「明治・大正」時代が舞台のおすすめ漫画

明治・大正時代が舞台の漫画

明治・大正時代が舞台となっている漫画を集めてみました。有名なところでは近年大ヒットした『鬼滅の刃』は大正時代、佐藤健主演の映画もヒットした『るろうに剣心』は明治時代になりますね。

江戸時代の鎖国が終わり、西洋から新しい文化が入ってきた明治・大正時代。特に大正時代は和洋折衷の文化が花開く大正ロマンとも呼ばれる時代で、男女の恋愛観も変化してきた時代でもあります。
時代に翻弄されながらも強く生きていく主人公たちの物語から、明治・大正の何気ない日常を描く物語まで、明治・大正時代を舞台にした漫画11作品をご紹介します。

「大正処女御伽話」桐丘さな

大正処女御伽話
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古き良き時代の人生をかけた恋の物語

大正10年頃の物語です。名門・志磨家に生まれた少年・珠彦は交通事故で母親と右腕の自由を失い、療養ということで千葉の片田舎の屋敷に厄介払いされました。失意のどん底にあった彼のもとに送り込まれたのは夕月(ゆづき)という少女だったのです。
彼女は親の借金のカタに買われて、珠彦の嫁にとあてがわれたのでした。最初はぎこちなかった二人の暮らしは、次第に寂しいもの同士で心を寄せるようになり、珠彦は夕月のために、夕月は珠彦のために生きるようになっていったのでした。
その当時の社会情勢や生活の細やかな描写や、倫理観、今とはちょっと違う男女の関係性など、さまざまなところに作者の拘りがあり、魂を込めてこの物語を描いているのだなということが伝わってきます。
なんといっても、珠彦と夕月の関係性が素晴らしいのです。とてもピュアで、二人ともが愛おしく、読むたびに作品に引き込まれて行きます。(50代女性)

愛は人を変えることができる!

お金で買われて志摩家にやって来た夕月さんなのに、不平不満を言うこともなく、勿論誰かを恨むのでもなく、ただひたすら珠彦さんの為に尽くし愛して行くその姿に胸を打たれました。
生きることに悲観的だった珠彦さんが、少しずつ夕月さんに心を開いて行くストーリー展開は心がジワジワ温まり、人生をともに歩むパートナーとこんな関係でい続けたいなとお手本にしたい2人の物語でした。(40代女性)

「ゴールデンカムイ」野田サトル

ゴールデンカムイ
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北の大地を巡る金塊争奪戦

明治時代末期の北海道や樺太などを舞台にして繰り広げられる金塊をめぐるサバイバルバトル漫画です。
日露戦争を生き延びた若い兵士とアイヌの少女が織り成す物語で、新選組の土方歳三や斎藤一などの実在する人物も登場するフィクションです。隠された金塊を巡って様々な人が登場し、それらの面々とアイヌの文化が入り混じった秀逸な物語は、一度読み始めるとページをめくる手を止めるのが大変なほど引き込まれる素晴らしい作品です。(50代男性)

変人奇人の万国博覧会

序盤はアイヌが隠した黄金のありかをめぐる争奪戦を描いた昭和のギャグやマッチョな男の裸シーンが多い和風ウエスタン調マンガだったが、回が進むにつれ北海道を中心としたオホーツク海周辺地域の各国列強の思惑が渦巻く勢力圏争いに話がスケールアップして敵味方キャラの造形に深みが増して面白くなった。
その過酷な状況でアイヌの未来のために立ち回るアイヌの少女アシリパのしたたかさと強さに心打たれた。(40代男性)

「ゴールデンカムイ」の関連テーマ

「めしあげ!! ~明治陸軍糧食物語~」

めしあげ!! ~明治陸軍糧食物語~
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歴史と当時の食について知れる作品

明治時代の軍隊を舞台にした作品です。
食糧難の時代、食事をとれるという理由で軍隊に入った主人公を描いています。歴史まんがはたくさんありますが、食べ物を通して描いているので、より身近に感じます。
また、軍隊なので戦争についても描かれており、さまざまな視点から見ることができます。
歴史好きの方や、グルメ好きな方などにおすすめの作品です。(30代女性)

「はいからさんが通る」大和和紀

はいからさんが通る
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大正時代のじゃじゃ馬ヒロインの恋物語

