【柔道・剣道・相撲】など武道がテーマの漫画13選

2022年6月30日

武道がテーマのおすすめマンガ

柔道や剣道、空手に相撲など、武道系のスポーツ漫画を集めてみました。

武道は格闘技ではありますが、武士道に由来する日本独自の伝統武術であり、「心・技・体」を鍛え、稽古を通して礼儀作法や人間形成の道を目指すもので、そこが普通の格闘技とは違うところですね。
そんな「武道」をテーマとしたおすすめの漫画13選。

あさひなぐ

作者:こざき亜衣

あさひなぐ
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薙刀という珍しいジャンルの王道スポ根漫画

薙刀部というあまりメジャーではない武道に興味をもたせてくれる、他にはないジャンルの武道漫画です。運動経験なしの女子高生が、個性の強い他の部員たちと時にはぶつかりながらも強くなっていくという王道のスポ根漫画ですが、自分にとっても未知の世界である薙刀がテーマなのでとても興味深く読めました。
薙刀ってかっこいい、習ってみたい、とついつい思っちゃう魅力があります。(50代女性)

運動音痴・ひ弱な主人公が奮闘するマイナー武道

マイナースポーツである薙刀をテーマにした作品で、学生時代に剣道をやっていたので武道をやる気持ちはわかるし、中々上達しないもどかしや練習の厳しさなど共感する部分が多く、学生時代の苦労が蘇ってくる作品。
特に主人公が体格もよくなく運動音痴という点はまさしく自分とあてはまり、その中で根性だけは誰にも負けない姿に憧れを感じた。同時に自分にももっと根性があればもっと学生時代は変わっていただろうなと思う。武道だからか部員も少ないなど妙にリアルな部分も共感を感じる。(30代男性)

帯をギュッとね!

作者:河合克敏

帯をギュッとね!

<あらすじ>
5人の中学生が、昇段試験で黒帯をとった。粉川巧、同じ北中の杉、南中の斉藤、それに東中の三溝と宮崎だ。かつてのライバル同士が、意外な形で再会したのは、高校の入学式。しかも同じクラス。でも、この浜名湖高校には、柔道部がなかった。そこで彼らは、柔道部を自分たちで創部する。全員一年生の新生・浜名湖高柔道部がスタート!!

柔道にかける青春、めざせ全国?

柔道部がない学校に柔道部を立ち上げ、インターハイを目指していく、柔道にかける青春ストーリーなんですが、とにかく笑える。そして面白い。
スポコンになりすぎず、しっかり柔道にのめりこんでいく様が見ていて感動です。出てくる技もリアリティがあって、この漫画で私は柔道について詳しくなりました。
今どきではない、爽やかな恋愛も交えられていて、とにかく爽やかなスポーツマンガが読みたい方にお勧めです。(40代女性)

等身大の高校柔道部を感じさせられる

高校柔道をテーマとした漫画ですが、いわゆる熱血スポ根的なものではありません。
かといってギャグや脱力系ということでもなく、適度な熱さでリアルな高校の部活動が描かれているのが特徴です。

主人公はスターとなるような特別な才能を持っているわけではなく、とは言えそれなりのセンスと実力も十分にあり、まさに地に足のついた成長で少しずつ頭角を現していきます。
そんな等身大の存在がリアルで、現実の高校柔道にも興味がわいてくる漫画です。(30代男性)

火ノ丸相撲

作者:川田

火ノ丸相撲

<あらすじ>
弱小の大太刀高校相撲部に現れた1年生、“小さき”少年・潮 火ノ丸! 「デカく」「重く」が絶対の競技に似合わぬ体格のこの新入部員、実はとんでもない過去が!? 頂点・横綱を目指す――ド白熱高校相撲、開幕!!

