戦優勝者・原村和。互いの生き様が交わる時、熱き物語の幕が上がる――!!
麻雀に心血を注ぐ美少女たち
麻雀に心血を注いでしまうような些か風変わりな少女、それもとびきり目を引く美少女たちが、真剣そのものの眼差しで麻雀をプレイしている様に惹かれます。麻雀、すなわちそれは究極の頭脳戦とも言え、読み手側の脳みそにも相当な刺激を与える作品です。また、頭脳戦であると同時に心理戦の要素も孕んでいるため、読み応えとしては申し分ありません。(20代女性)
「麻雀」関連のマンガ
<美術部>「スケッチブック」小箱とたん

《あらすじ》
いつでもいつまでも、のんびりまったり。個性的なメンバーが描く、スローな美術部日常4コマ!
高校生のゆるい日常のコメディー漫画
この物語は美術部に入部した女子高生・梶原空を中心にしたゆるい人間ドラマです。主人公だけでなく、クラスメートで同部員の視点や、個性豊かな先輩や顧問の先生たちといった脇役の話もクスッと笑えます。部員たちのわちゃわちゃしたやり取りがほとんどですが、中にはトリビアな知識(熟語のことや食材など様々)も入っていて豆知識も増やすことができます。
基本四コマ一話完結なので、テンポよく読み進められるのもおすすめです。
また、物語の随所にネコがたびたび出演しており、ネコ好きにはたまらないかと思います。ネコも可愛く描かれていて、ネコ同士の会話(主人公たちには分からない)もたまにボケツッコミが混じってとても面白いです。(30代女性)