気品高いイケメン軍人がいて、その許嫁が主人公ヒロインとなります。主人公の花村紅緒は、女子にしてはじゃじゃ馬のお転婆娘です。男子や軍人相手でも必要があれば喧嘩を売る豪快な女子として描かれています。とにかく元気な点がかわいらしく、それでいて可愛いです。伊集院少佐と関係するなかでどんどん乙女らしくなっていく、女子としての紅緒の変化に萌える作品でよいです。装飾などには大正時代当時のものが見られ、その点は学びにもなります。(30代男性)

大正時代の女子の恋物語

主人公の紅緒の学生時代から始まり最初は親が決めた婚約者との結婚を拒否し嫌われようとしつつも次第に魅かれ始めるのが描かれていて楽しく読めます。
婚約者の少尉だけでなく友達の環や幼馴染の蘭丸なども魅力的でそれぞれの状況の変化も描かれているので読み応え十分でした。
全体的には明るいタッチで描かれており、笑いあり涙ありの作品です。(40代女性)

「うちの師匠はしっぽがない」TNSK

うちの師匠はしっぽがない
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タヌキ目線から見る一風変わった落語作品

可愛いメスの子ダヌキが登場します。タヌキだけど落語が大好きになり、人間の姿に化けて落語家の修行を始めるという特殊な内容になっています。主人公タヌキのまめだがおっちょこちょいでとても可愛らしいのに癒やされます。
落語の師匠はクールビューティーな文狐です。師匠の厳しい指導の中でも、師弟関係がしっかり結ばれる展開が見えます。この点にもほっこりするものがあってよいです。
落語にかかわる人間間に見える人情ドラマにも見どころがありました。色んなの落語の内容の勉強にもなってよかったです。(30代男性)

「大正の献立るり子の愛情レシピ」さかきしん

大正の献立るり子の愛情レシピ

<あらすじ>
かけだし小説家の総次郎と家庭を支える妻るり子の毎日の手作りご飯。生活は決して裕福ではなくても、だれよりも幸せであったかい食卓。読めば読むほどうるっとして泣きたくなるしみじみグルメマンガ!

つつましく暮らす夫婦の幸せな日常

大正時代の家庭料理とそのレシピを紹介しながら、ほのぼのとしたストーリーが進みます。基本的に一話完結です。
イラストも可愛らしく、主人公のるり子とその夫であり小説家の総次郎やその他の登場人物も優しくてあたたかく、つい愛着が湧きます。
大正時代を生きる人々のたくましさも感じられました。現代と比較することもできてとても楽しい作品です。(20代女性)

「大正の献立るり子の愛情レシピ」の関連のマンガ

「ヨコハマ物語」大和和紀

ヨコハマ物語

<あらすじ>
明治8年、11歳の卯野(うの)は横浜の貿易商叶屋(かのうや)にひきとられ、同い年の万里子(まりこ)と出会った。青く広がる海、ハイカラな風物、異人さん、新しづくめで未知への夢がふくらんだ。文明開花期を生きる2人の少女の青春を描く一大ロマン!!

強く賢くたくましく生きる女性たちの物語

出生も性格も違う2人の女の子が大人の女性になるまでの物語。二人ともたくましく、とても賢く、行動力もあり、躍動感あるれる物語です。強い意志をもって行動し、男性相手にもビジネス交渉をしたり、かつ女性らしさも忘れず、かといって女性特有のねちっこさもなく、さわやかに問題に立ち向かっている姿がとてもわくわくしました。小学生のころ初めて読んだ漫画ですが、大人になってから読み返してもやはり面白いです。(30代女性)

輝く瞳で未来を見つめる少女たちの物語

明治8年、身寄りを無くした卯野は横浜の貿易商に引き取られ、同い年の叶万里子と出会い、2人は身分を超えて友情を育くんでいく。大きく変化していく明治という時代の荒波に負けず、勉強、夢、恋、結婚、そして仕事と、しっかりと前を見据えて自分の人生を歩き、自身にとっての幸せを常に意識して掴み取っていく、自立した女性の人生の先駆けとも言えるような少女達の物語です。(50代女性)

「明治緋色綺譚」リカチ

明治緋色綺譚

<あらすじ>
明治中期、少女・鈴(すず)は吉原の廓に売られていたが、縁あって呉服屋の御曹司・津軽(つがる)に身請けされる。自分を救ってくれた津軽に感謝していたが、彼がなんの為に大金をはらって自分を救ってくれたのか解らない鈴。何も話さない津軽の本心を探ろうとするけれど!?--ふたりの運命の恋が緩やかに動き出す、明治の恋物語。

