小学生高学年の子供におすすめのアニメ映画

小学生の高学年の子供に見てもらいたいアニメ映画を集めてみました。
低学年のうちは子供向けのアニメしか見なかったお子様たちも高学年になるにつれ、大人が見るような映画も見始める頃。そんな小学生高学年の子供たちに見てもらいたいアニメです。
親と一緒に見て、少し難しいところはご両親が説明してあげることで、理解も深まっていくことでしょう。
すずめの戸締り

九州で暮らす17歳の岩戸鈴芽(すずめ)は、扉を探しているという旅の青年・宗像草太と出会う。彼の後を追って山中の廃墟にたどり着いたすずめは、そこだけ崩壊から取り残されたかのようにたたずむ古びた扉を見つけ、引き寄せられるようにその扉に手を伸ばす。やがて、日本各地で次々と扉が開き始める。扉の向こう側からは災いがやって来るため、すずめは扉を閉める「戸締りの旅」に出ることに。数々の驚きや困難に見舞われながらも前へと進み続けるすずめだったが……。
天災に立ち向かう女の子の物語
作品名からは物語の展開が思いつかない内容でした。様々な地方に行きその風景や食べ物も出てくるので、授業で日本地理について勉強した子供には大変興味をもったようでした。
また地震に関する内容も出てきます。特にラストには東日本大震災の内容が出てきます。当時テレビでその光景を目の当たりにした自分と、丁度生まれてすぐの小学校高学年の子供。映画が終わってからもその風景や、主人公が話した言葉の意味、主人公の境遇について説明しました。子供も興味をもってその話を聞いてくれました。綺麗な映像とその場面にあった歌と音楽。素晴らしい映画です。(40代女性)
BORUTO NARUTO THE MOVIE

<あらすじ>
七代目火影・ナルトの子にして忍の才能を持つボルトは、多忙が故に家族と過ごせない父親を忌み嫌っていた。ボルトは父親を超えるべく、サスケに弟子入りを懇願。サスケはある条件付きで師匠となることを約束する。そして新たな忍を育てる「中忍選抜試験」が開催されようとしていたその時、姿を現したのは…。製作総指揮・岸本斉史が「これ以上のものは描けない」と断言するシリーズ最高傑作が今、放たれる!
親父の背中を見て子供は成長する
大人気漫画ナルトの息子のボルトの話です。現代は便利な物に溢れています。スマートフォンやパソコンなど様々なものは使い方を間違えなければとても有効なものです。しかし、使い方を誤ってしまっては、便利なものも犯罪の道具となってしまいます。便利なものに頼ることも決して間違いではないが、自分の力でスキルを磨き、成長することの大切さをこの映画から学びました。また、ナルトとボルトの親子の絆を感じ、とても感動する映画でした。(20代男性)
THE FIRST SLAM DUNK

1990年から96年まで「週刊少年ジャンプ」で連載され、現在に至るまで絶大な人気を誇る名作バスケットボール漫画「SLAM DUNK」を新たにアニメーション映画化。原作者の井上雄彦が監督・脚本を手がけ、高校バスケ部を舞台に選手たちの成長を描き出す。
ザ・青春スポーツの熱い物語
これから中学に上がり、部活を始めようと思っている子達にいい刺激を与えてくれるアニメ映画だと思いました。
スラムダンク世代の私達はもちろん、初見の小6の息子も凄くかっこよくて面白かったというくらいの完成度の高い映画でした。
まるで試合を見ているかのような臨場感はたまりませんでした。これを観たらバスケをしたい!と思う子達も増えるかもしれません。それくらいかっこいい熱い試合が観れる青春映画でした。(40代女性)
ジョゼと虎と魚たち

趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きるジョゼ。幼いころから車椅子の彼女は、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになったところを、大学生の恒夫に助けられる。海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れをいつかその目で見るという夢を追いかけながら、バイトに明け暮れる勤労学生。そんな恒夫にジョゼとふたりで暮らす祖母・チヅは、あるバイトを持ち掛ける。それはジョゼの注文を聞いて、彼女の相手をすること。しかしひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、恒夫もジョゼに我慢することなく真っすぐにぶつかっていく。そんな中で見え隠れするそれぞれの心の内と、縮まっていくふたりの心の距離。その触れ合いの中で、ジョゼは意を決して夢見ていた外の世界へ恒夫と共に飛び出すことを決めるが……。
否定していた可能性の解放
ヒロインのジョゼは下半身不随で車椅子の女の子なのだが、その障害を理由に保護者であるおばあちゃんから行動を制限されていてなかなか好きに外に出れない。そういった描写がリアルで、更にそういう扱いをされると自分自身もできないと思い込んでどんどん自分を否定しまう描写が描かれていて、こういう部分は言葉遣いや自分の言葉の影響を考える上で良い作品だと思う。(20代男性)
ペンギン・ハイウェイ