熱すぎる相撲の世界

体格的に明らかに不利だと思われる主人公の相撲愛に面食らいます。ある意味執着と言っても過言ではありません。凄まじい熱意を持って相撲に取り組んでいるため、壁にぶち当たる度に主人公のことを全力で応援したい気持ちにさせられるのが良かったです。また、主人公の成長の他、1度見たら忘れられそうにもない個性が光るキャラが多いのも魅力として挙げられます。(20代女性)

クロガネ

作者:池沢春人

クロガネ

《あらすじ》
運動神経ゼロの少年・黒鉄ヒロトは、ヒーローに憧れる高校一年生。剣道部の少女・ツバメから女剣士の幽霊の話を聞いた帰り道、何と噂の“刀条さゆり”の霊に襲われて…!?

剣道を通じて主人公の成長が痛感できる作品

このマンガの面白いところは、主人公が運動音痴という設定があるので、全くダメダメな状態から少しずつ成長していく過程が見られるところです。そして幽霊が出てきたり、結構ファンタジー要素を感じられるところも面白いです。剣道の試合のシーンでは、お互いが距離をはかりながら打ち合う緊張感が見事に表現されていました。(20代男性)

柔道部物語

作者:小林まこと

柔道部物語

<あらすじ>
俺は三五十五(さんご・じゅうご)。高校に入学したばかりで何も知らない俺は、先輩たちの甘い言葉に乗せられて柔道部に入ることにした。ところが、入部したとたん、先輩たちの態度が豹変。シゴキはあるわ、坊主頭にさせられるわ、もちろん女の子との交流会なんて真っ赤なウソ。でも、一度やると決めた柔道だ。強くなってみせるぞ――!! 

素人だった主人公の、コミカルで熱い成長物語

伝統的なしごきが横行する柔道部に、言葉巧みに入部させられた主人公・三五十五が、本気で柔道に取り組むようになるという物語で、素人だった彼が徐々に成長していく様が見所ですね。
迫力のある大ゴマでの技が決まるカットはまさに圧巻の一言。他にも、同じ部活のメンバーで、サボりの天才・「流しの名古屋」など、「こういう奴いるいる!」的な部活のあるあるネタなど、コミカルな描写も秀逸ですね。これを80年代にやっていた事がすごいです。(30代男性)

花マル伝

作者:いわしげ孝

花マル伝

<あらすじ>
桜ヶ丘中学に入学した主人公・花田徹丸(花マル)。あこがれの同級生永野が上級生にからまれるが何もできない。同じクラスの木元旭が上級生を柔道技で投げ飛ばすのをただ唖然と見ているだけだった。木元は運動神経抜群、成績優秀、おまけにハンサム。花マルはそんな木元を、自分の捜し求めていたライバルと思いこみ、彼の入部した柔道部に入る。桜ヶ丘中の柔道部は全国制覇を狙うほどの実力を持ち、柔道をやったことのない花マルには厳しい練習が待っていた。

柔道青春、柔道1本、柔道最高

中学生の青春柔道物語です。
好きな女の子を助けた同級生に憧れとライバル心を持ち、ひょんなことから柔道部に所属した花田徹丸。花マルとあだ名を付けられ、センスのある花マルは躍進していく。
3年生になると全国大会を目指しより1層力をつけていく。さて全国大会はどうなるのか?
花マルの頑張る姿を見ると自分の心が浄化されていくような感じになる。
漫画だが、気持ちが入り込み応援してしまう。(30代女性)

YAWARA!

作者:浦沢直樹

YAWARA!

<あらすじ>
日刊エブリースポーツ記者の松田は、ある日、ひったくり犯人を見事な巴投げで投げた少女を目撃する。彼女の名は猪熊柔。過去に全日本柔道選手権を五連覇した猪熊滋悟郎を祖父に持ち、卓越した柔道センスを身に付けた女子高生である。しかし、彼女の願いはあくまでも“普通の女の子”。そんな彼女に祖父・滋悟郎は、オリンピックでの金メダル、さらには国民栄誉賞を目指せというのだ

女の子が背負い投げをしてもいいじゃないか

可愛い女子高生活を送りたい柔(やわら)ちゃんがオリンピックを目指すようどんどん周りに押し上げられていきます。柔道は汗臭いと思っていたのですが、柔ちゃんのおかげで一気に身近なものになりました。
この勝負、柔ちゃん勝つの? それともわざと負けるの? 団体戦って、どうなるの? と、どのエピソードでもはらはらさせられました。ラストは涙。けれどまた手を伸ばして読み返しまう。読みだしたらエンドレスに読み続けてしまします。(50代女性)

ミラクルガール! YAWARA!

