【邦画編】おすすめの人気SF映画15選

日本のSF映画のおすすめ傑作作品を集めてみました。
実写SF映画は制作費がかかるので海外洋画のようなド派手な作品は少ないかもしれませんが、邦画ならではのドラマに満ちた傑作日本SF映画をご紹介します。
寄生獣

世界にマンガを知らしめた伝説の大傑作が、ついに映画化。人間に寄生し、擬態し、捕食する新種の寄生生物「パラサイト」が出現。高校生・泉新一は、ある日右手をパラサイトに喰われ、寄生されてしまう。そのパラサイトはミギーと名乗り、急速に人間の文化や言語を習得していった。奇妙な共同生活をスタートした彼らだったが、街中に潜み人間を喰らうパラサイトたちが日常を侵食するにつれ、過酷な戦いに身を投じる事になるのだった。
人類を喰らう寄生生物と、右手だけ寄生された高校生の壮絶なバトル
ある日、知能を持った謎の寄生生物が地球に降り立つ。彼らは人の脳に侵入して身体を乗っ取り、人間を喰い殺しながら人知れず数を増やしていった。
そんな中、平凡な男子高校生・新一の身体に1匹の寄生生物が侵入を試みる。新一の機転で脳を乗っ取ることに失敗した寄生生物は、”ミギー”と名乗り新一の右腕に居続けることとなる。ミギーから寄生生物が地球に侵略している事実を聞いた新一は、大切な人たちを守るため、寄生生物と戦うことを決意する。
CG技術のクオリティがとても高く、寄生生物たちの存在にリアリティがありました。実際あんな化け物に出くわしたら、悲鳴を上げるまでもなく捕食されるんだろうなと思ってしまいます。新一とミギーの掛け合いに和みつつも、寄生生物の立場から発せられるミギーの哲学的な問い掛けに、人間としてハッとさせられました。続編と共にセットで見たいSF大作です。(30代女性)
サマータイムマシーン・ブルース

「交渉人 真下正義」の本広克行監督が惚れこんだ京都の劇団『ヨーロッパ企画』の芝居『サマータイムマシン・ブルース2003』を、自ら初プロデュースも手がけ映画化。タイムマシンを巡って思いがけない事態に巻き込まれる学生たちの姿を描く青春コメディ。
熱い夏の日の若者たちの時間を超えた冒険物語
未来人の乗って来たタイムマシーンを使って大学のSF研究会の面々が、過去に行ったり未来に行ったりするのがハチャメチャで楽しく観れました。そのタイムリープの構図が意外としっかりしていて、後で伏線回収ができる所が面白かったです。しかし彼らの目的が、壊してしまったクーラーのリモコンを取り戻したいという全然貪欲ではないところが可愛かったです。(50代女性)
20世紀少年

高度経済成長期、地球滅亡を企む悪の組織に立ち向かう正義のヒーローを夢見て、少年ケンヂと仲間たちが作った“よげんの書”。それから30年後、大人になったケンヂの周りで次々に不可解な事件が起こる。そして世界各国では、謎の伝染病による大量死が相次ぐ。 実は、これらの事件はすべて、30年前の“よげんの書”のシナリオ通りに実行されていた!ケンヂは滅亡の一途を辿る地球を救えるのか?そして数々の出来事に必ず絡んでくる謎の男、“ともだち”の正体とは・・・?
少年少女時代の思い出と現在が交差する物語
浦沢直樹さんの漫画を原作とし、3部作構成で公開された映画作品です。
主人公たちが子供の頃に作った空想の話が、大人になってから実際に起こってしまうストーリーです。
原作者も脚本作りに参加していたり、唐沢寿明さんをはじめとした俳優陣が映画を盛り上げています。
ミステリー要素もあるので、確認も含めて繰り返し見てしまいます。そして、T.Rexの楽曲である映画主題歌が、作品の雰囲気ととても合っています。(30代女性)
テルマエ・ロマエ

