平安時代の風雅と情熱!おすすめ平安時代小説9選

2023年8月25日

平安時代が舞台のおすすめ小説

平安時代が舞台となっている小説を集めてみました。
宮中での平安貴族の恋愛物語から、妖怪退治で陰陽師たちが活躍する平安ファンタジーまで、現代とは異なる常識の風雅なる世界観が魅力的な物語ばかりです。
2024年には平安時代が舞台の大河ドラマ「光る君へ」が放送されます。今から平安時代に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。

陰陽師

作者:夢枕獏

陰陽師

<あらすじ>
時は平安時代、京の都に安倍晴明という名高い陰陽師がいた。まだ闇が闇として残り、夜になれば人も、鬼も、物の怪も、同じ都の暗がりに、息をひそめて住んでいた時代だ。安倍晴明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼など、普通の人間には見えない、妖しのものどもを相手に、この世ならぬ不可思議な難事件をあざやかに解決する。親友の源博雅は、霊感はまるでないが、刀では敵なしの強さ。力を合わせて物の怪に挑む。野村萬斎・主演で映画化された原作!

都の闇を見つめる陰陽師の物語

平安時代に活躍した陰陽師・安倍晴明とその友である源博雅が、都の闇に蠢く魑魅魍魎や妖怪、様々な怪異の謎を説き明かすファンタジー小説です。霊的な存在や事象が日常生活の中に溶け込んでいた時代の空気や日本ならではの四季の移ろいが情感豊かに描かれており、主人公達と同じ情景を見ているような感覚が生まれ、物語の世界に引き込まれます。(50代男性)

摩訶不思議な陰陽師の日常譚

陰陽師・・その言葉は聞いたことがあると思いますが、実際どんなことをしていたのか知らない方が多いのではないでしょうか。
この小説では安倍晴明という陰陽師界のスーパースターが平安の京都に跋扈する魑魅魍魎達を相手に大活躍します。

特に好きなのが、バラエティに富んだ妖怪たちの際立ったキャラクターです。様々な妖怪が短編仕立てで登場するので読んでいて全く飽きません。
また、時代背景の理解に根差した食生活などの当時の文化の紹介も面白いです。(40代男性)

刀伊入寇 藤原隆家の闘い

作者:葉室麟

刀伊入寇 藤原隆家の闘い

<あらすじ>
どこかに、強い敵はおらんものかな――。平安時代、栄華を極める一門に産まれた藤原隆家は、公卿に似合わぬ荒ぶる心を抱えていた。朝廷で演じられる激しい権力闘争のさなか、安倍晴明と出会った隆家は、国を脅かす強敵が現れることを予言される。やがて花山院と対立し、九州に下向した隆家が直面したのは、熾烈を極める異民族の襲来だった。荒くれ者公卿は、世の安寧を守り抜くことができるのか。血湧き肉躍る戦記ロマン!

反骨の公家藤原隆家と九州武士団の異民族との戦い

日本の歴史の中で蒙古襲来は有名ですが、それ以前の平安時代に刀伊という女真族の一団が対馬や九州を襲撃し、荒らしまわった事件を描いた小説です。私もこの小説を読むまでは、そんな事件があったことを知らず平安時代は、穏やかな平和な時代だと思っていたのです。

当時は公家の時代で外国からの侵略に対応できるか危ぶまれましたが藤原道長の甥の藤原隆家は、さかなものと呼ばれる公家とは思えないほど武勇に優れ、九州の武士団を率いて戦った記録をわかりやすく小説にしています。この本を読んで軟弱と思っていた公家の中に、勇気と愛国心のある人がいたことを知り感動いました。(60代男性)

少年陰陽師

作者:結城光流

少年陰陽師

<あらすじ>
「ぬかるなよ、晴明の孫」「孫、言うなっ!」時は平安。13歳の昌浩は、稀代の陰陽師・安倍晴明の末の孫。資質は素晴らしいのだが、まだまだ半人前。よき(?)相棒の、物の怪(愛称もっくん)にからかわれながら、修行に励む日々である。そんな中、内裏が炎上するという騒ぎが起き、昌浩はもっくんと共に独自の調査を開始するが……。半人前陰陽師は都を救えるか!? 新説・陰陽師物語登場!!

晴明の孫が立派な陰陽師を目指す物語

主人公は安倍晴明の孫、昌浩。相棒のもっくんと一緒に立派な陰陽師になる修行の身だが、立派な祖父のようにになるどころか、妖を見る力すらない彼には前途多難の道のりが待ち受けている。
平安時代を舞台にしたバトルファンタジーで、各章ごとに異なる脅威、敵が出てきて、戦闘シーンは必見です。
晴明に使える十二神将たちが、少しずつ孫の昌浩を認めていく過程も様々で、愛着が湧いていきます。

そんな昌浩にも好意を寄せる相手がいますが、相手は藤原道長の娘。あまりにも身分違いの恋も、ある事件をきっかけに彼女と一緒にいられる機会も増えてくるので、切ない恋模様も楽しめます。
他の登場人物や昌浩本人、十二神将たちにも壮絶な過去と別れがあるので、胸が締め付けられる展開もあって、読み進めていくとどんどん世界観にはまっていきます。(20代女性)

掌侍・大江コウ子の宮中事件簿

作者:小田菜摘

掌侍・大江コウ子の宮中事件簿

<あらすじ>
宮仕え八年、内裏女房として働く大江コウ子二十一歳。信条は自分の食い扶持は自分で稼ぐこと。そんなコウ子の耳に噂と謎が入ってくる。スズメ殺し、汚された紙、引き抜き工作、そしていてはいけない人…。降りかかる火の粉を払うため、コウ子は噂の真相を突き止めるのだが、それが思わぬ闇をあぶり出し…。出世は望まず問題も起こさず、ただ定年退職を目指す女房の、平安・宮中事件簿開幕!

