ロバート・デ・ニーロのオススメ映画13選

2022年6月1日

ロバート・デ・ニーロ出演のオススメ映画

「ゴッドファーザー PART II」でアカデミー助演男優賞、「レイジング・ブル」でアカデミー主演男優賞受賞。
ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)出演の映画から、オススメの傑作を13作品ご紹介します。

「マイ・インターン」のベン・ウィテカー

マイ・インターン
《あらすじ》を見る

自分にとって大切なものを今一度考えさせてくれる作品

シニアインターンとして、若き社長であるジュールズの直属で働くことになるのですが、こんな素敵な部下がいるジュールズを羨ましく思わずにはいられませんでした。歳をとってもこんなにかっこいいロバート・デ・ニーロさんの素敵さに驚きましたし、ジュールズを演じるアン・ハサウェイさんとのコンビが最高でした。2人のやりとりをいつまでも見ていたくなりました。(30代女性)

女性CEOとシニアインターンの世代を超えた信頼と友情のお仕事映画

ロバート・デニーロ演じるベンが、ファッションECサイトを経営する会社にシニアインターンとして入り、その会社のCEOであるジュールズ(アン・ハサウェイ)を中心に起こる問題を解決して手助けをするというのがストーリーです。
この映画でのロバート・デニーロの見どころは、その演技力のすごさです。
劇中のベンはいかにも好々爺とした人柄の良い老人なのですが、ブルーレイの特典にある殺し屋みたいな顔をして受けている彼のインタビューを見ると普段の表情とまるで違うことがわかります。
そう、劇中のベンの人の良さそうなしぐさやしゃべり方、表情はすべてデニーロの演技の元で作られたものだったのです。この事実をわかった時にロバート・デニーロの演技の凄みを感じました。
作品自体も面白いストーリーですが、そういった視点で観るとまた違った面白さがある作品です。(40代男性)

「マイ・インターン」の関連テーマ

「タクシードライバー」のトラヴィス

タクシードライバー
《あらすじ》を見る

ニューヨークの醜い一面を成敗する、ベトナム帰還兵の孤独な男の姿を強烈に映像に焼き付けた作品

ベトナム戦争の後遺症で不眠症になった若い男トラヴィスが、ニューヨークのタクシー運転手の仕事に就き、映像は夜のニューヨークの舞台から始まる。
その様々な色彩のネオンサイン、暗く汚れた道路、派手な装飾を施したビルディング、そして自由気儘に生きる夜の群衆を捉え、トラヴィスに何かを起こさせようとする。そう感じさせるくらい、このニューヨークの夜の映像とトラヴィスの孤独が見事に対比されていた。
そして起承転結何が起こるかワクワクするなか、大統領候補の選挙運動員のベッツィー(シビル・シェパード)に惹かれ、全く紳士的ではない粗野で強引な接近を試み、半ば強制的に交際を始めるところも面白い。その二人のデートにポルノ映画館を選ぶところで、このトラヴィスという男の女性に対する無知を明確に描写しているところも人間味があって面白い。
トラヴィスの生い立ちや戦争で何があったのか、そして何故ニューヨークに住むのかの説明なしでスパッと入って来た未知と謎の魅力で展開が楽しめる。これも確かに映画的で素敵でした。(40代女性)

ベトナム戦争帰還兵の孤独と狂気

ベトナム戦争帰りの元海兵隊員と称する青年を演じるロバート・デ・ニーロ
彼がどんな人物なのか素性が全く分からない。主人公は都会の中での孤独から、どんどん偏った方向に思い詰めていく。
人が狂人になっていくさまが描かれ、とても興味深い。
都会での狂気と混乱を描き、その後の様々な映画に影響を与えた、マーティン・スコセッシ監督の傑作人間ドラマ。(40代男性)

「アンタッチャブル」のアル・カポネ

アンタッチャブル

《あらすじ》
禁酒法下のシカゴを舞台に展開する財務省特別捜査官エリオット・ネス率いるチーム“アンタッチャブル”と暗黒街の帝王アル・カポネの戦いを描く

それまで触れられなかった悪を掴む正義の男たちの物語

アメリカの禁酒法時代に酒の密輸で巨額の富を得ていたギャングのトップ。多くの富豪たちを従え、自分に逆らうものは躊躇なく殺す。晩さん会の来客の一言が気に障ったカポネが笑みを浮かべたままバットで客の頭を叩き潰すシーンはおぞましかった。カポネを逮捕するべくケビンコスナー扮するエリオット・ネスたちが奮闘する物語。どの場面も音楽も美しく、最後まで一気見したくなる作品だ。(50代女性)