小学四年生のアオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録している男の子。利口な上、毎日努力を怠らず勉強するので、「きっと将来は偉い人間になるだろう」と自分でも思っている。そんなアオヤマ君にとって、何より興味深いのは、通っている歯科医院の“お姉さん”。気さくで胸が大きくて、自由奔放でどこかミステリアス。アオヤマ君は、日々、お姉さんをめぐる研究も真面目に続けていた。夏休みを翌月に控えたある日、アオヤマ君の住む郊外の街にペンギンが出現する。街の人たちが騒然とする中、海のない住宅地に突如現れ、そして消えたペンギンたちは、いったいどこから来てどこへ行ったのか・・・。 少し不思議で、一生忘れない、あの夏が始まる。
男の子とお姉さんのひと夏の思い出
研究熱心な小学生の男の子が主人公です。
なんにでも疑問を持つ年頃で、自分で「なぜ、どうして」を解き明かしていく物語です。途中で年上のお姉さんが登場しますが、男の子との甘酸っぱい恋愛にも注目です。この作品は大人の私でも面白く、もう3回ほど見ています。
なかなか見られないテーマの作品だと思うので、是非見ていない方は見て欲しいです。(20代女性)
パラノーマン ブライス・ホローの謎

<あらすじ>
少年ノーマンは死者と会話が出来る特別な能力の持ち主。そしてその能力を使って古い呪いから彼の町を救う使命が彼に舞い落ちる。恐ろしいゾンビや謎の幽霊、あくどい魔女、そして最も手強い相手となる無知な大人たちと立ち向かい、予想以上の能力を発揮して活躍するノーマン。スリルとおかしさ満載の不思議な冒険の物語は、家族全員で手に汗を握りながら楽しめるストップポーションのアニメーションだ。
勇気と個性の大切さを学べる冒険物語
霊と交信できることで学校でいじめられたり、家族からも疎まれている11歳のノーマン君が主人公です。
いつもは弱気なノーマンが自身の力を使って悪霊を収めるストーリーに、差別することの愚かさや、個性を大事にすることの重要性が伝わってきます。ノーマンと同様に差別に苦しんだ少女、一方でいじめられていてもその対処法をわきまえている同級生も登場し、人は十人十色なのだとも感じられるのです。主人公と同じ年代の子供にこそ響く内容ではないでしょうか。
幽霊も登場するので映像にはスリルがあります。低学年だとおののいてしまいそうですが、高学年ならば”ちょっと怖い”と興味をそそられるのでは。その辺りもまた思春期にさしかかる子供にぴったりではないかと感じています。冒険ものとしても見ごたえがありますよ!(40代女性)
映画「聲の形」

<あらすじ>
“退屈すること”を何よりも嫌う少年、石田将也。ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女、西宮硝子に無邪気な好奇心を持つ。彼女が来たことを期に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。やがて五年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。“ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子のもとを訪れる。これはひとりの少年が、少女を、周りの人たちを、そして自分を受け入れようとする物語……。
人間の心の強さと弱さ
生まれつき障害を抱えている子や、嫌なことをされた時に相手がどう感じるかなど、心に負ってしまった傷は治るのにすごく時間がかかるんだよという精神的な部分の勉強にもなるかなと思いました。
この作品はそういう部分に触れているため、学校でのいじめや差別、人間関係など色々考えさせられる部分が多かったので選びました。(30代女性)
サカサマのパテマ

かつて、大異変が人類を襲った。そして、時は流れ…。夜明け直前の‘空’を見上げる少年、エイジ。彼の住むアイガでは、「かつて、多くの罪びとが空に落ちた」と‘空’を忌み嫌う世界であった。そこに、突然現れた‘サカサマの少女’。彼女は、必死にフェンスにしがみつき、今にも‘空’に落ちそうである。彼女の名まえはパテマ。地下世界から降ってきた。エイジが彼女を助けようと手を握った時、彼女に引っ張られるように二人は空へ飛び出した。恐怖に慄くパテマと、想像を超える体験に驚愕するエイジ。この奇妙な出会いこそ、封じられた<真逆の世界>の謎を解く、禁断の事件であった。その頃、アイガの君主イザムラの元には、「サカサマ人」があらわれたとの報告が届く。イザムラは、治安警察のジャクに捜索を命じるのだった…。
二つの世界の勇気と友情
主人公ははじめに出てくる女の子だけじゃなくて、後から出てくる男の子も主人公です。
少数の仲間たちと暮らす、見た目が10歳くらいの女の子パテマは新しいものが大好きなようでおじさんがくれた写真を眺めていました。きっかけがあって地面から墜落してしまうのですが、まるで別世界にたどり着くのです。そこで第二の主人公の男の子と出会います。
そこからが本当の意味で上は下への展開で見ていると自分まで空に浮かんでしまいそうな気持ちにさせられます。勇気やミステリーもありとても楽しめる作品だと思います。(30代女性)
ドラえもん のび太とブリキの迷宮