よくあるスポ根マンガだと、主人公には才能があってある程度強いけれど、そこにより強い強力なライバルが現れ、切磋琢磨して打ち勝つ、というのが王道スポ根マンガのパターンですが、「YAWARA!」の主人公の猪熊柔は、最初から彼女が最強であり、ライバルのほうが柔を追いかけるという逆の展開、そして主人公は柔道よりもオシャレやデートのほうに興味津々と、スポ根マンガらしくない主人公が非常に面白かったです。(50代男性)

「YAWARA!」の関連テーマ

空手小公子 小日向海流

作者:馬場康詩

空手小公子 小日向海流

<あらすじ>
怪物(マッチョ)だらけの学園に、“空手小公子”が拳を突く――!!
「スポーツ一流、偏差値四流」……いわゆるひとつのバカ学校、東京近郊の嶺南大学。イジメのせいでオリンピックの夢を絶たれたベイビーフェイスの体操競技者=小日向海流(こひなた・みのる)は、ケンカ空手の使い手=武藤竜二に惹かれたことから、なぜだか第二空手部に入部する!!
ハンパねぇ学園下克上のド真ん中!! あらゆる格闘技&武道を極めた、猛者(もさ)が出現!!
海流の“天才”が花開く、格闘コメディ一直線!!

格闘家へのサクセスストーリー

「空手小公子小日向海流」は2000年から2012まで「週刊マガジン」で連載されているマンガです。簡単なあらすじとしては主人公はひ弱ないじめられっこの大学生が空手部と出会い。心身ともに強くなっていくストーリーです。

最初は極真空手が舞台で様々な大会に出たりしますが、それから舞台は空手だけでおさまらず立ち技最強を決めるような大会KOSの舞台になります。私は「K-1」が好きなのでそれと重なってワクワクした気持ちになり、あっという間に読み切ってしまいました。
格闘技好きにはぜひ読んでほしい作品です。(20代男性)

史上最強の弟子ケンイチ

作者:松江名俊

史上最強の弟子ケンイチ
《あらすじ》を見る

色んな武道を極めた最強戦士育成の物語

弱虫でいじめられっ子だった少年ケンイチが、様々な格闘技の免許皆伝者が集まる寺に修行篭もりして強くなっていく物語です。一人の弟子に対し、異なる武術のプロの師匠が複数人つくことで最強の弟子が完成するという変わった武道ものになっているのが面白いです。主人公が街の不良の抗争の中に身を晒して危険の中で一層つよくなっていく点も面白かったです。

龍-RON-

作者:村上もとか

龍-RON-

<あらすじ>
押小路男爵家の長男・龍は、武道専門学校校長・内藤の教えに感銘を受け、武道専門学校「武専」に入学することになった。その登校初日の朝、乱暴者たちとケンカをしている龍を見ている男がいた。「武専」で顔合わせを済ませた龍の前に、そのときの男が現われ…。男は部専教授・内藤高治だった。
次第に戦争へと傾斜していく昭和初期の京都を舞台に、ひたすら剣の道を極めんとする男・龍の破天荒な生き方を描く!!

