フランス映画の珠玉の作品に出会う、おすすめ作品15選

2022年12月3日

おすすめのフランス映画

おすすめ出来る面白いフランス映画を集めてみました。
恋愛映画ばかりではなく、コメディ・ヒューマンドラマなど、フランス映画ならではのオシャレとセンスの良さを楽しめる15作品をご紹介します。

最強のふたり

最強のふたり

<あらすじ>
事故で全身麻痺となり、車いす生活を送る富豪と、図らずして介護役に抜擢されたスラム出身の黒人青年。共通点はゼロ。高級住宅地とスラム、ショパンとクール&ザ・ギャング、超高級スーツとスウェット、洗練された会話と下ネタ、車いすとソウル・ミュージックに乗ってバンプする身体―。二人の世界は衝突し続けるが、やがて互いを受け入れ、とんでもなくユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。

全身麻痺の大富豪と、スラム街の黒人青年との強い絆を描いた実話

事故で首から下が麻痺してしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)。そんな彼が自分の介護人に選んだのは、スラム街出身の粗野な黒人青年・ドリス(オマール・シー)だった。

社会的地位も音楽の趣味も、何もかも真逆の二人の何気ない会話が最高に面白くて、いつまでも見ていたい映画でした。
障がい者としての扱いを嫌というほど受けてきたフィリップにとって、ズケズケと遠慮のない物言いをするドリスとの出会いは、本当にかけがえのないものだったと思います。それは刑務所を出たばかりのドリスにとっても同じことでした。
二人がお互いを見た目だけで判断せず、異なる文化の影響を受け合い、高め合っていける存在になっていく過程に胸が熱くなりました。(30代女性)

「最強のふたり」の関連テーマ

シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜

シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜

<あらすじ>
超高級フレンチレストラン"カルゴ・ラガルド"は、ベテランシェフ・アレクサンドルのスランプで存続の危機に立たされていた。そんな折、アレクサンドルは天才的な舌を持つペンキ塗りのジャッキー・ボノに出会う。更に素人シェフたちも仲間に加わり、この問題だらけの<寄せ集めシェフ>たちはレストランを守ろうと立ち上がるが…。

天才料理人と超一流シェフの笑いありの物語

才能はあるけどなかなか上手くいかない料理人と、行き詰まりを感じてしまっている三つ星レストランシェフが出会って2人でタッグを組んでいく物語です。
コメディ映画であること、題材が料理なので気楽に子どもと一緒に見れる良い映画です。
笑いを散りばめながらテンポよくストーリーが進んでいくので最後まであっという間です。日本ネタも出てくるので楽しめると思います。(40代女性)

アメリ

アメリ

<あらすじ>
幸せになる子供の頃から空想好きなアメリ・プーランそのまま大人になった彼女の好きなことは河での水切りやクレームブリュレの焦げを割ることそしてまわりの誰かを今より少しだけ幸せにすることそんな少し風変わりで、自分の事には不器用なアメリがある青年に恋をして…

夢見がちな女の子が一歩踏み出して小さな幸せを見つけていく

モンマルトルのカフェで働く夢見がちな女の子・アメリが、ある出来事をキッカケに、自分なりの方法で周りの人々を幸せにしていくお話。赤と緑で構成された美しい色彩の映像に、オシャレなフランスの街並みや衣装や小物の数々、そしてこの作品でその名を世界に轟かせたオドレイ・トトゥのキュートな佇まい。見ているだけでワクワクしてきます。

アメリは不思議ちゃんなので、周囲を幸せにする方法も独自性があり、クスッとさせられます。街中で偶然出会った盲目のおじいさんの手を引いて、周囲に何があるか実況中継するシーンは、おじいさんが楽しそうでこちらも幸せな気持ちになりました。
自分の恋のこととなると途端に臆病になるアメリが、勇気を振り絞って一歩を踏み出すその姿は、見ているこちらにも勇気を与えてくれます。(30代女性)

「アメリ」の関連テーマ

シシリアン

シシリアン

<あらすじ>
マフィアのボス、ヴィットリオ(J・ギャバン)は、殺し屋サルテ(A・ドロン)を巧妙な手口で脱獄させる。そして次に2人が仕組んだのは、何億ドルもする宝石を、ローマからNYへ運ばれる途中で奪い取る計画だった……!

闇の男たちの掟と闘い

フランスのギャング映画でギャングのボスをベテラン俳優のジャンギャバンが演じていて凄みがあり、若いギャング役のアランドロンがチンピラに見える。映画の最初はドロンが護送車で運ばれるのだが、小型の電子カッターで護送車の床の鉄板に穴をあけて逃亡するシーンはリアリティがある。
ドロンは一族の女に手を出して窮地に追い込まれたり、ハイジャックシーンがあったり、見せ場がたくさんあり面白いクライム映画である。(60代男性)

TAXi

TAXi

<あらすじ>
スピード狂のタクシー運転手ダニエルは、スピード違反を見逃してもらう代わりに、8回も運転免許試験に落ちているマヌケな新米刑事エミリアンと、ベンツに乗って銀行襲撃を繰り返しているドイツ人強盗団”メルセデス”を壊滅させる手助けをすることに。2人はチューンナップされたプジョー406に乗り込んで、時速250kmの猛スピードで派手なカーチェイスを繰り広げる。マルセイユを駆け抜ける彼らは遂に一味を追いつめるが・・・。