時は古代ローマ、アイデアが行き詰まり失業した浴場設計技師のルシウス(阿部寛)は、友人に誘われた公衆浴場でタイムスリップしてしまう。たどり着いた場所は、何と現代日本の銭湯!? そこで出会ったのは真美(上戸彩)ら“平たい顔族=日本人”。彼らの風呂文化に驚愕したルシウスが、その文化をローマに持ち帰り再現すると、たちまち評判になるが、次第にローマ帝国の運命に深くかかわることに…
テルマエ(公衆浴場)設計師の古代ローマ人が現代の日本にタイムスリップ!
古代ローマ帝国の浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、テルマエ(公衆浴場)の斬新な発想が思い浮かばず、湯船の中で頭を抱えていた。すると突然現代の日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。日本の洗練された風呂文化に触れ、すっかり感銘を受けたルシウスは、その技術をローマに持ち帰ると、たちまち人気設計技師となる。
ヤマザキマリ先生の人気コミックを実写化したコメディ映画です。
阿部寛さんが真面目な顔で日本の風呂文化を褒めれば褒めるほど笑える作品となっています。それと同時に、言われてみると銭湯って過ごしやすいように色々と工夫されているんだなあとスッカリ感心させられました。それにしても、顔の濃い俳優を集めて古代ローマ人役にするなんて、おふざけのような発想を実現させてくれた製作陣に大きな拍手を送りたいです。(30代女性)
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ゴジラ

原水爆実験の影響で、大戸島の伝説の怪獣ゴジラが復活し、東京に上陸。帝都は蹂躙され廃墟と化した。ゴジラ抹殺の手段はあるのか・・・。戦後の日本映画界に特撮怪獣映画というジャンルを築いた、記念すべきゴジラ映画第1作。核の恐怖を描いた、本多猪四郎の真摯な本編ドラマと、円谷英二のリアリズム溢れる特撮演出が絶妙のコンビネーションを見せ、「ゴジラ」の名を一躍世界に轟かせた傑作。
巨大怪獣ゴジラに挑む科学者たちの知恵
白黒映画でしたが、ゴジラの怖さを強調するには充分の映画です。恐怖の巨大怪獣であるゴジラが東京を破壊するシーンは、昭和時代の街並みが再現されていてリアルさを出していると感じました。どうすれば巨大怪獣を退治できるか人間の知恵が試されている点が作品のテーマでもあり、なかなか見ごたえがあるゴジラ映画の原点といえる記念すべき作品と感じます。(50代男性)
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シン・ゴジラ

自然災害を象徴であるゴジラと、それに立ち向かう人々を描いた映画
この映画で、まず印象的なのは、ゴジラがきわめて無慈悲なことです。
荒れ狂うゴジラの前では、善人も悪人も関係なく、蹴散らされ殺されていきます。
ここからすぐに「ああ、このゴジラは、自然災害そのものなんだ」と気づかされるのです。
日本では自然災害はとても身近にあります。ですから、映画のなかでゴジラの犠牲になる人々を見ても、とても他人事とは思えません。非常に共感するのです。そこが、この映画がヒットした理由のひとつだと私は思います。
もちろん、ゴジラに立ち向かう人々の雄々しさにも、大いに心を揺さぶられたことは、言うまでもありません。(60代男性)
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さよならジュピター

西暦2125年、地球にブラックホール衝突の危機が迫る!その時、大惨事を回避すべく人類がとった方法とは・・・。SF界の大御所・小松左京が自らの原作を脚本化、総監督も務めて製作にも関わったSFロマン大作。CGも駆使した特撮シーンが見もの。松任谷由実が主題歌を歌う。
日本の古典SF映画の名作
1984年に公開された古典的なSF映画です。
地球にブラックホールが迫っていることが判明し、それを阻止するために木星(ジュピター)を爆破する計画が始まりましたが、推進派と反対派、そして運命を粛々と受け入れようとする宗教団体やテロリストらが絡み合う群像劇としてまとめられています。
原作は小松左京さんの小説ですが、彼自身が総監督を務め、SF的な側面の考証はシビアなほどリアルにされており、当時のファンからは熱く支持されました。
宇宙船やコンピューターのデザイン、ファッションなど、バブルより少し前の日本の勢いを感じる映像に仕上がっており、とても見ごたえのある出来栄えです。今では渋いキャラクターで定評のある三浦友和さんがさわやかなイケメンの主人公本田英二を演じており、彼のラブストーリーが物語の軸になっています。
「ゴジラ」の芹沢博士、「ウルトラマン」の岩本博士を演じた平田昭彦さんも主要キャラとして登場しており、特撮ファンから絶賛されていました。(50代女性)
映画刀剣乱舞-継承-

