平安の風情漂う!おすすめ平安時代が舞台のマンガ10選

2022年4月5日

平安時代が舞台の傑作マンガ

平安時代が舞台となっている漫画を集めました。
2024年に放送予定の大河ドラマ「光る君へ」は吉高由里子さんが演じる紫式部を主人公とした平安時代が舞台のドラマです。
雅な平安貴族たちの熱い恋愛模様から、どたばた平安コメディまで、現代とは異なる常識の平安時代を楽しめます。大河ドラマの予習や、歴史や古典の勉強にもなるかも!?

姫のためなら死ねる

作者:くずしろ

姫のためなら死ねる

<あらすじ>
小さきものは、みなうつくし。【訳:定子様ハァハァ。】宮廷文化花盛りの平安時代。清少納言は、そんなのお構いなしに藤原定子を溺愛していました。「あんた、変態だから目立つのよ。」史実とフィクションの境界を超えた、抱腹絶倒平安ギャグ4コマ!!

平安時代の女性達のギャグ漫画

平安時代の清少納言を主役に描いた4コマ漫画ですが、清少納言を現代のちょっとこじらせた厄介なオタクみたいに表現しているので、平安時代と昔のストーリーながら凄く親近感を持って読めて面白いです。
姫大好きなちょっと気持ち悪い発想とか、だらしないところとか面白いし、紫式部も登場するので、ほんのちょっとだけ平安時代の豆知識が身につくかも!?(30代女性)

「4コマ漫画」関連のテーマ

超訳百人一首 うた恋い。

作者:杉田圭

超訳百人一首 うた恋い。

<あらすじ>
百人一首の紫式部、在原業平、藤原定家たちの恋歌が、コミックと超訳に!描くのはWEBの超人気作家!!はるかな昔から、歌い継がれ、愛されてきた百人一首。この本は、雅美女に捧ぐ、百人一首絵巻です。百首すべての超訳を収録! 【雅美女《みやびじょ》】……日本の雅な歴史、文化、文学を愛する女性のこと。

だれもが知っている百人一首の裏側

百人一首の有名な歌が、どのように詠まれた句なのかを超訳した作品で、個性豊かな登場人物の恋模様が本当におもしろいです。笑いあり、切ない場面もあり、勉強になるしおもしろいです。
身分や境遇の違いがあり、今のようにメールや電話で簡単に連絡もとれない時代だからこその葛藤がありありと描かれていて、とても面白い作品です。(20代女性)

百人一首の恋の歌を視覚的に楽しむことが出来る物語

有名な百人一首を題材にしています。百人一首の中には、恋をテーマに歌ったものが多く含まれます。平安の世にも現代でも、若者を夢中にさせるのは恋です。歌にすれば表現としての読み取りが難しいところですが、それをポップなキャラクターに起こして展開させれば分かりやすくなります。
そうして視覚的に百人一首の内容を理解しやすくしたところに面白みがあります。ドキドキする物もあれば、時にブラックな雰囲気の恋の物語も見れて面白いです。同じ恋でも人によってそれぞれ違ったものがあることがわかります。(30代男性)

あさきゆめみし

作者:大和和紀

あさきゆめみし
《あらすじ》を見る

平安時代の雅な恋物語

はいからさんが通るで有名な大和和紀さんが源氏物語を漫画化したものです。高校の古文の授業で源氏物語を学びましたが、難解で退屈なものでした。でもこの漫画を読むと実に雅で美しい物語だなと鮮やかにイメージすることができました。ついでに古文のテストで良い点がとれて成績があがりました。源氏物語は世界最古の長編恋愛小説と呼ばれているそうなので、一度は読んでみることをお勧めします。(50代女性)

平安の美しい恋愛模様

昔の難しい古語を理解できるように表現しているので、誰でも意味が通じて読みやすいです。平安時代の服装、束帯や十二単が繊細に美しく描かれていて、寝殿造の住まいの様子もわかり時代劇をみるように楽しめます。不倫やいけない恋愛もでてくるのですが、なぜかふしだらに思わせない描写で描かれていて、その綺麗さに魅了されてしまいます。(40代女性)

