今見ても面白い! 名作白黒洋画の傑作11選

名作白黒映画【洋画編】

今見ても色あせない面白さ、洋画の白黒(モノクロ)映画の名作を11作品ご紹介します。
現代映画のような派手なものは少ないですが、ならばこその人間の本質をついた、心に染みわたる作品も多く、白黒映画でしか味わえない面白さがあります。といって堅苦しいものばかりではなく、笑えるコメディ物もたくさんありますよ。
1度は見ておきたい名作ばかり。ゆったりと名作白黒映画を楽しんで見てはいかがでしょうか。

素晴らしき哉、人生!

素晴らしき哉、人生!

<あらすじ>
世界旅行という長年の夢をあきらめて、父の営む良心的な住宅ローン会社を継いだジョージは、ある陰謀で会社が窮地に追い込まれ、絶望の末に自殺しようとする。そこに現れた2級天使のクラレンスは、「ジョージがこの世にいなかったら」という架空の世界に連れていく…

翼のない天使がクリスマスの夜に人生に絶望した男を救う話

自分の望みより他人の幸せを優先して生きてきたジョージ(ジェームズ・ステュアート)。幼少期から何かと貧乏くじを引かされていた彼だったが、いつも頑張ってピンチを乗り越えてきた。
ところがクリスマスの日、到底解決できない人生最大のピンチが彼を襲う。
人生に絶望したジョージは、川に飛び込んで自殺を図ろうとするが、目の前で老人が先に飛び込んだため、その老人を助けるため自らも飛び降りることとなる。助けた老人は自分を天使と名乗り、ジョージの自殺を止めるために天からやってきた使者だと語るが─。

落ち込んで自己肯定感が低くなっている時に見て欲しい映画ナンバーワンです。「一人の人間の人生は、大勢の人生に影響を与えているんだよ」と言う天使の言葉が心に染み渡ります。要所要所でクスッとさせられつつ、何度見ても最後には号泣してしまう、アメリカの古き良き名作映画です。(30代女性)

街の灯

街の灯
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盲目の少女を助けるピュアな男の喜劇ストーリー

モノクロ、無声映画なのに、ストーリーがわかり最後には感動する作品です。喜劇王チャップリン主演映画なので、冒頭から面白い。登場シーンからすでに、喜劇が始まっています。盲目の女性を助けようとするチャップリンのメチャクチャな奮闘ぶりに、笑いながらも最後にはホロっと泣いてしまいます。途中ボクシングのシーンがありますが、チャップリンの鍛え上げた肉体にも注目です。(40代女性)

こころ洗われる男と女の物語

チャップリンの街の灯は、随分前に作られた作品だけど、モノクロでセリフ無しで、人々を感動させる映画はなかなかないと思う。喜劇であり、悲劇の要素や社会風刺の要素が入っている、奥深い内容で、人々を惹きつける、監督であり、俳優、面白く切ない演技のチャップリンはやはり、天才であると、あらためて思います。この殺伐とした時代だからこそ、オススメできる、素晴らしい映画です。(50代女性)

ペーパー・ムーン

ペーパー・ムーン

<あらすじ>
母親を亡くした少女アディを親戚の家まで送り届けることになった詐欺師のモーゼ。はじめは渋々引き受けたが、大人顔負けの聡明なアディを詐欺の相棒にして旅行を続けることになる。やがて2人の間に芽生えたものは・・・

詐欺師と少女が絆を深めていくロードムービー

聖書を売りつける詐欺師のモーゼは、ひょんなことから母親を交通事故で亡くした少女・アディと出会う。母親と恋人だった縁から、彼女を親戚の家まで送り届けることになるが─。
実の親子であるオニール家の父娘が共演した映画です。娘役のテイタムは、この映画でアカデミー賞助演女優賞を最年少で受賞し、未だにこの記録が破られていないことでも有名です。