西暦二二〇五年、歴史の改変を目論む歴史修正主義者によって、過去への攻撃が始まった。時の政府により歴史の守護役を命じられた審神者(さにわ)は、かつての刀剣を目覚めさせた。歴史修正主義者が送り込む、時間遡行軍と戦うために。人の形をとったそれらを、“刀剣男士”という。天正十年六月二日京・本能寺。明智光秀が織田信長を襲撃した“本能寺の変”に、歴史改変の魔の手が迫っていたー。
正義のために戦う刀剣男士
いろんな先入観がありましたが、観て本当に面白かった。歴史修正主義の連中との戦いに勝利するまでの過程がめちゃくちゃドキドキハラハラします。いくつもの誤解があったり、秀吉の裏切りがあったりと、目が離せませんでした。
泣けるのは、リーダーと本丸を守るために仲間が駆けつけてきた時でした。まさに人間は人を守るために生まれてきたというくだりは、本作のテーマなのでしょうか。刀剣男士はまさに正義なのでしょう。(60代男性)
戦国自衛隊

「歴史は俺たちに何をさせようとしているのか?」自衛隊の一個小隊が、大演習に参加するため、日本海沿岸の集合地点に向かっていた。 突然、巨大な光の渦とともに異変が起こり、彼らは群雄割拠の戦国時代にタイムスリップしてしまう。 近代兵器を装備した男たちは、天下統一の夢を追い求めるのだった。 挑むは無敵武田騎馬隊!
時空を超えた現代の侍
リメイク版も出ていると思いますが最初の作品の方をお勧めしたいと思います。やはり日本の誇るアクションスターの第一人者千葉真一さんの迫真の演技を是非見て欲しいです。
戦国武将や当時の城や装いも忠実に再現されていています。時代を超えた戦闘シーンも迫力満点の面白さです。個人的には邦画のSFの中では5本の指に入ると思います。(50代男性)
図書館戦争

正化31年、 あらゆるメディアを取り締まる法律「メディア良化法」が施行され30年が過ぎた日本。公序良俗を乱す表現を取り締まるために、武力も厭わぬ検閲が正当化されていた。そんな時代でも読書の自由を守るため、その検閲に対抗すべく生まれた図書館の自衛組織「図書隊」に笠原郁(榮倉奈々)が入隊する。高校時代に読みたい本と自分を助けてくれた図書隊員を“王子様”と憧れての入隊だった。ところが、担当教官の二等図書正・堂上篤(岡田准一)は事あるごとに厳しく指導をする鬼教官で、郁の憧れの王子様図書隊員のことも「あさはかで愚かな隊員だ」とバッサリ。激しく反発する郁だが、堂上は厳しく突き放しながらも絶妙のタイミングでフォローを入れつつ郁を育てる。そのツンデレ訓練のおかげか、郁は女性初の図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)に配属される。
登場人物の恋愛模様と身長差萌え
現実離れした設定。最初はその設定に違和感を感じ物語になかなか入り込めませんでしたが、魅力的な登場人物たちを見ていくうちに少しづつ引き込まれていきました。ほどよい重厚感にヒリヒリとする場面。戦闘シーンもあります。その間にちょくちょく入ってくる登場人物たちの恋愛模様がもうとにかくキュンキュンします。身長差にも萌えます。私は手の込んだ戦闘シーンよりちょくちょく入る恋愛模様が楽しみで観てました。(30代女性)
散歩する侵略者

数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海。夫・真治は会社を辞め、毎日散歩に出かけていく。一体何をしているのか…?その頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井は取材中、天野という謎の若者に出会い、二人は事件の鍵を握る女子高校生・立花あきらの行方を探し始める。やがて町は静かに不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」真治から衝撃の告白を受ける鳴海。当たり前の日常は、ある日突然終わりを告げる。
宇宙人が人間を侵略していく物語
色々な感情を感じる作品でした。怖さもあるし、悲しさや切なさもあるし、愛もあって。ただ人間が宇宙人に侵略されていくってだけではなくて、人間そのものについて考えさせられました。もし私だったら、どうなんだろうかと登場人物と自分を重ねてみたりして。なかなか今までに観たことのない作品だったので、純粋に面白かったです。(30代女性)
宇宙からのメッセージ