ギャングに立ち向かう男たちの熱い友情

ギャングのボスということで悪事を働く上ではかなりカリスマ性のある役でした。禁酒法時代に禁止された酒の密輸、密造を正義の目を盗んで行う狡猾な悪の魅力を出していました。弁舌さわやかにパーティーを盛り上げるとおもいきや、急にバットで客を滅多打ちにするなど狂人めいた恐怖の芝居もしっかりおこなっていました。彼が最も怖く見える作品だったと思います。そのスリルが映画の面白みになっていました。(30代男性)

「レナードの朝」のレナード・ロウ

レナードの朝
《あらすじ》を見る

1969年、難病患者に起きたひと夏の奇跡

実話をもとに、治療不可能の病を患い、寝たきりとなった重症患者・レナードと、その難病に挑む医師との交流を描いた物語。
医師の懸命な治療のもと奇跡的に症状が回復したレナードは、自力歩行も意思の疎通も可能となります。
しかし30年間も寝たきりとなっていたので、世間とのギャップに戸惑います。そして、いつまでも続く入院生活にウンザリして、普通の人々と同じように外に出て恋愛もしたいと望むようになっていくのです。
そんな複雑なレナードの心境をロバート・デ・ニーロは実に丁寧に演じています。本当に患者に見えるくらいの素晴らしい演技でした。(30代女性)

「ミッドナイト・ラン」のジャック・ウォルシュ

ミッドナイトラン

《あらすじ》
賞金稼ぎが逃亡犯と運命をともにするハメに! 最後に彼が選ぶのは、10万ドル? それとも友情?

どんでん返しを上手くまとめた最高の一作

ケチな賞金稼ぎに成り下がってるジャックが大口の犯人を捕まえてこいと依頼されるんだけどその男マデューカスは自分の辛い過去と関係のある男だった。
マデューカスの住むニューヨークからロスへ連れて行けば済む簡単な依頼だったがマデューカスは大の飛行機嫌い。
そこにマデューカスの賞金を狙うもう一人の男とマデューカスを亡き者にしたいマフィアとさらにそのマフィアを追うFBIの命も懸けたでもどこかコミカルな追いかけっこ。
取材嫌いのデ・ニーロが珍しくインタビューに出てPRしまくった珍しい一作(40代男性)

「カジノ」のサム・ロススティーン

カジノ
《あらすじ》を見る

緊張感も伝わる天才賭博師

主人公は実際の人がモデルとなっているので尚更興味深く観ることができましたし、とにかく天才と言える役柄で演じるのも難しいキャラクターだと感じましたが、それを全く違和感もなく見事に演じられていました。また、観ていてもこちらにまで伝わってくるような緊張感のある雰囲気は抜群でしたし、戦略が凄くてとても圧倒された作品です。(30代男性)

「マフィア」関連の映画

「レイジング・ブル」のジェイク・ラモッタ

レイジング・ブル

《あらすじ》
プロ・ボクシング元ミドル級チャンピオンで、“ブロンクスの怒れる雄牛(レイジング・ブル)"の異名をとったジェイク・ラモッタ。スラム街から這い上がり、不屈の闘魂で王座に君臨した栄光と破滅の半生とは……?

1人のプロボクサーの半生の物語

ジェイク・ラモッタはデビュー以来無敗を誇る「ブロンクスの猛牛」と呼ばれる無敗のボクサー。しかし、相手有利の判定で初めて敗北し、大荒れします。とにかくスコセッシ監督の暴力表現が凄まじく、デ・ニーロはミドル級ボクサーのチャンピオンを演じるため徹底した肉体作りにより迫力あるボクサーの役を演じることに成功しています。(40代女性)