<あらすじ>
のび太の家に届けられたトランクから、不思議な門が飛び出した。門をくぐると、そこは、スキーと海水浴がいっぺんにできる、とってもすてきなブリキンホテル。ところが、ドラえもんが、ブリキの兵隊に捕まって、連れ去られてしまった。さらに、ホテルの地下には、恐ろしい大迷宮の入り口が・・・。のび太たちは、ドラえもんを救うため、チャモチャ星に旅立つ。
他者依存から脱却し、自立する物語
子供の時、修学旅行のバスの中で見てすごく印象に残った為、この作品を挙げます。
おすすめしたい点は「他者に依存してばかりいるとそのうち何も出来ない人になってしまう」という事をわかりやすく教えてくれる点であると思います。
ドラえもん映画というと、シリーズ物の映画だからと甘く見ていると痛い目に遭います。この映画のゲストキャラはロボットに依存しきった結果、体を動かす事すら出来ない弱い存在です。
しかもドラえもんは敵キャラに最初の内に捕らえられてしまい、ドラえもん無しで冒険を強いられる事になります。この中でのび太たち登場人物は自分たちだけの力で行動していきます。
この光景が、私として非常に印象的に残り、他者への依存は恐ろしい物だという事を植え付ける事につながりました。
後、この作品のキーポイントである大迷宮も強烈なインパクトがあり、見る物を圧倒させます(興味ある人は是非見て下さい)
もちろんドラえもん映画らしい楽しさもふんだんに盛り込まれており、スキーと海水浴が一緒に楽しめるといった夢も一杯詰め込まれています。とても面白い作品なので是非見て頂きたいと思います。(30代男性)
ドラえもん のび太の海底鬼岩城

<あらすじ>
のび太たちは、ドラえもんの提案で、太平洋の海底でキャンプをすることになった。テキオー灯を使えば、海の中でも陸上と同じように過ごせるし、真っ暗なはずの海底でも明るく見えるんだ。水中バギーに乗って、いざ出発。大海底には、大きな山脈もあるし、まるで山にキャンプにきたような気分に浸るのび太たちだったが・・・。
バギーちゃんの勇敢な行動に拍手
小学校高学年の子どもにおすすめする理由としてのび太、しずちゃん、ジャイアン、スネオなど映画に登場してくる人物は小学校高学年が多いからです。
また、この映画の主人公ともいえるバギーちゃんとドラえもんたちのやり取りを最後まで見ていると、しずかちゃんのバギーちゃんに対する優しさがすごく伝わってくる映画で、小学校低学年よりも高学年の方が理解しやすいような気がします。
小学校高学年の子どもには是非、見ていただきたい映画です。(40代男性)
「ドラえもん」関連のテーマ
心が叫びたがってるんだ。

<あらすじ>
幼い頃、何気なく発した言葉によって、家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順。そして突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。それ以来トラウマを抱え、心も閉ざし、唯一のコミュニケーション手段は、携帯メールのみとなってしまった。高校2年生になった順はある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命され…。
言葉には人を変えてしまう力がある
言葉は時には人を傷つける凶器にも、上手く使えば心を癒やす薬にもなるって事が伝わるストーリーで、特に言葉によって深く傷つけられた人に感情の焦点があっているので、これから中学生という思春期真っ只中に突入する高学年の子には、是非ともこの作品を見て、人を傷つけるような人間ではなく、手を差し伸べられる人間になって欲しいです。(30代女性)
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ルパン三世 カリオストロの城

<あらすじ>
盗み出した大金が偽札と気づいたルパンと次元は、偽のゴート札の秘密を探るため、カリオストロ公国へやって来た。そして謎の男たちに追われていた少女クラリスを助けるのだが……
天下の大泥棒の粋な物語
大人であっても楽しめる作品であるが、少し大人ぶったところが出て来る小学校高学年でも十分堪能できる映画であると思います。天下の大泥棒ルパン三世が一体何が目的で、何を盗んだのか、それがテーマの一つでもあるでしょう。ハラハラするような展開に人としての心のあり様を感じることもでき、多角的な視点を学べるかもしれません。(50代男性)