そんなテイタム演じるアディは劇中でもとても聡明な女の子で、モーゼがいつも尻に敷かれている関係なのが微笑ましいです。アディの知恵により、モーゼの詐欺師としての腕がメキメキ上がっていくのもとても愉快でした。
また、アディがモーゼが実は自分の本当の父親なのでは?と疑いながら旅をしているのですが、題名が紙で作ったハリボテの月を意味する『ペーパー・ムーン』だったりするので、粋なタイトルだなあと思いました。原作小説は『アディ・プレイ』だったそうですが、監督の英断で変更して大正解だったと思います。とても心温まるロードムービーです。(30代女性)

キングコング

キングコング

絶海の孤島と大都会ニューヨークを舞台に巨大な怪獣キング・コングをめぐる騒動を描き、特撮映画の原点となった古典的名作。

昔ならではのアナログな特撮が楽しめる作品

CGなどが発達していなかった時代だからこそ、アナログで試行錯誤しながら特撮に挑戦している製作陣の努力が伝わってくる作品です。ストップモーションで動いているキングコングは、少しぎこちなさも感じられるけれどそれがまた味があって良いなと思いました。ただのモンスターパニック映画ではなく、ロマンスの要素も入ってくる意外な展開にも驚かされます。(20代男性)

史上最大の作戦

史上最大の作戦
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壮大なスケールの傑作戦争映画

第二次世界大戦末期に敢行された、「ノルマンディー上陸作戦」をテーマにした名作戦争映画です。
作戦決行前夜から、『プライベート・ライアン』の冒頭で有名になったオマハビーチ上陸までを、時系列に沿って描いています。

この映画の素晴らしいところは、視点の中立性です。
米・英・独・仏、各国のスタッフが参加しているだけあって、単なる悪役として描かれがちなドイツ軍人たちも、しっかりと感情を持った、血の通った人間として描写されています。
本編179分と長めの映画ですが、アクションシーンも多いので、退屈せずに見られると思います。(40代男性)

十二人の怒れる男

十二人の怒れる男
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ロジカルでありながらもエモーショナルな傑作ヒューマンドラマ

父親殺しの容疑で逮捕された少年の裁判に召集された12人の陪審員たちが、当初は少年に不利な証拠だけに依拠した先入観に基づくイージーな答申を繰り返しながらも、ヘンリーフォンダ扮する一人の陪審員の理論的な問題提起と考察によって少しづつ態度を変えてゆき、最後は全員一致で無罪という結論に集束してゆく様が、今の感覚で観ても非常にスリリング且つ見事で何度見てもしびれます。まさに健全そのものの全盛期のアメリカを具現化する密室ヒューマンストーリーの傑作と言える作品です。(50代男性)

独裁者

独裁者
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独裁者にそっくりな見た目のユダヤ人の床屋が公衆の面前で演説する話

三大喜劇王の一人であるチャップリン初のトーキー映画。
初っ端からコメディに全振りしていて、何度も声を出して笑ってしまいました。名作と聞くと堅苦しいのではないかと構えてしまいますが、基本的にずっと笑いながら見ていられます。
ヒトラーをとことんおちょくっている内容なので、当時の情勢でよくこんな映画を作れるなと思っていたら、やはり何度も脅迫されていた様です。文字通り命懸けで作った映画だったんですね。散々笑った後のラストの演説では、チャップリンの覚悟が感じられました。映画史に残る名シーンです。(30代女性)

お熱いのがお好き

お熱いのがお好き

J・レモン&T・カーティスの絶妙なコンビネーションが見事! ワイルダー監督が放つハリウッド屈指の傑作コメディ
マリリンのセクシーな歌声もたっぷり堪能!