「レイジング・ブル」の関連テーマ

「ヒート」のニール・マッコーリー

ヒート

男同士の本当の一騎打ち

アル・パチーノとロバート・デニーロの二大巨頭が共演するサスペンス映画です。
かなり頭の切れる犯罪集団のリーダー的存在のデニーロ演じるニールを長年のキャリアと駆け引きで追い詰めるパチーノ演じるヴィンセント。捜査を進めていくにつれお互いがどこか同じものを抱え込んでいるとわずかに心を通わせたりもするが、最後には逃れようのない宿命が。
レストランでの2人だけの会話のシーンは映画史に残る名シーンなので必見です。(30代男性)

「ヒート」の関連テーマ

「恋におちて」のフランク・ラフティス

恋におちて
《あらすじ》を見る

Falling in Love 大人のラブロマンス

妻子持ちの建築技師のフランクと、主婦モリ―(メリル・ストリープ)が、クリスマスイブのニューヨークの書店出入口ですれ違いざまにふつかり、お互いの落とした手荷物(本)が誤って入れ替わる。そして、その3か月後に街中で偶然に再開して、落とした本の話題そこそこに話が展開していくラブストーリー。

お互い家庭を持つ男女なのだが、相手にときめき感を抱いてしまう不倫ストーリーで、かと言ってどろどろとしたの肉食系の男女の不倫話ではない。どこでも日常起こり得そうな不倫の展開になぜか親近感のようなものを覚える。不倫話とは言え、二人の最後のシーンは、心に何か突き刺さるようなものを感じたのは自分だけではないであろう。(50代男性)

「コップランド」のモー・ティルディン

コップランド
《あらすじ》を見る

逃げない男の逞しさと渋さ

警察の街という閉鎖的な場所で巻き起こる悪だくみを働く者、事件の解決をしようとする者、外から内部調査に入ってくる者、それぞれの人物の感情がしっかりと伝わってくるのが良かったです。
冴えない警官フレディをシルベスター・スタローンが演じていたのが意外でした。その脇を固めるのがロバート・デ・ニーロで、内部調査の監察官モーを渋く演じていました。ベテラン感が良く出ていて、よそ者だからか思う様に悪い奴らの調査ができずにイラつく気持ちが共感できました。
フレディとモーが街の事で言い合うベテラン俳優二人のシーンは、ワクワクしました。後半、腐った街の真実にフレディがしっかりと向き合って行くのが素晴らしかったです。

「ザ・ファン」のギル・レナード

ザ・ファン
《あらすじ》を見る

野球ファンが行き過ぎた行動を起こす作品

ザ・ファンでは公私ともに順調とは言い難い男性が、唯一夢中になれる野球で、自分がお気に入りの選手ボビーレイバーンに過度な期待を持つ、異常性格の男性の役をデ・二ーロは演じていました。
この作品の中では、自分の思い込みが、やがて取り返しのつかない結果になる事を冷静に判断できない男性の怖さを実にうまく表現していたと感じました。
あれだけ演技の中で一歩踏み外した男性の怖さを表現した映画はなかなかないと感じました。(50代男性)

「ダーティ・グランパ」のディック・ケリー

ダーティ・グランパ
《あらすじ》を見る

祖父と孫のおバカ旅行

この映画は、ザックエフロン演じる主人公と、ロバート・デ・ニーロ演じるディックが、ディックの妻の葬式のため、フロリダに旅に出るストーリ。
ディックは自由奔放な性格で、めちゃくちゃです。
旅の道中や、フロリダのビーチで酔っ払らったり、若い女性と関係をもとうとする場面が多く出てくるコメディ映画です。
この度を通して、ディックは主人公に自由に人生を生きてほしいと伝える事が目的です。

「ゴッド・ファーザーPART2」のヴィトー・コルレオーネ

ゴッド・ファーザーPART2

《あらすじ》
シチリア島で生まれ育ったビトー・コルレオーネが1910年代にニューヨークでのし上がっていく様と、1950年代に息子のマイケル・コルレオーネがファミリーのビジネスを拡大していく様を追う。時代を超えた壮大なストーリー。

若きドン・マイケル・コルレオーネファミリーの繁栄と苦悩

ロバート・デ・ニーロはゴッドファーザーⅠでマーロン・ブランドが演じたヴィトー・コルレオーネの若き時代を演じています。頭は切れるが冷たさが感じられるマイケル・コルレオーネ(アルパチーノ)と、昔ながらの人情が感じられるような任侠道でファミリーを大きくしていくヴィトー・コルレオーネとの対比が素晴らしいマフィア映画の傑作です。

映画