いいね!光源氏くん

作者:えすとえむ

いいね!光源氏くん

<あらすじ>
『いいね!光源氏くん』(いいね ひかるげんじくん)は、えすとえむによる日本の漫画作品。『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて、2015年12月号から2021年5月号まで連載された。FEEL COMICS swingから刊行されている。現代の日本を舞台に雑貨メーカーに勤務するOLの沙織と、突然タイムスリップして沙織の部屋に現れた光源氏との交流を描くラブコメディ。

一味違うタイムスリップ平安漫画

古典好きな人はもちろんですが、歴史が苦手な人も十分に楽しめます。感動すると和歌を読んだり、フラペチーノ好きだったり、SNSを使いこなしてしまったり。タイムスリップして現代に来た光源氏が巻き起こす騒動がとても面白いです。出てくる登場人物のキャラクターがとにかく可愛過ぎます。果たして、元の世界に戻れるのか?(30代女性)

とりかえ・ばや

作者:さいとうちほ

とりかえ・ばや
《あらすじ》を見る

運命に翻弄される双子の話。

古典のとりかえばやをアレンジしたストーリーです。双子の姫王子様宮廷に入り、いろいろな事件、愛憎劇に巻き込まれながらも成長していくストーリーです。とくに男子として育った姫の過酷すぎる運命は涙なしでは読めません。キャラそれぞれの思いもあって単純ではないところが読む人間も惹きつけるので、少女マンガですが、是非男性にも読んでほしい。(40代女性)

なんて素敵にジャパネスク

漫画:山内直美 原作:氷室冴子

なんて素敵にジャパネスク

<あらすじ>
時は平安。生涯独身と心に決めていた大納言家の瑠璃(るり)姫は、ひょんなことから高彬(たかあきら)と婚約とまではよかったが、事件につぐ事件で…!? ぶっとび平安ラブ・コメディ。

恋も人生も自分で決める!ぶっとび平安ラブストーリー

時は平安、名家の生れでありながら「変わり者」と陰口をたたかれる浮世離れした瑠璃姫。その幼馴染である藤原隆彬、そして瑠璃姫の初恋の人「吉野君」を中心に物語は進んでいきます。瑠璃姫16歳、高彬15歳。年下ブームってここから始まったんじゃないでしょうか?とにかくぶっ飛んでる(当時としては)おてんば姫を一途に思い続ける高彬ってカワイイ!しかしミステリアスな吉野君も捨てがたい…と当時の私は思ったものです。華麗な平安絵巻でもあり、当時の文化や和歌の勉強にもなると思います。読み始めたら一気読みしちゃうこと間違いなしの痛快ラブストーリーです。(40代女性)

おてんば娘の平安痛快ラブコメディー

平安時代を舞台に、主人公は貴族である内大臣家のおてんば娘の瑠璃姫。自身の結婚問題によって巻き起こる様々な事件やハプニング、そして貴族社会の東宮、帝即位問題に関わる政治陰謀事件を主人公の瑠璃姫が解決していくラブコメディーマンガ。当時の社会風俗がわかりやすく読めることから古典書の入門としても読める作品です。(50代女性)

陰陽師

原作:夢枕獏 漫画:岡野玲子

陰陽師

<あらすじ>
平安時代、稀代の魔術師と恐れられた陰陽師・安倍晴明。盟友にして管弦の道を究めた王子・源博雅と共に都の怪異に挑む。第1巻には賀茂忠行と共に、菅原道真率いる百鬼夜行に遭遇する少年時代の晴明を描くプロローグ「安倍晴明 忠行に随ひて道を習ふこと」、盗まれた唐伝来の琵琶・玄象にまつわる羅城門での凶事を描く「玄象といふ琵琶 鬼のために盗らるること」、僧・寿水のもとに夜な夜な現れる口の無い美女の謎を解く「梔子の女」の2編を収録。