平安お仕事ミステリー

平安時代のお仕事ミステリーです。平安時代特有の宮仕えだったり人間関係も楽しめるし、平安時代だからこそ起きるミステリーっていうものが面白かったです。
平安時代故に、言葉とか耳慣れないことが多いですが、主人公のコウ子がこの時代には珍しく、結婚もしないで定年まで働きたいっていう現代っ子みたいな性格なので、入りやすかった。(30代女性)

探偵は御簾の中

作者:汀こるもの

探偵は御簾の中
《あらすじ》を見る

平安時代の仮面夫婦探偵の事件簿

行き遅れの姫と気弱なお坊ちゃんが契約結婚して一緒に事件の謎解きに挑むという割とよくあるストーリーでしたが、二人の協力があってこそ事件解決の糸口が見えてくるという所は良かったです。
平安時代ならではのエピソードや小物もうまく取り入れられていますし、そういった時代物が好きな方にはいいんじゃないかなと思います。(50代女性)

ざ・ちぇんじ!

作者:氷室冴子

ざ・ちぇんじ!

<あらすじ>
ついに登場!! 氷室冴子の平安ロマネスク!
17歳の貴志子は、親子ほどに年の違う恋人から、彼の娘で15歳になる晃子を預かってほしいと頼まれた。気が進まない貴志子だったが…? 代表作『ざ・ちぇんじ!』と共に文庫・単行本未収録作品が文庫化!

新釈とりかえばやラブコメディ

氷室冴子の少女小説。利発な綺羅姫とおとなしくか弱い綺羅君の姉弟は、それぞれ性別をいつわったまま宮廷に出仕します。
つつがなく、波風を立てずにやり過ごすつもりが、綺羅姫は三の姫と結婚することになり、綺羅君もまた帝からのラブコールを受ける事態に‥。さらに、予想外の事態が次々と起きて遂に綺羅君が立ち上がります。テンポよく進むストーリーと大円団のラストが秀逸。平安時代を舞台にしたラブコメディの傑作です。(40代女性)

「ざ・ちぇんじ!」の関連テーマ

暗夜鬼譚

作者:瀬川貴次

暗夜鬼譚 春宵白梅花

<あらすじ>
平安建都から百五十年あまり、貴族文化が花開くころ。少年武官と美貌の陰陽師見習いが、宮中の怪異に挑む! 人気シリーズ『ばけもの好む中将』の原点、瀬川貴次の名作平安怪異譚。

中古時代の妖しと帝に仕える少年の物語

ファンタジーが好きなのと、この作品のイラストが非常に綺麗でした。醸し出される古典のミステリアスさが続きをつい読みたくさせる作品です。美少年(自覚なし)の主人公が、帝のためにあれこれと手配したり、妖魔と対決したり、ハラハラな反面、コミカルな部分もあります。サブヒーローに、友人の一条がおり、私好みの陰陽師でバイオレンスなのに嫌いになれないほど、ファンになりました。(50代女性)

宇宙皇子(うつのみこ)

作者:藤川桂介

宇宙皇子

頭に角が生えた少年の生涯を描いたファンタジー

私が10代のころなので30年以上前の作品ですが、流行っていて私もその流れで読みました。有名な作品なのでご存じの方も多いと思います。
壮大なファンタジー作品で読みやすいこともありひたすら読んでいました。

飛鳥時代の後期から始まり数百年といった時間の流れで描かれているので、平安時代だけと言うわけではありませんが、平安時代が好きな方には是非とも読んでいただきたい作品です。
ストーリーは頭に角が生えた少年が生まれ、宇宙皇子と呼ばれる生涯を通したファンタジー作品です。読みやすい作品なので是非とも読んでいただければと思います。(40代男性)

姫神さまに願いを

作者:藤原眞莉

姫神さまに願いを

<あらすじ>
比叡山を出て諸国を放浪する行脚僧カイは、童顔が悩みの二十二歳。安房国の海辺で不思議な少女テンと出会った。追われているというテンは、初対面のカイから昼御飯を強奪したあげくに「助けてくれなければ、祟ってやる」と脅迫する。追っ手の侍たちを振り切った二人は、テンが世話になっているという稲村城に向かった。そこでは、若き城主・里見義豊をめぐってお家騒動が起きていたが…!?

一度の縁がもたらす不思議なつながりと恋模様の物語

少女ライトノベル枠だが、人物描写が歴史上の人物(有名無名とわず)であっても架空の人物であってもきちんと描写されていているところに好感がもてる。文のテンポもよい。主役の2人の凸凹ながらも快活なやりとりは好ましい。「きれいごと」ばかりではないところもきっちり書かれていながら、思春期の少女が興味を持ちそうな部分(恋愛、不思議なパワー、つながり)が散りばめられ、魅力的である。平安時代編は、メイン(戦国時代が舞台)の「前世の2人と彼らの子どもとその周囲の話」にあたる。(30代女性)

平安時代が舞台のテーマ