常に意欲的な活動を続けていた深作欣二監督によるSF超大作。はるか彼方の宇宙空間に繰りひろげられる限りない夢とロマンの物語。リアリズムを越えた幻想世界が自由奔放に描かれた子供から大人まですべての人が楽しめる愛と冒険のスペースファンタジー。原案には石ノ森章太郎、SF考証には野田昌宏とエキスパートが参加している。
未来を予言しているかのようなストーリーで観応えがある作品
1978年の映画ですが、この作品は日本にまだSF映画が浸透しておらず映像はお世辞にも質が高いとは言えません。しかしストーリーは良い意味で単調で分かりやすく面白い作品となっていて、1980年にはサターン賞の最優秀外国映画賞にノミネートされました。
監督は深作欣二さんで出演者は真田広之さんや千葉真一さん等が出演されていて日本のSF映画の先駆けとなった宇宙からのメッセージは本当にSF好きな私にとっては名作です。(40代男性)
ジュブナイル

子どもたちが未来から来たロボット、テトラと共に、異星人の侵略から地球を守るというSFファンタジー。監督は、これがデビュー作となるビジュアルエフェクト出身の山崎 貴。少年たちの友情と勇気、そして少女への憧れというジュブナイル(児童読み物)の普遍的なテーマに、タイムトラベルや町の電気屋さん=天才物理学者というSF映画の約束事も押さえたガッチリとした構成のエンターテイメント作品。
SF要素だけでなく、子どもたちの成長や冒険も楽しめる作品
ロボットやエイリアンなどのSFに欠かせない要素をしっかり教えつつ、少年達の成長も描いているので映像面でも物語面でも楽しめる作品となっていました。特にロボットのテトラがとても可愛らしく、マスコットキャラクターのような雰囲気があります。子どもたちの好奇心や冒険心が膨らんでいく感じに、見ているこちら側もワクワクできる作品です。(20代男性)
時をかける少女

「いつか、どこかで出逢うはずの彼に、出会ってしまった。」 土曜日の放課後。芳山和子は誰もいないはずの実験室で怪しい物音を聴く。中に入るとフラスコが倒れ、ラベンダーの香りが広がり、和子はそこで気を失ってしまう。その日から奇妙なデジャ・ビュに悩まされ始めた。授業も、地震や火事も、和子が前の日に経験したことばかり。言知れぬ不安に震える彼女を優しく支える深町一夫。彼は未来から来たタイムトラベラーだった!
時間を越えて展開する少女の青春ライフ
時間を巻き戻って少女の青春が展開するSF青春ドラマになっています。人物同士のかけあいに見る人間ドラマも見どころですが、映像作品として最も楽しめるのは美しい背景にあります。
古く良き尾道の街並みを見ることが目の癒やしとなります。伝統的な街並み、文化も見れることで学びになります。主演の原田知世さんの若くフレッシュな時代を見れるのも楽しめる要素です。(30代男性)
「時をかける少女」の関連テーマ
GANTZ

幼馴染の玄野と加藤は、線路上に転落した酔っ払いを助けようとして電車に轢かれてしまう。次の瞬間2人は見慣れぬマンションの一室にいた。そこには同じように“死んだはずの人々”が集められ、リビングの中央には“ガンツ”と呼ばれる謎の大きな黒い球が異様な存在感を誇っていた。出ることの許されないその部屋で、生き残るためのミッションを“ガンツ”から与えられる。それは“星人と戦い、殺すこと”。戦いの場へと転送された彼らは、何者かも分からぬ異形の星人と対峙する。戦いを終え部屋に戻ると“ガンツ”による採点が行われ、星人を倒し得点を重ね“100てん”になると、この世界から解放されるか、好きな人を生き返らせることができると知らされ元の世界に一時的に戻される。生と死を実感しながら、その不条理な世界での戦いは苛烈を極めていく-
地球を守るために異星人と戦う
二宮和也(嵐)と松山ケンイチを筆頭に皆で協力しながら星人を倒していくというストーリーです。出てくる星人がコミカルで「ぷっ」となってしまう場面も。
少しグロテスクなシーンもありますが、展開が早いのであまり気にはならないのかなと思いました。
衝撃のラストまで謎や疑問の多いストーリーですが、目が離せず手に汗握り応援している自分がいました。(40代女性)