女装した男性の恋のトラブル物語

禁酒法時代のアメリカが舞台で、マフィアに追われている男性二人が仕事をしながら逃げるため、女性だけの楽団に入ることになります。二人は女装して楽団に入ることができたのですが、一人はウクレレ奏者を好きになり、もう一人は大富豪の男性からプロポーズされてしまいます。
女装をテーマにした古典的な映画で、白黒ながらテンポが良く、本当は男性だということを打ち明けられない主人公の姿が滑稽です。(40代女性)

椿姫

椿姫

<あらすじ>
舞台は1847年のパリ。椿姫と呼ばれ豪奢な生活を送っていた娼婦マルグリット・ゴーチェは、お金持ちのバロンを紹介すると言われオペラ見物に出かける。そこでマルグリットはバロンと間違えてアルマン・デュバルを自分のところに呼び寄せてしまう…

白黒映画でも素敵なマルグリッド

私が見たことのある数少ない白黒映画ですが、まず映像の美しさに驚いた記憶があります。白黒だから映像はいまいちだろうと思っていましたが、夫人たちが身に付けているドレスや宝石がキラリと光ったり、柔らかい布の質感が伝わってきたり、白黒映画の映像美に感銘を受けました。
マルグリッドがパリでひとときの幸福な時間を過ごしている様子の穏やかさ、可愛らしさは白黒映画だからこそ伝わることもあるのかもしれないと思います。(20代女性)

ローマの休日

ローマの休日

<あらすじ>
ローマに滞在中の某小国の王女アンは公務に疲れ、ある夜自由を夢見て公邸から脱走する。アンを保護したのは新聞記者のジョー。彼はカメラマンの友人と共にスクープをものにしようとするが、二人の間には恋が芽生えて…。

王女様が身分が違う男に対して恋に落ちる瞬間

王女アンと新聞記者ジョーの恋愛物語である。アンは日頃から今の生活に不満を持っていており、宮殿を脱走した。一方、ジョーの方は新聞記者なのでスクープ記事がほしかった。そんな二人が偶然出会う。アンは最初普通の女の子が遊ぶことに楽しんでいたが、ジョーは最初スクープの為、アンを街に観光案内していたが、そんな二人はやがて恋に落ちてします。身分が違う男女が恋に落ちていく模様が見どころです。(40代女性)

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道

<あらすじ>
粗野な旅芸人ザンパノに、たった1万リラで売り飛ばされた娘ジェルソミーナ。町や村への巡業を続ける二人だが、自分勝手で女癖の悪いザンパノに嫌気がさしたジェルソミーナは彼の元を離れてしまう……。

まっすぐ懸命に生きた女性の物語

フェディリコフェリーニの「道」といえば、映画好きであれば名前は聞いたことはあると思います。
私も名前だけ知っていて、でも映画好きとしては一度は見なきゃなと思いつつ、なかなか機会がなくずっと見ないままでいたのですが、そんなことはもちろん知らない友人が、たまたま貸してくれたDVDがこの「道」でした。
感想としては、「見れてよかった」に尽きます。CGもなにもない白黒映画の時代に、最低限の登場人物と最低限の台詞だけで、こんなにも心に刺さる映画ができるんだなと感動しました。(40代女性)

人間の本質を描いた、色褪せない永遠の名作

1954年のイタリア映画。フェデリコ・フェリーニの代表作であり、イタリア映画の最高傑作とも呼ばれる名作。
旅芸人のザンパノと行動をともにする女性・ジェルソミーナの心の揺れ動きを描いた物語です。
貧しい家庭に生まれ育ったジェルソミーナは、粗暴な大道芸人・ザンパノに買われ、助手として旅をともにすることになる。ジェルソミーナは軽度の知的障害をもってるうえ、今まで働いたことがない。料理もできない、美人でもない。

私はこの世で何をしたらいいの?
私は何の役にも立たない女よ。

芸を少しずつ身につけるジェルソミーナ。ザンパノからどんな仕打ちを受けようと、ジェルソミーナは離れようとしません。それは愛というより、主人と奴隷の関係にも見えてきます。
離れたいと思う気持ちと離れられない葛藤。ジェルソミーナは揺れ動く。
どんな人でも何かの役には立っている。それに気づくことができなければ、本当に大切なものを失ってしまう。それを痛烈に気づかせてくれるラスト。だからこそ名作なんだろうなと思います。(40代男性)

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