痛快ハラハラコメディ映画

ちゃらんぽらんな警官と、プジョーを運転するタクシー運転手が犯人を追いかける、ドタバタドライビングコメディアクションです。
コメディではあるものの、しっかりとしたアクション要素があり、特にスペシャルバージョンとなったタクシーのドライビングシーンはとても疾走感があります。ただお決まりのゲロシーンがついてくるのが、コメディから抜け出さない点です。(30代男性)

ニキータ

ニキータ

<あらすじ>
泣き虫の殺し屋。若き映像作家リュック・ベッソンが、鮮烈に描いた“過激な純愛映画”。女殺し屋・ニキータの過酷な日々と愛を描いた、スタイリッシュでパワフルな女性アクション!政府の秘密工作員に仕立てられた不良少女、ニキータ。次々と下される暗殺指令を着実にこなしていく日々の中、ニキータに初めての恋が芽生えるが・・

女性スパイの愛ある哀しさ

リュック・ベッソンが女スパイを闇に放った!麻薬常習者のニキータが秘密機関に肩を貸す。恋に落ちたりして自分が工作員じゃなかったら、どれだけ幸せだったか自分の選んだ道に後悔を。ジャンヌ・モローが素敵なレディにニキータを仕立て上げる。スパイには品格も必要。女性に結構、人気がある映画です。女優のかとうれいこさんも一推しな映画です。(50代女性)

アンジェラ(Angel-A)

アンジェラ(Angel-A)

<あらすじ>
マフィアの取立て屋に追われる男、アンドレ。彼に与えられた猶予は48時間。絶望の淵に沈む彼は自ら命を絶とうとセーヌ川に架かる橋の欄干に上がった。そのとき「彼女」はあらわれた。見上げるほどの長身に金髪の絶世の美女。「あなたに未来を与えるためにきた」と告げる、アンジェラ。彼女は突然大金を用意したり、一撃でマフィアを倒すなどアンドレを絶体絶命のピンチから次々と救い出す。果たして彼女は一体何者なのか―。

人生に奇跡は降ってくる

リュックベッソンの作品の中でも大好きなアンジェラ。あまりフランス映画は好きじゃなかったけれどこの映画は何度となく見てしまいました。人生に絶望したダメ男のもとに絶世の美女が現れ、その男の人生に変化をもたらしてくれる内容。一見単純なストーリーに思えるが、見てるとなかなか奥が深い。フランス映画を見て泣いてしまったのはこの作品がはじめて。(40代女性)

潜水服は蝶の夢を見る

潜水服は蝶の夢を見る

<あらすじ>
ジャン=ドミニクは「ELLE」誌の編集長として、幸せで華やかな人生を送っていた。ところがある日、脳梗塞で倒れ、「ロックト・インシンドローム(閉じ込め症候群)」になってしまう。身体的自由を奪われ、唯一動くのは、左目だけ。そんな彼に、言語療法士アンリエットは、瞬きでコミュニケーションをとる方法を考え出す。ある日彼は、瞬きのみで自伝を綴り始める―

おひとり様時間におすすめなおしゃれ映画

映画というより、美しいアート映像を観ているみたいな感覚でした。特に回想シーン等はこだわって創っています。
登場人物に洗練された人が多く、主人公は何も話せなくなっているけど皮肉っぽくそれを眺めていて、その視点もおしゃれだなぁと思いました。
終わり方はちょっと切ないけど、いつ自分がこうなるか分からない、そうなったらどう考えるだろう、とぼんやり空想に浸る時間をもらえました。(40代女性)

最高の花婿

最高の花婿

<あらすじ>
フランスのロワール地方に暮らすヴェルヌイユ夫妻には、他人には相談できない悩みがあった。3人の娘たちが次々とアラブ人、ユダヤ人、中国人と結婚、様々な宗教儀式から食事のルールまで、異文化への驚きと気遣いに疲れ果てていた。そんな時、最後の希望だった末娘が、カトリック教徒の男性と婚約! しかし、大喜びの夫妻の前に現れたのはコートジボワール出身の黒人青年だった。しかも、フランス人嫌いの彼の父親が大反対。果たして、色とりどりの家族に愛と平和は訪れるのか──?

多国籍ドタバタコメデイ

敬虐なカトリック教徒の夫婦の4人の娘達の内、3人がアラブ人、ユダヤ人、中国人と結婚し、未婚の末娘が結婚相手として連れてきた男性はカトリック教徒ではあるものの黒人だったというストーリーです。
最初からお国柄や宗教のエスニックジョークが全開でとても面白かったです。作中に登場する国や宗教に詳しくなくても十分に楽しめます。婿たちが義両親に気に入られようと奮闘するシーンが一番笑えました。(20代女性)

女はみんな生きている

女はみんな生きている

<あらすじ>
ある夜、偶然に、若い売春婦がブルジョア的で、現代的だが慣習的な夫婦の生活に飛び込んできました。 追い詰められ、殴打され、脅迫された彼女は、裕福な女性の助けを借りて、先ずは彼女の生存と復活のために、次には彼女の尊厳と自由のために闘い続けるだろう。 関係者全員に嵐の出会いが予想されます。

女の強さを感じる映画

公開は2001年。日本ではまだまだ「ジェンダー」なんていう言葉に市民権がなかった時代です。当時学生だった私は、「女は強いんだ!」と、衝撃を受けました。とにかく痛快な、見ると元気になる映画です。(男の人はどう感じるのかわかりませんが…。)
個人的にフランス映画にはちょっと苦手意識があるのですが、この映画は文句なしにおすすめです。(40代女性)

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