歳の差も時代の流れも複雑な因縁も全てを超越した愛の物語

時は明治、遊郭に禿として働く鈴子は呉服屋の御曹司津軽と出会う。
辛い身の上にも関わらず決して前を向く事をやめないひたむきな姿に心打たれた津軽は鈴子を見受けし共に暮らす事にする。どこか抜けた津軽をしっかり者の鈴子が諫める事で2人はバランスの取れた良い関係を築いていた。しかし、やがて鈴子の出生に関わる事実が明らかになり2人は引き裂かれてしまう。

この物語の見どころはサスペンス調の謎解きと歳の差があるが故に交わらない思いのもどかしさ。鈴子の出生に関しては実の兄春時が大きな鍵を握っておりそれが徐々に明らかになる様は実に見事なストーリー展開である。
鈴子は幼い少女であり津軽に対する気持ちが恋なのか判断できず、一方の津軽も鈴子への思いを単純な子供を可愛がる気持ちと混同してしまい煮え切らない。
一進一退な2人の恋路に目が離せず読者はハラハラさせられっぱなしだ。この作品には『明治メランコリア』と言う続編があり成長した鈴子と津軽のより深い恋愛模様が描かれている。もちろん新たな謎も多く散りばめられておりそれらが明らかになるにつれ物語は深みを増していく。2人の愛の結末が如何なるものか必見だ。(30代女性)

「マダム・プティ」

マダム・プティ

<あらすじ>
時は1920年代末。16歳の万里子は父の借金を返済してもらうのとひきかえに、幼少時からの憧れで、30歳も年上の俊と結婚、オリエント急行の旅に出る。しかし翌朝豪華絢爛な車中でインド人青年のニーラムらと出会った翌朝、思いがけない悲劇が万里子を襲う…!

強くいじらしい少女の豊かな物語

1920年代末の明治以降のお話です。ずっと年上の男性と結婚する16歳のヒロインが主人公なのですが、大人が読んでも十分楽しめる内容でした。オリエント急行の旅はアガサ・クリスティの作品を思い出させますが、どんどん意外な方向へとストーリーが進んで、ワクワクして先が気になって面白いです。ミステリー・サスペンスのジャンルに入る作品ですが、花とゆめコミックなので恋愛要素もあり、ドロドロしていなくて読みやすいです。一冊で読みごたえがありますが、また次が読みたくなる作品です。主人公が語学が堪能なのも好ましかったです。(30代女性)

「つれづれ花譚」長田佳奈

つれづれ花譚

少し昔の日本を舞台に、日々を暮らす人びとの生活の一瞬に、「花」を添えて描く…。
『こうふく画報』の長田佳奈が贈るノスタルジック・オムニバスコミック!
各話に後日談の描き下ろし漫画つき!

日常のささやかで可憐な幸福を愛でる物語

花をモチーフに少し昔の人々の生活の彩を描いたオムニバス形式の作品です。
1話完結の短編連作で、毎回主人公と季節が変わります。全12話という構成がまるで1年を表しているようで、1冊を通して季節の移ろいを感じられるような温かな作品でした。
読後は、日常のささやかな幸せを花束のようにたくさん集めて愛でたくなるような気持ちにさせてくれます。(30代女性)

「ローゼンメイデン0―ゼロ―」PEACH-PIT

ローゼンメイデン0―ゼロ―

<あらすじ>
時は大正。大きなお屋敷に住み込みで働く少女・菊は、ある日、屋根裏部屋で美しい少女人形を見つける。それは薔薇乙女と呼ばれる“生きている”人形だった。いっぽう、“東京十二階”で働く菊の妹・華も不思議な出来事に巻き込まれて!? 花の帝都で薔薇乙女の新たな物語が幕を開ける!

アンティーク人形達が織りなす大正時代の物語

もともとアニメ版のローゼンメイデンを見ていた世代です。その後、2部3部と物語が展開し、ゼロでは人形たちが大正時代に降り立ちます。人形たちが動くというフィクションの含まれている大正時代のものですが、設定はしっかり大正時代として風景や文化などが描かれていて、アンティークな雰囲気の人形たちともマッチします。(30代女性)