ファンタジーに寄りすぎない陰陽師という生業

平安時代に実在した安倍晴明を主人公として、友人である源博雅と共に様々な事象を解決していくエピソードが綴られています。
映画化もされた夢枕獏による小説を原作としていますが、陰陽師というオカルト的な存在をテーマとしておきながら派手なアクションもなく、ファンタジーに寄りすぎていないところが魅力的です。
映画版などではそういった要素も見受けられますが、岡野玲子の手による本作は神秘的な要素よりも現実に即した実存的なアプローチが多く、もちろんファンタジー的な描写もありはしますが、平安時代に生きていた陰陽師が実際にどういうものであったのか、想像力を掻き立てられます。(30代男性)

平安時代の風習も分かる

夢枕獏原作の陰陽師が原作の少女漫画。天皇の孫で、楽器の名手である源博雅主眼で、安倍晴明と、陰陽とのやりとりなどを描かれているストーリー。基本は夢枕獏の原作だが、宇治拾遺物語がモチーフになっている。岡野玲子さんならではの華麗な絵柄と、平安時代ならではの習慣や考え方が良く分かる、勉強にもなるマンガ。(30代女性)            

応天の門

作者:灰原薬

応天の門

<あらすじ>
時は平安、藤原家が宮廷の権力を掌握せんと目論んでいたその頃、都で突如起きた女官の行方不明事件。「鬼の仕業」と心配する帝から命を受けた・在原業平は、ひとりの青年と出会う。その少年の名は――菅原道真。ひきこもり学生の菅原道真と京で噂の艶男・在原業平――身分も生まれも違う、およそ20歳差のふたりが京で起こる怪奇を解決!? 「回游の森」「SP」の気鋭・灰原薬がおくる、平安クライム・サスペンス!

引きこもり学生と色男の怪奇事件譚

平安京を舞台とし主人公は引きこもりがちな学生の菅原道真と噂の絶えない色男の在原業平と京で起こる不思議な事件を解決する物語なのですが、菅原道真の知識と在原業平の人脈で謎を解いていくのと年齢差がある2人が徐々に仲良くなっていく様も事件ばかりで重い内容が続く中で息抜きができます。
ただ主人公はまだ学生でありながら在原をはじめ貴族と関わっていくにつれ派閥や貴族ならではの問題に当たることになっていくのがその時代背景がわかって見ごたえがあります。(20代女性)

清少納言と申します

作者:PEACH-PIT

清少納言と申します

<あらすじ>
時は天元――春。
橘氏長者の長女・光子は、溺愛する弟・則光の婿入りにショックを受けていた。
則光の結婚相手・なぎ子は、輝く美貌と雅なセンスの持ち主。
しかし、なぎ子の言動に不審なものを感じた光子は、二人の離縁を画策する。
光子がたどり着いた、なぎ子の秘密とは――!?

清少納言♂が紡ぎ出す異色の平安ドラマ

「ローゼンメイデン」「しゅごキャラ」などで知られるPEACH-PIT先生の新境地。主人公は才色兼備でいつもまっすぐ、でもちょっと毒舌な「なぎ子」。橘則光はそんな彼女に一目惚れ。彼女は後の清少納言なのですが、実は秘密があって…なんと男性なのです!そんななぎ子の周りで起こる様々な出来事を描く雅な物語。則光となぎ子の関係はどうなるのか、藤原道長、定子などの平安時代を代表する重要人物の活躍など、一風変わった平安物語に目が離せません。(20代女性)

ざ・ちぇんじ!

原作:氷室冴子 作画:山内直実

ざ・ちぇんじ!

《あらすじ》
時代は平安、若君&姫君が入れ替わった妹弟を描く古典の名作「とりかえばや物語」を新しい視点で解釈した山内&氷室コンビによる傑作!!

明るく楽しい「とりかえばや物語」

平安貴族の双子の姉弟が入れ替わって生活する氷室冴子原作のコメディ漫画です。男として生活する姉君は元気で活発、それに対してか弱い弟君とベタな設定ではありますがそこがまた楽しく、キュートな二人を応援したくなります。姉君の男女間の営みに無知であるがゆえの勘違いや、入れ替わりを隠すためのでまかせなど、とても面白くて、時代物が苦手な人でもするすると読めます。(40代女性)

「日本史」関連のマンガ

平安時代が舞台のテーマ