男の苦難を乗り越えていく様がすごい

主人公の龍が財閥の御曹司なのに剣道の道を選び、武道専門学校で先輩らの厳しい洗礼を受けながらも友情を育んだり、尊敬する先生とのやりとりもあり心を打ちます。一貫して龍の人間性が魅力的で、どんな状況でも人を大事にし信じられないほどの苦労を乗り越えて行く様が心に響きました。
前半は武道色が強いのですが、段々と歴史の流れに翻弄させられたり、悲恋や妻となる人との出来事も面白く、スケールの大きな物語にのめり込んで読めました。何度読んでも惹きこまれる漫画です。(50代女性)

新・コータローまかりとおる! 柔道編

作者:蛭田達也

新・コータローまかりとおる! 柔道編

<あらすじ>
柔(やわら)の道に挑戦状!! あの功太郎が今度は何をやらかすのォ!? 痛快学園ドタバタアクションギャグ格闘技ロマン(なんじゃこりゃ?)待望の新章“柔道編”スタート!! 留年してしまった、功太郎、麻由美たちにも春は来る……! 新たに柔道娘の三船久三や西郷三四郎らが登場し、入学シーズンの鶴ヶ峰学園は柔道をめぐり早くも波乱のきざしでいっぱい~!?

昭和の人気漫画ヒーロー、コータローが柔道に挑戦!

昭和の週刊少年マガジンに連載されていて、よい意味で20世紀の少年漫画っぽさ満載です。
主人公コータローは、両親とも空手家で運動神経バツグン。
学園格闘ドタバタ漫画として1983年に連載スタートされましたが、平成になって柔道編が開始されました。
作者の体調不良によって「コータローまかりとおる!」というシリーズ自体は、作品名を2度変えた後、連載がストップしていて再開が望まれています。ですが、柔道漫画としてなら、この柔道編を読めば話にちゃんと決着がついていますので、おすすめします。(40代女性)

修羅の門

作者:川原正敏

修羅の門

<あらすじ>
日本に古くから伝わり、底知れぬ破壊力をもつ幻の武術、陸奥圓明流(むつえんめいりゅう)の使い手・陸奥九十九(むつつくも)が現れた! 実戦空手道場・神武館(しんぶかん)をぶったおすため、九十九の荒技がさえる。段違いの迫力でせまる本格格闘技巨編、登場!!

男同士の熱い戦いと、友情の物語

最初はゆるめに話がスタートして、主人公ながら「本当に強いのかな?」と疑いたくなる感じですが、だんだん格闘シーンも真剣モードになっていく。が、ところどころで息抜きというか、主人公の人間らしい抜け感も表現しており、緩急がついて飽きが来ない展開になっている。20代の頃、友人に進められて単行本を買ったが、スマホアプリでまた観れるようになり、時間を忘れてハマってしまう気がする…。(40代男性)

六三四の剣

作者:村上もとか

六三四の剣

<あらすじ>
剣道家の両親の下に誕生した夏木六三四(むさし)は、生まれながらの剣道小僧。六三四という名前は、現代の剣豪になれと、両親から願いをこめて命名されたもの。岩手山に見守られる街・盛岡を舞台に日々、剣道に明け暮れる。その中で出会う仲間・ライバルたち…。超熱血剣道巨編!!待望の第1巻!!

岩手県を舞台に、剣道の鍛錬を描いた長編ドラマ

岩手県を舞台に主人公・夏木六三四の、幼少期から高校時代までの剣道中心の生活を描いた青春ドラマ。中学時代は省略されてますが、幼少期からの長いスパンで描かれてる物語なので、ライバルとの切磋琢磨や、親子関係/恋愛関係などの濃い人間ドラマが展開されます。
また当時の少年向けのスポ根マンガは、必殺技が出たりとかマンガ的展開になることが多かったですが、「六三四の剣」では、無茶な修行とか高校生で二刀流を使うとか現実的ではない個所は多少ありますが、必殺技を使ったりするようなマンガ的な展開になることはなく、正統派ともいえる剣道マンガです。
連載当時私は剣道部で、剣道マンガ自体が他にあまりないので、当時の剣道少年はみんな「六三四の剣」読んでましたね(笑)(50代男性)

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